駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-06-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

中島はプロキャリア最高のパフォーマンスを見せるも壮絶な討ち死にで興行に華を添えられず。他のGツダ勢も苦戦・接戦続きで、残念ながらハッピーエンドの興行とはいかなかった。安易な勝利に頼らず、だからこそ多大なリスクも伴う“ホンマモン”路線の難しさ…

第7試合・OPBF東洋太平洋Lフライ級タイトルマッチ12回戦/○《王者》ファニト・ルビリアル[比国](5R2分42秒KO)中島健[Gツダ]《挑戦者・同級7位》●

メインイベントは強豪王者・ルビリアルに、Gツダジムの軽量級次将格・中島が挑むOPBFタイトルマッチ。 王者・ルビリアルは44勝(18KO)10敗7分の戦績で、WBC4位、WBA11位、IBF11位の世界ランカーでもある。94年に17歳でデビュー。当時はやや平凡な…

第6試合・フェザー級8回戦/△吉村厚志[Gツダ](5R0分23秒負傷判定1−1)光山健[金沢]△

セミファイナルはプロ叩き上げの苦労人・吉村と、アマ出身・光山の対戦。 吉村は5勝(1KO)8敗2分の戦績。デビュー以来4連敗という最悪のスタートを切りながらも3年がかりで3勝と2つのドローを重ねてB級へ。昇格緒戦で勝利したものの、そこからまたも…

第5試合・フライ級6回戦/△木戸俊彦[明石](3R0分20秒負傷ドロー)宮崎亮[井岡]△

両者戦績は木戸4勝(1KO)6敗1分け、宮崎3勝(2KO)無敗。木戸は4/1に単身敵地・名古屋に乗り込んでB級緒戦を戦うも判定負け。今回は短期インターバルでの再起戦。宮崎は第2試合出場の上谷と同期の高校タイトルホルダー。4回戦で2試合タイ人相手に調整戦…

第4試合・ウェルター級6回戦/○若林豪[Gツダ](3R2分42秒TKO)矢野一馬[レンゴー]●

両者戦績は若林6勝(2KO)1敗1分、矢野5勝(3KO)1敗1分。この試合は4/1に際どい判定でドローとなった試合のダイレクト・リマッチである。 1R。中間〜遠距離で慎重な攻防戦。ラウンド前半は牽制と相撃ちの連続に終わるが、後半には若林がワン・ツーを立…

第3試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)6回戦/○川口裕[Gツダ](判定2−1)佐々木佳浩[金沢]●

両者戦績は川口5勝(2KO)2敗、佐々木4勝(2KO)1敗2分。川口は昨年9月、今年4月のB級緒戦と連勝中。これに勝てば一気にA級昇格となる。佐々木は昨年12月に05年度バンタム級西軍代表の中村公彦[大星森垣]と引き分けて以来半年振りのリング。 1R。川口…

第2試合・Sバンタム級4回戦/●棚橋直樹[Gツダ](4R2分01秒TKO)上谷雄太[井岡]○

両者戦績は棚橋1勝(1KO)1敗、上谷2勝(0KO)。棚橋は今年4/1にプロ初勝利を挙げて意気揚々の3戦目。上谷はアマチュア時代に高校タイトルを獲得しているが、C級でのデビュー。ここ2戦は決して強豪とは言えない4回戦選手相手に手を焼き、プロの洗礼を浴び…

第1試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)4回戦/○山村和弘[大鵬](判定2−1)孫田敏晴[レンゴー]●

両者戦績は山村2勝(0KO)5敗1分、孫田2勝(2KO)2敗。山村は昨年末に敗れて以来、半年振りの再起戦。孫田も2/11に未勝利選手に初白星を献上する敗戦後からの再起となる。 1R。両者ヒット&アウェイで手と足を動かすも、そのムーブやパンチは乱雑。山村が…

津田博明追悼興行(Gツダ主催)

数々のチャンピオンや名選手を輩出するなど西日本ボクシング界に多大な貢献を果たし、今年逝去されたグリーンツダジムの初代会長・津田博明氏の追悼興行が、地元・西成区民センターで開催された。アゼリア大正と府立第2の中間程度の広さのホールは、かつて…