駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

遅ればせながら

東京旅行で観戦した、3/19の興行観戦記更新しました。 ところで、亀田興毅が日本ランキングから滑ったついでに、全日本新人王の久高までランク外に落ちたとか。他のクラスでも、もう半数以上の新人王がランク落ちしているよう。世界ランクから転落した人や、…

興行の総括

全試合日本人同士の試合だった割にはKO決着も多く、良い興行だったと言えるのではないだろうか。ただ、メインのOPBF戦は、両選手に思い入れの無い中立的な立場の人間としては(失礼)、もうちょっとハラハラするシーソーゲームが見たかった気もする。

第6試合・東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ12回戦/●《王者》レブ・サンティリャン(4R2分21秒TKO)日高和彦《挑戦者・同級5位》○

Wメインの2試合目は、ウェルター級のOPBF戦。日本人相手に3連勝中のフィリピン人王者に、第1回「ビー・タイト」王者の日高が挑む。 王者のレブ・サンティリャンはここまで21勝(15KO)1敗1分。防衛を重ねてWBCランキングも上昇中で、現在7位。昨…

第5試合・日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦/○《王者》小熊坂諭(判定3−0)三澤照夫《挑戦者・WBC同級10位・WBA同級15位》●

世界ランカーか日本ランク最上位者を挑戦者に迎えるチャンピオンカーニバル、ミニマム級は王者・小熊坂が世界ランカーの三澤を相手に5回目の防衛戦を行う。 チャンピオンの小熊坂は21勝(9KO)6敗3分の戦績で、現在WBC5位、WBA7位の世界ランカーで…

予備カード・フェザー級4回戦/○西崎岳地(3R2分23秒TKO)谷田部竜一●

この日はCS日テレで中継があり、時間調整用の予備カードが1試合。両者これがデビュー戦となる4回戦だった。 1R。谷田部がルーキーらしい、勢いの先走ったラッシング。それに対し、西崎もこれを迎撃して不完全ながらヒットを奪うが、まっすぐ後退してし…

第4試合・Sフェザー級8回戦/△村田昌隆(判定1−1)北島元△

村田は14勝(8KO)3敗。この試合から「北島桃太郎」のリングネームを返上した北島は18勝(12KO)4敗で、これまで2度の日本王座挑戦経験がある。オサムジムっぽいリングネームだが所属は福岡帝拳である。 なお、この試合は第2回「ビー・タイト」(A級ボクサ…

第3試合・Sミドル級(73kg)契約ウェイト6回戦/○氏家福太郎(3R2分27秒KO)青野匡煕●

契約ウェイトとはいえ、日本では珍しいスーパーミドル級の一戦。氏家は5勝(1KO)4敗、青野は4勝(2KO)4敗1分の戦績。 1R。いかにもこの階級の6回戦、というようなパワー先行の攻防戦。クリンチが多く膠着気味だが、氏家の大振り左フックが2発クリーン…

第2試合・バンタム級4回戦/△吉田卓也(判定0−1)小川恵吾△

吉田は2敗、小川は3敗2分けという“未勝利戦”。また、吉田はサウスポー型。 1R。両者の動きは、戦績を対照して「なるほどな」といった感じ(笑)。何と言うか、ボクシングをやっているだけで精一杯に見えるのだ。試合展開は、前半から小川がヒット&アウ…

第1試合・Sライト級(64kg)契約ウェイト4回戦/○清水昭次(判定3−0)山辺正博●

両者これがデビュー戦。山辺はサウスポースタイル。 1R。ヘディング気味に頭を低く下げ、ぎこちない動きながら清水がアグレッシブに左フック、右ストレートを浴びせていって優勢に。ただスピードが不足気味で、オープンブロー気味なのも気になるところ。一…

第345回ダイナミックグローブ(OPBF戦&Cカーニバル)

後楽園ホール南側指定席(N列)にて観戦。ホールの中では相当後方の席だが、それでも本当に見易い。 客入りは、新日本木村ジムや選手が営業(というか身内の動員?)に力を入れまくった結果、前座の段階から文句無しのギッシリ超満員。チケットの売上げが選…

興行全体の総括

ベストバウトは、やはりセミファイナルということになるだろうか。バンタム級のトップクラスが揃って日本タイトルを卒業しようとしている時期だけに、福山には是非とも日本タイトル戦線の盛り上げに一役買ってもらいたい。 あと、この日は本田秀伸の引退式も…

第8試合・フライ級契約ウェイト(49.4kg)10回戦/○フランシスコ・ロサス(判定2−1)戎岡淳一●

メキシコから来日のロサスは、現在WBCライトフライ級11位。元・WBC中米王者の経歴があり、ここまで14戦(10KO)4敗1分の成績。 対する戎岡は、現在日本ライトフライ級5位。まだタイトル戦線に絡んだ事は無いものの、昨年5月には、元日本王者の興梠貴之を…

第7試合・バンタム級10回戦/●村井勇希(9R 2分27秒 負傷判定0−3)福山登○

村井は現在日本Sフライ級8位で、9勝(3KO)5敗4分の戦績。2戦前、昨年8月に世界ランカー相手に引き分けた試合を観戦したが、点数的には1〜2ラウンド分地元の利があったような内容だった。 福山は15勝(12KO)5敗1分の戦績で、現在はノーランカーな…

第6試合・バンタム級6回戦/○健文トーレス(6R 0分33秒 TKO)藤本弘明●

健文トーレスは、メキシコの元世界王者・ヘルマン=トーレスを父に持つ日系2世。アマチュアでは21戦20勝19RSCの戦績を残し、03年の全日本実業団選手権バンタム級を優勝の実績を持つ。プロ戦績はここまで1勝(1KO)1敗で、敗戦はメキシコで格上相手(ウィ…

第5試合・Lフライ級契約ウェイト(48.5kg)6回戦/○森栄良平(判定2−1)山本秀人●

森栄は、惜しくも敗れた西日本新人王決定戦以来の復帰戦で、ここまで5勝(2KO)2敗1分の戦績。一方の山本は、5勝(3KO)6敗1分と負け越しているが、昨年は元日本ミニマム級王者・江口九州男の復帰を挫くTKO勝利を収めたという、異色の経歴を持つ。 1R…

第4試合・Sフェザー級4回戦/△内田悟(判定0−0)小笠原和寿△

内田は1戦して1敗、小笠原はこれがデビュー戦。小笠原は勿論、内田の試合もこれが初見。 1R。小笠原が開始早々から攻勢に出る。ハンドスピードもなかなかで、接近戦でもショートアッパーを狙い撃ちするなど、動きはこれがデビュー戦とは思えない。ただ、…

第3試合・フェザー級4回戦/●田中俊介(判定0−3)新居健太○

田中は今回が初見。パンフレットによるとサウスポーとのこと。戦績は1勝5敗と、4回戦ボーイにしては随分と負けが込んでいる。 一方の新居はここまで3勝2敗1分の戦績。彼の試合は昨年5月に観ているが、その時はスーパーフライ級の選手だった。デビュー…

第2試合・Lフライ級4回戦/○中沢翔(判定3−0)野口貴史●

両者共に今回が初見。中沢1勝1敗、野口1敗というのがこれまでの戦績。 1R。野口は、変則的なモーション(離れ際に横から当てる)のジャブを序盤から次々に当てて主導権を握る。ディフェンスに対する意識もなかなかで、ダッキング、スウェーなどは4回戦…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○石東正浩(1R 0分52秒 KO)藤田優人●

両者これがデビュー戦。硬さを隠せない表情で、応援に来てくれた身内に手を振る様子が微笑ましい。世界チャンピオンになる選手も、こんな感じでボクサー人生の幕を開けるのだろう。 1R。試合開始直後から、両者気持ちが先走ったのワン・ツーの打ち合い。防…

トリプレクスボクサーズ企画興行

大阪市中央公会堂・赤コーナー側2階席(自由席)にて観戦。2階席は、後楽園ホールのバルコニー立見スペースに座席がついたような感じ。位置と角度によってはリングサイド並の観易さが得られるのだが、そもそもボクシングに使う事を想定した会場ではないの…

明日、観戦予定です。

すいません、コメント頂いてるのに御返事できませんでした。明日はノンタイトル興行ですが、最近とんと生観戦からご無沙汰なので、大阪まで出かけます。 今月はあと、東京で小熊坂の防衛戦とOPBFウェルター級のタイトルマッチを生観戦予定です。 4月は…