2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
進光ジム勢はメインの鈴木を除いて全敗という惨憺たる結果。敗れた選手もそう地力に大差ない相手とのマッチメイクだっただけに、彼らに何が足りなかったのか、綿密な敗因分析を重ねる必要があるだろう。 試合内容はオール日本人という事もあって、酷いダルフ…
鈴木は17勝(12KO)7敗の戦績で、現在はミドル級でOPBF5位、日本2位のランカー。99年にデビュー、3連勝から00年度新人王戦(Sライト級)に挑むも2回戦敗退。翌01年にはウェルター級で再挑戦するが、西日本決勝で丸元大成[Gツダ]に敗れる。再起後は6回…
坂本は14勝(6KO)5敗4分の戦績で、現在東洋太平洋Sバンタム級15位。99年に西部日本地区の小倉高橋ジムからデビュー戦勝利を飾るが、ここから1年のブランクを経て進光ジムに移籍・再始動する波乱含みの経歴を持つ。新人王戦などのトーナメントは回避し、4…
未勝利同士の対決で、山本は3敗、橋本は1敗。山本は昨年5月以来の再起戦。橋本は今年6月のデビュー戦に敗れて以来の試合。 1R。試合冒頭のクロスレンジ乱打戦で、いきなり橋本が山本を倒す。その後もミドル級らしい荒々しい打撃戦が続いたが、橋本が山…
両者戦績は種村が未勝利1敗1分、本松は勝ち負け無しの1分。6/10堺市興行に続いてのダイレクトリマッチ。 1R。本松はデビュー戦と比較するとディフェンスに対する意識を強めた感があるが、それが逆に災いして攻めが過度に消極的。種村が先手で攻め、ジャ…
西永は5/23のデビュー戦に敗れて未勝利1敗、細川はこの日がデビュー戦。 1R。細川は軽快なステップとハンドスピードで西永を翻弄して主導権を確保するが、当て勘悪く手数の大半が空転してしまう。西永は追い足使って挽回図るが相手ペースの中。 2R。西…
金沢はこの日がデビュー戦、畑は未勝利2敗1分。 1R。金沢の開始直後のアタックを畑がワン・ツーで迎撃し、これで主導権が畑に傾く。先手でジャブ、フックを捨てパンチ気味に放ちつつ、ワン・ツーに繋げて手数を稼ぐ。だが金沢も精度の粗い畑の攻撃を掻い…
両者戦績は西村が未勝利2敗、吉田は1勝(1KO)3敗のサウスポー。今年5/22の再戦で、その際は吉田がTKO勝ちを収めている。お世辞にも好内容と言えなかった前回から、どれくらいの進歩が窺えるかという点でも見もの。 1R。右フックで西村が先制して幕開けと…
両者戦績は小金丸2勝(2KO)2敗、田口2勝(1KO)1敗。小金丸は今年5月、6月と未勝利・デビュー選手ながら連勝して勝率を五分に戻した。田口は今期新人王戦に初挑戦したが初戦敗退に終わっている。 1R。両者、足を使いつつのジャブ牽制から右ストレート、…
進光ジムが毎年この時期、平日の府立第二で行う秋の定例興行が今年も挙行された。最近の定例興行では所属選手のOPBF挑戦が相次ぎ、ビッグマッチ仕様の興行が続いていたが、今回は久々に若手選手の4回戦とノンタイトル戦で構成された“通常モード”。計8試合…
西日本勢は8勝4敗。MVPの真木、敢闘賞の高橋と地区三賞受賞者2名が討ち死にするなど小さくない損害を被った。だが、その一方で西日本決勝から上積みを見せた選手も多く、好内容のKO決着も多かった。全日本制覇へ徐々にだが展望が開けつつもあるのは…
中日本(4人参加)代表の飯田は4勝(4KO)無敗。全て1RKOのハードパンチャーだ。西日本代表の岩尾は6勝(2KO)無敗1分。こちらは堅実なテクニシャンタイプ。 1R。飯田は速いワン・ツー、左アッパーなどで強打者の片鱗を見せるが、岩尾の堅実なファイト…
中日本はエントリー僅かに1名。1勝(0KO)1敗の葛原が、計量をクリアして地区新人王に認定された。西日本代表の水本は5勝(1KO)無敗。 1R。いきなりの大乱打戦。カウンター合戦に近いタイミングで互いにクリーンヒット、有効打を量産してゆく。水本が優勢…
中日本(3人参加)代表の丸木は、オープン戦でタイ人など相手に勝ち星を重ねて7勝(6KO)無敗の戦績。西日本代表の張飛は4勝(3KO)4敗。バンタム級の名越と同じく、1勝&大幅負け越しからの勝ち上がり。 1R。張飛は変則的なフォームからジャブでタイミン…
中日本(2人参加)代表の伊藤は2勝(2KO)1敗。いきなりの決勝を34秒殺で仕留めている。西日本代表の渡場は6勝(2KO)無敗。 1R。ショート〜クロスレンジ乱打戦。渡場は強引な手数、ショートブロー攻勢に出て、左フックでフラッシュ気味ながらノックダウン…
中日本(4人参加)代表の滝は3勝(1KO)1敗1分の戦績。2-0判定、1RKOと連勝して代表戦進出。西日本代表の木原は5勝(3KO)無敗。 1R。滝のややぎこちない動きを早々に見切った木原は、やや雑な大振りが多いが、左フックをキッチリ決めてノックダウン。…
中日本(9人参加)代表で地区MVPの林は7勝(3KO)無敗の戦績。準決勝シードから、3-0判定、1RKO勝ちで予選を勝ち上がった。西日本のMVP・真木は7勝(6KO)無敗の戦績。 1R。真木はラウンド前半、ジャブで林の足を止めつつ右ストレート、左フックに繋げるが…
中日本(3人)代表の山崎は2勝(1KO)2敗の戦績。未勝利の立場から2-1判定、1RKOで連勝した。村澤は5勝(1KO)無敗の戦績でサウスポー。 1R。村澤は右フック、ジャブでタイミングを窺いつつ、左ストレートを狙う。山崎は村澤の出方を見つつ、カウンター…
中日本(9人参加)代表の花木は4勝(2KO)2敗1分。準決勝シードから、3-0判定、4RTKOと連勝して代表戦に進出。名越は5勝(1KO)3敗3分。1勝の身から4連勝で西日本タイトルを手に入れた。 1R。名越が圧力かける所を、花木はリードジャブを捨てながら…
中日本(5人参加)代表の高橋は5勝(0KO)1敗1分。準決勝を3-0判定勝ち、決勝は不戦勝で代表戦に進出。西日本代表の加藤は8勝(0KO)1敗1分。 1R。加藤は回転力あるジャブ連打とワン・ツー、ステップワーク、固いディフェンスを披露し、早くも持ち味発…
中日本(7人参加)代表の松浦は7勝(1KO)1敗1分。中日本準決勝、決勝ともユナニマスの判定勝ち。高橋は6勝(2KO)無敗。 1R。高橋のアウトボクシングに対し、松浦は頭を下げて突貫戦法。ラウンド前半は高橋が手数で主導権を手繰り寄せるが、後半には松浦…
中日本(5人参加)代表の田中は5勝(2KO)1敗2分。準決勝をドロー勝者扱いと苦しんだが決勝は1RKOで制した。西日本代表の中澤は6勝(1KO)2敗1分でサウスポー。 1R。中澤は徹底的なアウトボクシング。軽打中心ながら、要所で左ストレートを計2発ヒッ…
中日本(3人参加)代表の田村は4勝(0KO)4敗1分。シード枠から決勝を判定勝ちして代表戦進出を決めた。西日本の奥は6勝(1KO)2敗のサウスポー。なお、このカードは今年3月にも行われており、その際は判定で奥が勝利している。 1R。奥はアグレッシブ…
新人王トーナメントも西軍代表を決める地区対抗戦に突入。その第1ラウンドとして、西日本代表と中日本代表の対抗戦が名古屋市公会堂で行われた。今期、西日本代表は地区対抗戦、西軍代表決定戦と2戦続けてアウェイという6年に1度の“ハズレ年”。後楽園へ…
メインイベントは、日本ランカー入り一歩手前で長く停滞を強いられている大橋が、これが引退試合となる坪内に挑むランキング争奪戦。大橋にしてみれば「ランキングを持ち逃げされるなんて真っ平御免」だろうし、坪内にとっては最後は気持ち良く勝利で有終の…
滝沢は11勝(3KO)1敗の戦績で、現在日本ミニマム級11位。04年にインターハイ4強の実績を作り、同年11月にプロデビュー。05年一杯までは4回戦で6連勝、06年には6回戦も連勝でクリアし、更にタイ人相手に8回戦でも勝利。都合9連勝を達成するが、ここまで…
新人王戦の西日本×中日本対抗戦の前日、刈谷市産業振興センターで行われた興行のうち、西日本地区所属選手が出場したメインイベントとセミファイナルのみ観戦記を公開します。
メインのサバイバルマッチは、何と三者三様ドローで両者生き残りという結果に。リスクを背負って戦った両者に勝利の女神からのご祝儀といったところか。ランカー同士の試合に相応しい内容になっていたかどうかは意見が割れるところだろうが、緊張感が伝わる…
メインイベントはSライト級下位ランカー同士のサバイバルマッチ。タイトル戦への挑戦者決定戦的な意味合いも含まれている、との話だがさて……? 畑は11勝(1KO)3敗3分で、現在OPBFのSライト級10位、日本同級7位。02年末にデビュー。グリーンボーイ時代は…
セミファイナルはアポロジムの“ポスト度紀武彦”的存在となりつつある片山が、初の日本ランキング挑戦する冒険マッチ。 片山は8勝(2KO)無敗1分の戦績。04年のデビュー以来無敗のレコードを伸ばしているが、4回戦時代はタイ人か未勝利選手、6回戦では大幅…