駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1ヶ月遅れの更新

4/30IMPホール大会・第2部の観戦記アップしました。ところで小耳に挟んだ話では、WBCがタイ王室の要望でムエタイ王座を新設したそうですね。K−1中量級にも出ている武田幸三がウェルター級の初代王座決定戦に挑むんだとか。 胡散臭さではプロレスの…

更新報告

4/30IMPホール大会の第1部の詳細な観戦記アップしました。 あと、昨日付の記事について、あちこちからトラックバック頂きまして、有難う御座いました。 いやはや、「はてな」で無名ブログの名を売るなら、「亀田興毅」の4文字を入れれば良いという法則…

予想完全に外れましたが。

亀田興毅の次戦の相手が決定。元WBCライトフライ級世界王者・サマン・ソーチャトロンとのこと。おお元世界王者か、少しはやるじゃん亀田……と思った方、貴方は甘い。 サマンは現在35歳。95年に王座獲得し、細野雄一、八尋史朗(2度)らを相手に10度防衛後、9…

興行全体の総括

個人的には、竹中聡惨敗でガックリの日。さすがに試合間隔が短く、抽選でマッチメイクが決まる新人王戦だけあって、色々なことがあるものだ。メインの玉越に関しては、今日は仕方ないとしても、次の千里馬興行では、もう少し骨のある相手との激しい試合を見…

第10試合・フェザー級10回戦/○玉越強平(判定3−0)赤木真●

メインイベントは、千里馬神戸のNo.3・日本Sバンタム級5位の玉越が、02年西日本新人王・赤木を迎え撃つ、ランキング争奪戦。 日本ランク入り以来、タイトル戦の負傷引分を挟んで無敗の玉越は13勝(6KO)4敗5分。昨秋の千里馬興行ではセミファイナル(http:…

第9試合・Sバンタム級(54.5kg)契約ウェイト6回戦/○三須薫(判定2−0)浜田陽介●

セミファイナルは6回戦。とはいえ、三須2勝5敗4分、浜田4勝(1KO)6敗3分と、B級ボクサーにしては寂しい成績の両者の戦い。三須の試合は去年の新人王予選1回戦で観ているが、さほど強くない相手に何とかかんとか勝った…といった感じ。浜田は千里馬の…

第8試合・ライト級4回戦/○坂本政憲(判定3−0)竹中聡●

ライト級の2回戦。地元千里馬ジムの坂本は1回戦シード。ちょうど1年前の千里馬興行でデビュー初勝利を飾って以来、1年ぶりのリングとなる(デビュー戦の相手は5/15にSフェザー級1回戦敗退の岩下幸右)。一方の竹中は、4/2の1回戦(http://d.hatena.ne.…

第7試合・フェザー級4回戦/●目黒悠嗣(4R0分55秒KO)津田岳志○

フェザー級の2回戦だが、目黒は1回戦シード、津田は1回戦不戦勝と、これが今期緒戦となる。戦績は目黒2勝(1KO)2敗1分、津田1勝。ちなみに、昨年11月に目黒が引き分けた試合の観戦記はこちら→(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p6) 1R。ショ…

第6試合・Sフェザー級4回戦/○武本康樹(3R2分05秒TKO)林正敏●

Sフェザー級の2回戦。1回戦シードの武本康樹は、言わずと知れた日本ランカー・武本在樹の弟で、ここまで2戦2勝。8月のデビュー戦、11月の2戦目(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p5)と連続で生観戦しているが、まだ共有されたDNAから由来…

第5試合・バンタム級4回戦/●樺山祐平(判定0−3)兵顕吾○

ここからは新人王予選。この日からは多くの階級で2回戦に突入する。このバンタム級では、4/16に京都で1回戦を勝ち上がった戦績2勝2敗の樺山と、1回戦シード、ここまで2勝3敗の兵の対戦だ。兵は昨年Sバンタム級でエントリーし、2回戦で準優勝の坂本…

第4試合・フェザー級4回戦/△白井康太(判定0−1)近藤信彦△

オープン戦最後の試合。白井は2年前のデビュー戦で、後に西日本新人王戦で準優勝する奥西章平に敗れて以来のリング。一方の近藤はこれがデビュー戦。 1R、近藤はデビュー戦とは思えぬスピードとパワーを披露。序盤から白井をコーナーに詰めて連打を放って…

第3試合・Sライト級4回戦/○金谷将三(判定3−0)山田健司●

金谷2敗、山田3敗という未勝利選手同士の対決。それにしても今日は別の意味で凄いマッチメイクだ。 ちなみに昨年11月の金谷第2戦の観戦記はこちら→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p2 1R。体格で勝る金谷が、ワン・ツーや右アッパーを当てていっ…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○山下大士郎(判定3−0)村上裕●

山下はここまで2敗。昨年11月の試合(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p4)でも分かるように、接近戦でショートフックを連発するファイタースタイル。一方の村上はなんとデビュー以来7連敗中。肩に脱臼癖があり、試合中に両肩を脱臼してしまった事…

第1試合・フェザー級4回戦/●田中宏幸(判定0−2)松原勇太○

最初の4試合は、デビュー戦のルーキーと未勝利選手によるオープン戦。 田中はデビュー戦、松原は1敗5分。松原の対戦相手には、今年の新人王戦で緒戦を突破した選手も複数おり、未勝利とはいえ悲観するほどのキャリアではないようだが……。 1R。序盤から…

SENRIMA SUPER FIGHT 17(千里馬神戸ジム主催興行)

神戸サンボーホール東側中央にて立見観戦。今回の興行は指定席が原則3列限定+机付きという配置。大体の客数を読んだ上で指定席券を買ってくれる身内の上得意客に配慮してのレイアウトだが、それでも後ろ一列はかなり空席有り。ただ、立見客はかなりの数を…

明日は千里馬神戸興行

しかし、マッチメイクはジム3番手の玉越がメインでノーランカー相手に調整戦という寂しい事に。所属選手が出世しすぎると、小会場の地元興行へ出るに出られなくなるという嬉しくも悲しいジレンマが……。そういや明日は、アゼリア大正でDDTプロレスの昼夜興行…

興行全体の総括

過度なパフォーマンスについての苦言は、ここでは繰り返さない。新人王戦では日高の“ギアチェンジ”後の動きが目に付いたが、西軍代表候補に挙げるには時期尚早か。メインイベントでは野中が快勝してくれたものの、まだ“ポスト洲鎌”と言うには……。 ところで、…

第11試合・ミドル級8回戦/○野中悠樹(5R1分52秒TKO)真木和雄●

メインイベントは、尼崎ジムの暫定エース・野中悠樹が、倉敷守安ジムのミドル級・真木和雄を迎えての8回戦。野中にとっては1階級上の選手が相手だが、意味合いとしてはランキング戦前の調整戦ということになるか。 その野中は9勝(4KO)4敗1分の戦績。4…

第10試合・ライト級6回戦/○天堂雅之(4R終了TKO)竹ヶ鼻亮二●

セミファイナルは、04年度新人王戦Sフェザー級西軍代表・天堂雅之の再起戦。天堂のここまでの戦績は8勝(5KO)3敗2分。ファイトスタイルは、一応は長身を活かしたボクサータイプだが、必勝パターンはむしろ昨年10月の試合(http://d.hatena.ne.jp/komagi/…

第9試合・Sフライ級4回戦/●大塚亘(2R1分40秒TKO)川口裕○

4回戦最後の試合は、1戦1敗同士の戦い。 1R。中間距離からのワン・ツー、フック主体の打ち合い。川口が手数とパーリング中心の守備でペースを奪い、ヒットを重ねる。大塚もほぼ互角の有効打を奪ったが、攻めが単発気味で動きが単調に感じる。 2R。こ…

第8試合・Sフライ級4回戦/●平野篤(1R2分59秒KO)佐々木巧○

この試合は、デビュー以来のキャリアの長い“ベテラン4回戦”同士の試合。平野は3勝5敗でこれが1年振りの試合。なんと98年デビューの佐々木は3勝(1KO)3敗1分。両者とも、この試合にB級昇格がかかっている。 1R。両者気合が入り過ぎか、試合開始直後か…

第7試合・フェザー級4回戦/●藤本貴一(判定0−3)濱田英一○

デビュー戦の藤本を、キャリア4年目・2勝(1KO)5敗1分の濱田が迎え撃つ。 1R。先手を獲ったのは濱田も、藤本がデビュー戦らしからぬ落ち着いた動きでこれを捌き、正確性のあるワン・ツーを時折ヒットさせて濱田の勢いを削ぐ。しかし終盤、濱田が藤本の…

第6試合・Sフライ級(52.0kg)契約ウェイト4回戦/●長野憲次(1R2分09秒TKO)名越光紀○

長野はデビュー戦、名越は1月のポンサクレック×小松戦の前座でデビューし、1戦1敗。 この長野もパフォーマンスを交えながらの入場。ホンマ、尼崎ジムはこんなのばっかか(苦笑)。 1R。オープニングヒットを奪ったのは長野。動きはなかなか鋭く、これが…

第5試合・Sフェザー級4回戦/●長島謙吾(1R0分39秒TKO)香川良平○

この試合も両者デビュー戦。地元尼崎ジムの長島はパンフレットの写真に、普通は勇ましくファイティングポーズを取るところで若手漫才師のような両手ピースサイン&何かが抜けたような笑顔。入場の際も身内やジムの後援者に愛想を振り撒きつつ派手にリングイ…

第4試合・Sバンタム級(54.5kg)契約ウェイト4回戦/●柴田朋亨(1R0分40秒TKO)有川憲司○

この試合は両者デビュー戦。しかし、外見のコントラストは異様に大きく、いかにも外国B級映画に出てくる日本人風・地味で素朴な雰囲気を醸し出す柴田に対して、周囲に派手なアピールをしながら入場&全身から戦闘性を強調する今風の格好をした有川。両者に…

第3試合・ミニマム級4回戦/●野村昂平(判定0−3)野口貴史○

ここからの4回戦はデビュー戦・未勝利戦絡みのオープン戦が続く。野村はこの試合がデビュー戦で、野口はここまで2戦2敗。 1R。野村が試合早々突っかけて行くも、体のバランスがバラバラで浮き足立った感じ。野口はいきなりの泥仕合模様に戸惑いつつも、…

第2試合・Sフェザー級4回戦/○日高慎一(2R2分23秒TKO)岩下幸右●

両者の戦績は、日高4勝(3KO)1敗、岩下2勝(1KO)2敗。共に新人王戦は初エントリー。岩下については、過去駒木が観戦した2回の試合はいずれも敗戦しており、何だか異様に相性が悪い感じ(苦笑)。ちなみに昨年11月の試合の模様はhttp://d.hatena.ne.jp/kom…

第1試合・フライ級4回戦/○橋本泰治(判定3−0)近藤雄資●

両者の戦績は、橋本1勝2分、近藤1勝(1KO)2敗。共に新人王は初エントリー。 1R。橋本が先手を取って手数で攻める。ハンドスピードはなかなかで、ショートアッパーにも見所があるが、横振りのパンチはややオープンブロー気味で威力は「?」。近藤は相手…

尼崎ジム創設25周年記念興行

アルカイックホールの小ホール、南側7列目中央より観戦。 節目の年の記念興行ながら、仲宣明が敗戦休養中、洲鎌栄一がこの日引退式…と、昨年までの2枚看板を欠く少々寂しい顔触れのマッチメイクになってしまった。そのためか、昨年までは全席指定のチケッ…

興行の総括

オープニングマッチに出場した津田の好ファイトなど、見るべきシーンも有るには有ったが、全体的に言えば低調な試合が多く、少々ゲンナリした1日だった。特に噛ませ犬を迎えたメインの2試合は……。有望選手を育てるためには「絶対に負けられない調整試合」…