駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-09-14から1日間の記事一覧

興行全体の総括

メインのサバイバルマッチは、何と三者三様ドローで両者生き残りという結果に。リスクを背負って戦った両者に勝利の女神からのご祝儀といったところか。ランカー同士の試合に相応しい内容になっていたかどうかは意見が割れるところだろうが、緊張感が伝わる…

第7試合・Sライト級10回戦/△畑大輔[進光](判定1−1)松本憲亮[ヨシヤマ]△

メインイベントはSライト級下位ランカー同士のサバイバルマッチ。タイトル戦への挑戦者決定戦的な意味合いも含まれている、との話だがさて……? 畑は11勝(1KO)3敗3分で、現在OPBFのSライト級10位、日本同級7位。02年末にデビュー。グリーンボーイ時代は…

第6試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)10回戦/●片山博司[アポロ](判定1−2)児島芳生[明石]○

セミファイナルはアポロジムの“ポスト度紀武彦”的存在となりつつある片山が、初の日本ランキング挑戦する冒険マッチ。 片山は8勝(2KO)無敗1分の戦績。04年のデビュー以来無敗のレコードを伸ばしているが、4回戦時代はタイ人か未勝利選手、6回戦では大幅…

第5試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)6回戦/●北野元気[アポロ](判定0−3)新居健太[尼崎]○

両者戦績は北野4勝(3KO)4敗、新居4勝(0KO)6敗1分。北野はB級昇格後、同じ相手に連敗して丸1年勝ち星が無い。新居もB級昇格後4連敗中。こちらは05年3月以来勝利から遠ざかっている。 1R。北野が先手で攻めて主導権確保。右アッパーもヒットさせて…

第4試合・ライト級契約ウェイト(60.5kg)6回戦/●寺田允[アポロ](1R2分27秒KO)森下裕己[新日本大阪]○

両者戦績は寺田5勝(0KO)4敗1分、森下6勝(3KO)2敗。寺田は5月にB級緒戦を勝利で飾って、ストレートのA級昇格を目指す。森下は06年ライト級西日本新人王。西軍代表戦に敗れた後、6月に再起戦を行い無難に勝利を収めている。 1R。寺田が先手で重い手…

第3試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.6kg)4回戦/○川上武[オール](4R2分45秒TKO)種田圭介[ハラダ]●

川上3勝(1KO)3敗2分、種田は1勝(0KO)2敗。川上は01年12がつ以来、実に5年9ヶ月ぶりの再デビュー戦。種田は昨年11月以来の再起戦。 1R。両者乱雑な連打、大振りを、互いの拙いガードの隙間に捻じ込む……という乱打戦。川上は力任せなショートブローが…

第2試合・Lフライ級4回戦/●川野健紫郎[アポロ](2R2分59秒KO)霜尾順也[塚原京都]○

両者戦績は、川野が未勝利3敗、霜尾は未勝利1敗。川野は昨年11月にデビュー3連敗中の選手に敗れ、2月の再戦でもう1勝を献上するなど、近況が振るわない。霜尾は川野が3敗目を喫した2/24にデビューし、こちらも敗れている。 1R。川野は足を使いつつ、…

第1試合・Sフェザー級4回戦/●正野晃[アポロ](判定0−3)櫻井達也[SFマキ]○

両者戦績は、正野1勝(0KO)無敗、櫻井は未勝利1敗。正野は5/22にデビュー戦で判定勝ち、櫻井は4/20にデビューしたが敗れている。共にデビュー2戦目。 1R。櫻井は前回の試合より落ち着きが出た感じだが、ジャブが少なく手打ちの左フック、右ストレート、…

虎寿司・バンガードKO LIVE(アポロジム主催)

9月は比較的ボクシング興行の少ない西日本地区はこの日が京阪神地区で今月最初の興行、年中行事化しているアポロジム年3度の定例イベントの第2弾である。今回会場となったメルパルクホールは、JR新大阪駅近くにあるキャパシティ1010名のシアター型会場…