2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
短時間に中重量級ボクシングの魅力が凝縮された好内容のメインイベントは勿論の事、他の試合もTKO、KO連発で非常に爽快な内容・結果満載の興行になった。これなら遠路はるばると駆けつけた甲斐が有ったというもの。一見さんのビギナーから駒木のような…
メインイベントは「チャンピオンカーニバル」ミドル級の部。昨秋に日本王座に就いた江口啓二が初防衛戦にして指名挑戦者を迎えた試練の一戦。試合前には西日本地区では珍しく、出場両者にそれぞれ2桁に達する数の激励賞が贈呈されるシーンも。この試合に賭…
92年デビューのキャリア15年目、来月10には35歳の誕生日を迎える大ベテラン・川端賢樹が、日本バンタム級王座再挑戦へ向けて再起の第一歩を踏み出す。 川端は24勝(14KO)8敗2分。デビュー以来、大きく勝ち星を先行させたキャリアを重ねるも、長らくチャンス…
金井は戦績17勝(16KO)3敗。02年にオールKO勝利でフェザー級全日本新人王を獲得して脚光を浴び、その後は相手を選びつつもデビュー以来14連続KOの記録をマークした。しかし05年1月に榎洋之[角海老宝石]の保持していた日本王座に挑戦するもTKO負け。これ…
昨年11/23神戸興行で行われた試合のダイレクト・リマッチ。前回は西尾の小差判定勝ちとなったが、当日観戦した選手・関係者の中には大崎を支持する向きもあった大接戦&採点困難な試合。今回は場所を姫路に変えての決着戦となる。 西尾の戦績は9勝(6KO)3敗…
両者戦績は中田1勝(0KO)1敗、木村1勝(0KO)無敗。 1R。木村がグローブタッチを拒否してラフな先制攻撃、左ストレート中心にヒット、有効打を重ねてリード。だが、やがて中間距離の打撃戦になって、ここでは中田もジャブ、ストレート、右アッパーなどで互…
ここから2試合は新人王予選。地元・姫路木下ジム所属の選手が出場し、1回戦突破を狙う。 両者戦績は、谷3勝(2KO)1敗1分、松本2勝(1KO)無敗。谷は昨年、西日本ベスト4まで進出している。 1R。ジワジワと圧力をかけてゆく谷に対して、松本は足を使っ…
上記のように、この試合は会場到着間も無いうちに、北田がコーナーに詰めて連打を決めてTKO決着するシーンを目撃する事に。観戦記が書けなくなってしまった事をお詫びします。なお、今日の結果を受け、三輪はデビュー戦を敗れて未勝利1敗、北田は1勝(1K…
各階級の日本王者が指名挑戦者を迎えて防衛戦を行う伝統のシリーズ「チャンピオン・カーニバル」。今年も全国各地で好カードのタイトルマッチが続々と行われるが、日本王者を3人、そしてフライ級トップ・コンテンダー・久高寛之[Gツダ]を抱える西日本地区…
ホスト側・グリーンツダジムは1勝3敗。奈須を大凡戦で塩漬けにされ、本田も勢いを付けるはずが逆にランキングを奪われ、と散々な結果となってしまった。興行終了直後に喫煙コーナーで失意の色を隠せない戸塚Gツダ社長の姿を目撃したが、そりゃそうだろう…
メインイベントは、2度の世界王座挑戦経験もある東西ベテラン両者による、再浮上を賭けたサバイバルマッチ。 本田は28勝(14KO)4敗の戦績。94年のデビュー以来、順調に勝ち星を積み重ね、96年には日本Lフライ級王座を獲得。途中、ノンタイトル戦を多く挟む…
セミファイナルは、西日本と西部日本の軽量級ホープ同士の対決。ファン注目の好カードだ。 奈須は13勝(10KO)1敗の戦績で、日本フライ級9位。デビュー以来、キラーショットの右ストレートを武器にKO勝利を量産し、05年には無敗のまま全日本フライ級新人王…
第3試合は東日本地区の人気者同士の一戦。 音田は16勝(13KO)5敗の戦績。01年に現OPBF王者の丸元大成[Gツダ]を降してウェルター級全日本新人王に。その後もA級戦線で6割以上の高勝率をキープしているが、肝心な所で星を落としてタイトル戦線には一歩距離…
両者戦績は小阿*1が10勝(1KO)1敗、土居18勝(6KO)9敗6分。 小阿は04年の西日本バンタム級新人王だが、負傷で地区対抗戦を棄権して敗れずしてリタイヤ。その後は05年、06年にそれぞれ1戦ずつと、やや試合枯れ気味の現状。土居は01年には日本タイトルにも挑…
両者戦績は、小路7勝(2KO)4敗1分、柏原6勝(2KO)7敗2分。小路は05年の新人王予選を西日本準決勝で敗退した後、6回戦に転じて2勝1敗。今回がA級緒戦。対する柏原は97年秋デビューでキャリア10年目。05年5月、5年越しで6回戦をクリアして、今回が…
昨年に引き続いてグリーンツダジムが東京・後楽園ホールで主催興行を開催。試合数は5試合と絞ったが、全ての試合がA級選手の出場する8回戦・10回戦という“少数精鋭主義”。メインは昨年末に元OPBF王者のクマントーンを撃破し、東洋&日本のダブル上位ラン…
“悲運の闘将”坂田健史が進退を賭けて4度目の世界タイトル挑戦、そして3度目のパーラ攻略作戦に挑んだ最終決戦となるはずのこの試合、前日から大荒れの展開となった。来日時から明らかにオーバーウェイトの気配を窺わせていた王者・パーラが実に2.8kg(再計…
※当ブログの“守備範囲外”の興行ですが、生観戦して来たのでメインの世界タイトル戦のみレポートをお届けする事にします。
揃って世界・日本のランキングを獲得した武本兄弟をはじめ、出場9人で6勝2敗1分と、地元・千里馬神戸勢の健闘が光った。昨秋の失地を挽回して余りある大収穫に、ジム側としては笑いが止まらない事だろう。4時間以上に膨らんだ所要時間、消化不良気味の…
メインイベントは、武本在樹が世界ランカーに挑むチャレンジマッチ。 武本の戦績は20勝(12KO)6敗1分で、一時はWBAフェザー級15位まで上げたランキングは現在日本8位。今年デビュー10周年を迎え、キャリアはベテランの域に達している。新人王戦は不出場、…
セミファイナルは武本兄弟の弟・康樹が2度目のランキング争奪試合に臨む。相手は昨秋に兄を破り、日本ランカーとなった児島。まさに因縁の対決である。 武本康樹の戦績は8勝(3KO)1敗2分。05年度新人王戦ではSフェザー級で西軍代表となり、全日本決勝で…
この試合のみ新人王戦と関係の無いオープン4回戦。 両者戦績は中坂1勝(1KO)1敗1分、白井2勝(2KO)3敗1分。中坂は昨年12/3に遠征で敗れて以来、白井は11月に2勝目を挙げて以来のリング。 1R。中坂が試合開始直後に左右フックでKO級のクリーンヒッ…
今期優勝候補筆頭の脇本が勇躍登場。両者戦績は脇本3勝(3KO)無敗、安宅2勝(1KO)3敗。 1R。守備重視でガード固める安宅に対し、脇本は彼一流の軽快な身のこなしで余裕ある試合振り。ステップ、ボディワーク巧みに安宅からの被弾を右ボディ2発に留める。…
両者戦績は荒井が未勝利1敗、橋野は未勝利5敗1分。共に本来の階級は下のクラスだが、未勝利でも出場できるウェルター級での強行エントリー。 1R。荒井が仕掛ける形で密着乱打戦。単発強打フック中心に荒井が手数、ヒット数で優位に立つが、ラウンド終盤…
両者戦績は金谷2勝(0KO)4敗1分、川人2勝(2KO)1敗2分。 1R。金谷が体格とリーチの優位を利してアウトボックス気味の作戦に出るが、手足のスピード不足が祟って戦果は限定的。川人はクリンチに苦しみつつもショート中心に攻め立て、右ストレートを再三…
両者戦績は瀧波2勝(2KO)1敗、林1勝(0KO)1敗1分。 1R。ラウンド前半は林が徹底したアウトボクシングで主導権獲って僅かながら優勢も、瀧波は徐々に手数を増やして反撃態勢を整えると、軽打を浴びるも構わず強打を振るっていった。終盤に瀧波は右フック…
両者戦績は大木3勝(1KO)2敗、菊池1勝(0KO)無敗。 1R。両者ガードを固めて中間距離からワン・ツー中心に打撃戦。ラウンド前半は大木が上下に打ち分けてヒット数で小差リードも、久々の試合で動きの固さが目立った菊池も徐々に体がほぐれ、後半からは圧力…
両者戦績は田中1勝(0KO)2敗2分、大堀2勝(2KO)無敗。 1R。田中が試合開始直後に積極的なアタック敢行。アグレッシブに圧力かけつつ手数を浴びせ、低い命中率ながら左フック、ジャブを浴びせてゆく。大堀はリズムを狂わされた格好で手数少なく、弱点の拙…
両者戦績は安藤1勝(0KO)無敗、稲上2勝(1KO)1敗1分。 1R。安藤はアグレッシブに圧力かけつつ、左フック、右ストレート。やや距離感が悪く、オープンブローもあって迫力の割にダメージを与え切れないが、好戦的な試合振りで攻勢点は確保した。稲上はガー…
恒例となった神戸サンボーホールでの千里馬神戸ジム主催興行。前回11月の神戸興行に引き続き、武本在樹・康樹兄弟を主役に据えたマッチメイク。在樹はメインで世界ランカー相手に前回敗戦の捲土重来を、康樹はセミで昨秋に兄を破って日本ランカーとなった児…