2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
中島はプロキャリア最高のパフォーマンスを見せるも壮絶な討ち死にで興行に華を添えられず。他のGツダ勢も苦戦・接戦続きで、残念ながらハッピーエンドの興行とはいかなかった。安易な勝利に頼らず、だからこそ多大なリスクも伴う“ホンマモン”路線の難しさ…
メインイベントは強豪王者・ルビリアルに、Gツダジムの軽量級次将格・中島が挑むOPBFタイトルマッチ。 王者・ルビリアルは44勝(18KO)10敗7分の戦績で、WBC4位、WBA11位、IBF11位の世界ランカーでもある。94年に17歳でデビュー。当時はやや平凡な…
セミファイナルはプロ叩き上げの苦労人・吉村と、アマ出身・光山の対戦。 吉村は5勝(1KO)8敗2分の戦績。デビュー以来4連敗という最悪のスタートを切りながらも3年がかりで3勝と2つのドローを重ねてB級へ。昇格緒戦で勝利したものの、そこからまたも…
両者戦績は木戸4勝(1KO)6敗1分け、宮崎3勝(2KO)無敗。木戸は4/1に単身敵地・名古屋に乗り込んでB級緒戦を戦うも判定負け。今回は短期インターバルでの再起戦。宮崎は第2試合出場の上谷と同期の高校タイトルホルダー。4回戦で2試合タイ人相手に調整戦…
両者戦績は若林6勝(2KO)1敗1分、矢野5勝(3KO)1敗1分。この試合は4/1に際どい判定でドローとなった試合のダイレクト・リマッチである。 1R。中間〜遠距離で慎重な攻防戦。ラウンド前半は牽制と相撃ちの連続に終わるが、後半には若林がワン・ツーを立…
両者戦績は川口5勝(2KO)2敗、佐々木4勝(2KO)1敗2分。川口は昨年9月、今年4月のB級緒戦と連勝中。これに勝てば一気にA級昇格となる。佐々木は昨年12月に05年度バンタム級西軍代表の中村公彦[大星森垣]と引き分けて以来半年振りのリング。 1R。川口…
両者戦績は棚橋1勝(1KO)1敗、上谷2勝(0KO)。棚橋は今年4/1にプロ初勝利を挙げて意気揚々の3戦目。上谷はアマチュア時代に高校タイトルを獲得しているが、C級でのデビュー。ここ2戦は決して強豪とは言えない4回戦選手相手に手を焼き、プロの洗礼を浴び…
両者戦績は山村2勝(0KO)5敗1分、孫田2勝(2KO)2敗。山村は昨年末に敗れて以来、半年振りの再起戦。孫田も2/11に未勝利選手に初白星を献上する敗戦後からの再起となる。 1R。両者ヒット&アウェイで手と足を動かすも、そのムーブやパンチは乱雑。山村が…
数々のチャンピオンや名選手を輩出するなど西日本ボクシング界に多大な貢献を果たし、今年逝去されたグリーンツダジムの初代会長・津田博明氏の追悼興行が、地元・西成区民センターで開催された。アゼリア大正と府立第2の中間程度の広さのホールは、かつて…
メインが許容範囲内ながらも凡戦気味の内容に終わったが、残り3試合は大阪帝拳勢3選手の持ち味が思う存分発揮された好内容で、結果も申し分なし。大阪帝拳ジムにとっては十分合格点の出せる興行になったのではないか。これは、戦意が高くて試合が噛み合い…
メインイベントは、大阪帝拳ジム軽量級エースの国重がノーランカーからの挑戦を受ける、OPBF挑戦流産直後の仕切り直し的一戦。 国重は17勝(2KO)2敗の戦績で、現在はWBCのLフライ級9位、そしてWBOでもJフライ級15位にランクされている。00年にデビュー…
セミファイナルは、バンタム級ランカー・山口が登場。同地区のA級選手を相手にランキング防衛戦だ。 山口は10勝(2KO)1敗2分の戦績で現在日本バンタム級9位。唯一の敗戦は03年の西日本新人王予選で喫したもの。その後は6回戦を2勝1分でクリアし、A級…
坪内は8勝(3KO)1敗の戦績で、現在日本Sバンタム級9位。アマ時代は全日本選手権ベスト8などの実績を持ち、B級デビュー後も意欲的なマッチメイクで、ノーランカー時代から玉越強平[千里馬神戸]を大いに苦しめる(1-2判定負け)など、マニア連の間では…
高瀬はB級デビューから3勝(2KO)無敗の戦績。高校時代はインターハイ出場などの実績を残し、昨年9月にプロデビュー。初めの2戦はタイ人相手の試合でプロの水に慣れる事に専念していたが、今年2月にプロ叩き上げの4勝無敗ホープ・巴山宏知[正拳]との6回…
昼の部はオール4回戦だったが、こちら夜の部はオールA級。分厚い選手層を誇る大阪帝拳が、3人の世界・日本ランカーが出場する“トリプル前哨戦”。それぞれ戦意旺盛なノーランカーを相手に、調整戦と言うには多分にリスクを伴った試合を行う。全4試合計38…
残念ながら特筆すべき好勝負は見当たらなかったが、出場選手のレベルの割には内容の伴った試合が多く「期待したよりは楽しめた」というのが率直な感想である。実力の比較的接近したマッチメイクもそうだが、初勝利目指して奮闘した未勝利選手たちを、それぞ…
両者戦績は、吉野が勝ち負け無しの1分、渡部が1勝(0KO)1敗。吉野は昨年11/17以来の2戦目、渡部は昨年6月にデビュー戦勝利を飾るも、今年2/11に敗れて戦績を五分に戻してしまった。 1R。吉野が圧力をかけるところを渡部が手数豊富な迎撃に出るが、この…
この試合は両者デビュー戦。 1R。さすがはミドル級と言うべきか、いきなりの大乱打戦から幕開け。橋本が右中心に有効打連発で先制するが、水山が右ストレート、ワン・ツーで反撃。リズムを整え、試合を落ち着いた流れに変えて主導権を握った。橋本は終始ア…
両者戦績は高山が未勝利2敗、奥が1勝(0KO)3敗2分。高山は本名の高山剛志から改名。ハラダジム所属のライト級日本ランカーと同姓同名で紛らわしかったのだが、これで懸念も解消された。奥は今年の新人王戦に出場するも、緒戦で優勝候補の真木大作[JM加古…
両者戦績は綾部が未勝利1敗、石角は未勝利2敗1分。綾部は昨年7/28以来11ヶ月ぶりのリング。石角はデビュー戦に負傷ドローのあと連敗を喫している。 1R。石角が終始圧力をかけ、距離詰めていってワン・ツーで攻勢。綾部もデトロイトスタイルから伸びのあ…
小浦は未勝利3敗、金崎はこの日がデビュー戦。小浦は昨年12/13の敵地遠征で敗れて以来の試合。 1R。金崎はハンドスピード、パンチ力などは見所あるが、精度に乏しく攻撃偏重型で守備も拙い。小浦はその金崎の隙を突く形でフック、アッパーを決めてヒット…
両者戦績は古田が未勝利5敗、宇川が1勝(0KO)3敗。古田は昨年8月末以来のリング。宇川は昨年12月、今年2月と精彩を欠いた試合振りで連敗中。 1R。古田はジャブを絶えず捨てパンチ気味に放ち、宇川の動きを牽制。そのまま宇川の動きを抑え込んで主導権…
谷は未勝利2敗、大谷はこの日がデビュー戦。谷は昨年8月、12月と連続KO負けを喫しており、今回は進退を賭けての正念場となるだろう。 1R。谷はロングレンジから単発ワン・ツーを絶え間なく繰り出す変形アウトボクシング。一連の攻めの中で度々ストレー…
両者この試合がデビュー戦。 1R。まずは倉本がアグレッシブに出てワン・ツーで先制したが、その後はやや落ち着いた流れの中で真鍋が細かいジャブで手数を稼ぐが、先手で攻める倉本がストレートやジャブでヒットを連発。やがて真鍋も左カウンターをお返しす…
前述の通り、昼の部は進光ジム主催のオール4回戦興行。進光ジムの未勝利・未デビュー選手8名が、実力・実績相応の相手を迎えて初勝利を目指す……という図式。去年までアゼリア大正で年1〜2度行われていた“零勝戦”興行と良く似たスタイルである。計32Rは…
月1回ペースで定着したIMPホールの昼夜ボクシング興行。 昼の部では、これまで平日の府立第2を常打ち会場にしていた進光ジムがIMP初参戦。全試合に所属選手が出場するオール4回戦興行を開催する。昨年まで同会場で定期的に興行を打っていたジムの中…
実力の差を見せ付けて勝つ事が求められた選手が不完全燃焼、大いに盛り上がるはずの試合が誤審で台無しと、何とも微妙な内容に終始した興行であった。4回戦では低調な内容の試合も多く、正直言って遠路はるばる駆けつけた甲斐は無かったかな、といったとこ…
両者戦績は森下5勝(3KO)2敗、大本4勝(3KO)5敗。森下は06年ライト級の西日本新人王。西軍代表戦で川端康博[カシミ]に敗れるも、トーナメント全体で健闘ぶりが光った選手。この試合が再起戦。大本は05年9月以来のリング。その前の試合も04年6月と、試合…
両者戦績は中村5勝(2KO)3敗3分、山本4勝(3KO)5敗。中村は05年度新人王戦バンタム級西軍代表。しかし06年4月の再起戦に敗れ、昨年12月の再々起戦もドローと停滞が長期化している。山本は今年2月に4勝目を挙げてB級昇格を達成したが、4/22に初の6回…
4人参加(1人棄権)のミドル級トーナメントは、これがいきなりの準決勝。この試合の勝者が、先に不戦勝で決勝進出を決めている宮地慶一[Gツダ]と対戦する事になる。 両者戦績は、岩尾4勝(2KO)無敗1分、小倉は未勝利7敗2分。 1R。小倉は相変わらずの…