駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第10試合・Sフェザー級5回戦/△吉田恭輔[福岡帝拳](判定0−1吉田勝者扱い)西永哲也[進光]▲

2Rに吉田がダウン1回。
公式採点は古田48-47(西永支持)、桑田47-47、岩崎47-47のマジョリティドロー。イーブンとした副審2氏が優勢点投票で吉田を支持したため、逆転で吉田が勝者扱いに。駒木の採点は「A」「B」いずれも47-47イーブン。3〜5Rで吉田が明確な優勢を築いた上に、5Rで西永がダウンとされてもおかしくないスリップダウンがあり、このラウンドは10-8吉田としてもおかしくない内容。故に優勢点投票で吉田が支持されたのは地元判定ではなく、正当な裁定と言って良いだろう。

第7試合・ミニマム級5回戦/△福原辰弥[本田フィットネス](判定1−0福原勝者扱い)霜尾順也[塚原京都]▲

公式判定は大藤48-47(福原支持)、桑田48-48、牧角48-48のマジョリティドロー。イーブンとした2名を含む優勢点投票により、多数の支持を受けた福原が勝者扱いとなった。駒木の採点は「A」48-47「B」49-48で霜尾優勢。しかし混沌とした情勢のラウンドが多く、1点差以内の決着ならどちらで勝ちになってもおかしくない内容だった。

第5試合・ウェルター級4回戦/▲西岡徹[スパンキーK](2R負傷ドロー・長島勝者扱い)長島謙吾[尼崎]△

西岡が1Rに圧倒的優勢の中で長島をロープダウン状態に追い込むも、苦し紛れにクリンチした長島からタックル気味に押し倒され、その際に右目上を切る負傷。この傷が2Rにパンチを浴びて悪化し、ドクターストップ。規定により長島の勝者扱いとなった。傷は確かにひどかったが、2R終了後に負傷判定を採用していれば、ドロー以上で西岡優勢の流れだったために後味の悪さが残った。長島のダウンを宣告しなかった場面も含めてレフェリングにミスの疑いが残る試合であったと付記しておく。

第4試合・Sライト級4回戦/●高橋甲[ビッグアーム](判定0−3)丸岡裕太[尼崎亀谷]○

2Rに高橋がダウン1回。
公式判定は牧角40-36、姫野39-36、岩崎39-36の3−0で丸岡。駒木の採点は「A」40-35「B」40-37で丸岡優勢。