駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第1試合・バンタム級4回戦/△高田直秀(判定1−0)田口光太郎△

第1試合は未勝利同士の4回戦。高田は2敗1分の戦績で、前回、昨年12/13の試合はhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20041213#p1を参照のこと。田口の戦績はは1敗。 1R。積極的に接近戦を挑む岡田からフックを被弾するなど、手を焼く印象の高田。中盤以降に…

WBCミニマム級&OPBFミニマム級Wタイトルマッチ

大阪市中央体育館サブアリーナ、北東(ニュートラルコーナー後方)指定席より観戦。一応前の方の席なのだが、いわゆるVIP席がその前方にある上、コーナーポストと定点カメラ+カメラマンが視界を大きく遮って、観難い事この上なかった。せめてヒナ段でも設置…

興行全体の総括

何と言ってもメインイベントに尽きるだろう。結果的に誰にも喜べない結末(田中のリング禍)になってしまったが、試合そのものは名勝負とするに相応しいものだった。 新王者の名城は昨年夏の本田戦から更に攻守共に地力を増している印象で、全く底の知れない…

第9試合・日本Sフライ級タイトルマッチ10回戦/●《王者》田中聖二(10R0分57秒TKO)名城信男《挑戦者・WBC同級13位》○

Sフライ級のチャンピオンカーニバルは、西日本地区の選手同士で争われる。 王者の田中はここまで16勝(4KO)6敗3分。6回戦〜8回戦時代に3連敗を喫したり、ランカーの壁にブチ当たったり、敵地でWBCインター王座に挑戦したりと、これまで紆余曲折のあるボ…

第8試合・Lフライ級10回戦/○国重隆(判定3−0)大西健市●

セミファイナルは02年度の全日本新人王対決。 Lフライ級新人王・国重は、ここまで12勝(1KO)2敗の戦績で現在日本Lフライ級4位。一方の大西はフライ級の新人王。8勝(3KO)2敗2分の成績で、新人王になってからは伸び悩み気味で現在はノーランカー。 1R…

第7試合・フライ級4回戦/△般若寺顕任(判定0−1)清水祐司△

ジムのある奈良の寺からリングネームを取った般若寺は1勝の戦績。清水はここまで2敗と勝ち星に恵まれていない。 1R。清水が強引に距離を詰めて、左フックやストレート気味に強く放ったジャブを当ててゆく。般若寺は中間距離が自分の距離だが、パンチを捌…

第6試合・フェザー級4回戦/●坂田龍(2R0分27秒TKO)平野英治○

第1試合に続いての“未勝利戦”。坂田は1敗、平野は3敗の戦績。 1R。キミ達ディフェンスする気が無いのかね、と言いたくなるようなノーガードの乱打戦。坂田が終始ワン・ツーを当てまくって優勢だったが、終盤バテてマウスピースを吐き出してから一気にト…

第5試合・ミドル級4回戦/○金崎俊行(判定3−0)小倉雅弘●

両者ここまでの戦績は、金崎1勝、小倉は3敗1分。小倉は昨年度、ウェルター級にエントリーするも初戦で後の西日本新人王・大西勝範と対戦してKO負け。今日はそれ以来10ヶ月ぶりのリングである。 1R。お世辞にもスマートとは言えないバタバタした立ち上…

第4試合・Sフェザー級4回戦/○林正敏(3R2分06秒負傷判定3−0)高木竜也●

両者これまでの戦績は、林2勝(1KO)、高木2勝3敗1分。高木は03年度フェザー級で1回戦敗退を喫して、それをきっかけに3連敗中。 1R。両者、頭がくっつく程の近距離からショートフック合戦。ただ、さすがは2勝同士といったところか、ガードはしっかり…

第3試合・フェザー級4回戦/○佐藤通也(4R0分34秒TKO)佐々木郁矢●

昨年度に引き続いての再挑戦という両者の対決。佐藤は2勝(1KO)1敗1分で、1敗は後の西日本新人王・福原寛人に敗れたもので、1分もアウェイでの地元判定によるものとのこと。佐々木の戦績は3勝(3KO)3敗で、勝っても負けてもKOというリスキーな戦い振り…

第2試合・Sフライ級4回戦/○飯田聖人(判定3−0)山本直●

両者の戦績は飯田3勝(2KO)1敗、山本2勝(1KO)1敗。飯田はローカル番組「めざせチャンプ」で頻繁にストイックな生活・試合振りが採り上げられていたので、関西のコアなファンにはお馴染みだろう。年末に、前日フライ級で1回戦を快勝した奈須勇樹に1RK…

第1試合・ウェルター級4回戦/○田中竜亮(判定3−0)新井剛碩●

第1試合は新人王戦にエントリー出来ない未勝利選手同士の一戦。田中は1敗、新井は2敗の戦績。 1R。序盤、互いにガードを忘れての激しい打ち合いで、新井の右フックがクリーンヒットし、田中ダウン。しかしダメージは浅く、その後はガードを固めてワン・…

第61回ドラマチックボクシング(日本Sフライ級タイトルマッチ)

大阪IMPホール西側で立見観戦。座席は5列目までしかなく、立見とは言えリングサイド同然の位置。 IMPホールは、後楽園ホールを1/2スケールにして2階バルコニーを無くしたような設計で、非常に見易い会場。立見や追加席も含めて実数1000弱のキャパシ…

興行全体の総括

評判通りのポテンシャルを見せつけた奈須だけでなく、2戦目とは思えないテクニックを披露した竹中も印象度抜群。わざわざ交通の便の悪いアゼリアまで観に行った甲斐があったというもの。一方、ガッカリさせられたのは6回戦に出た大西。四国のジムに所属し…

第10試合・ウェルター級6回戦/○大西勝範(判定3−0)藤田裕典●

04年度西日本新人王・大西の、西軍代表戦敗退以来の再起戦。6勝(4KO)2敗1分の戦績だが、勝利は全て4回戦で挙げたもの。新人王戦では大味なファイトが目立っていたが、この試合で“脱・新人”なるか、といったところ。 対する藤田は、知る人ぞ知る名物前座…

第9試合・ミドル級4回戦/○岡本直樹(1R0分26秒KO)丸山博●

これまでの戦績は、岡本が1敗(但し、アナウンスを聞きそびれて不確か)、丸山が1勝。岡本の敗戦は、デビュー戦でもあった昨年度の新人王戦1回戦。 1R。入場時から落ち着きが無く、リングアナのコールを一瞬聞き逃すなど、「心ここにあらず」状態に見え…

第8試合・Sバンタム級4回戦/○小路尚也(判定3−0)南桂大●

これまでの戦績は、小路が4勝(1KO)2敗1分、南が1勝2敗。小路は昨年度もエントリーしたが2回戦で敗退。昨年12/13の前回試合はhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20041213#p4を参照。 1R。ヒット&アウェイで巧みに自分の距離を確保しつつヒットを重ねる小…

第7試合・Sライト級4回戦/○越崎泰広(2R3分05秒KO)石水成俊●

これまでの戦績は、起崎1勝(1KO)、石水1勝2敗3分。 1R。石水は左のダブルを得意としているようで、これを中心に手数を稼ぐ。しかし越崎の反撃にバランスを崩してフラッシュダウン。その越崎、ワン・ツーは良いが手数そのものが少ないのが…。 2R。石…

第6試合・Sバンタム級4回戦/○佐藤裕樹(判定3−0)森田将史●

両者これまでの戦績は、佐藤1勝1敗4分、森田1勝1敗。佐藤の試合はこれが3度目の観戦。前回の観戦記はhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p6を参照。 1R。超接近戦でショートパンチの打ち合い。共にアグレッシブな割に有効打は無く膠着気味。圧力…

第5試合・フライ級4回戦/○奈須勇樹(3R0分45秒KO)柴田匡俊●

デビュー以来3連続KO勝ち、優勝候補の呼び声も高い奈須が遂に登場。対する柴田は、これまで1勝1敗2分の成績。昨年の新人王戦は1回戦負けを喫している。 1R。奈須は評判に違わぬ新人離れしたハンドスピードと威力のパンチ。1、2発見ただけで「ああ…

第4試合・Sバンタム級4回戦/●中川将平(3R1分43秒TKO)佐々木勝之○

両者これまでの戦績は、中川2勝(2KO)1敗1分、佐々木1勝1敗。中川は昨年、バンタム級にエントリーするも、初戦でドロー敗者扱いとなっている。佐々木は初エントリー。 1R。佐々木はガードが低く、その欠点をパーリングで補完するスタイル。ハンドスピ…

第3試合・Sフェザー級4回戦/●松田雄大(1R1分46秒KO)金丸清隆○

両者のこれまでの戦績は、松田1勝1敗1分、金丸1勝(1KO)。 1R。サウスポー型でフリッカーという、まるでマンガの中から出て来たようなスタイルの松田。小気味良くジャブを浴びせていくが、やや動きが無駄に大きい印象で、その分ガードも甘い。金丸は頭…

第2試合・ライト級4回戦/○竹中聡(判定3−0)美濃孝一●

これまでの戦績、竹中は1勝、美濃は2勝(2KO)4敗。美濃は01年7月以来の復帰戦で、その年の新人王戦は8人トーナメントのベスト4で敗退している。 1R。序盤、美濃はパワフルな左フックを上下に打ち分けてヒットを奪うが、それ以外のパンチが無くて単調…

第1試合・バンタム級4回戦/▲岡正樹(判定1−1・勇元勝者扱い)勇元肇△

05年西日本新人王トーナメントの開幕戦は黄金のバンタムから。 両者これまでの戦績は、岡は1勝(1KO)4敗、勇元1勝1分。岡は、昨年度の1回戦で後の西日本新人王・小阿に敗れており、今日はそれ以来の復帰戦。勇元は今回が初エントリー。 1R。両者開始直…

西日本新人王予選他

アゼリア大正ホール西側指定席3列目中央にて観戦。3列目と言っても、この狭い会場では椅子席の最後方。少し前までの駒木なら間違いなく立見観戦していたが、ほぼ全試合4回戦とはいえ10試合、しかも明日・明後日も生観戦を控えている状況を考えて小奮発し…