駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第4試合・ミドル級契約ウェイト(70.0kg)8回戦/●福森智史[正拳](2R1分48秒TKO)田島秀哲[西遠]○

第3試合・Sバンタム級4回戦/●橋本広大[正拳](2R1分21秒TKO)吉岡哲兵[奈良]○

第2試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/○白井康太[尼崎](判定2−1)奥健太郎[奈良]●

公式判定は宮崎39-37、原田39-38(以上、白井支持)、半田39-38(奥支持)のスプリットで白井。

第1試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)4回戦/○吉原涼人[正拳](判定3−0)佐藤裕伍[西遠]●

公式判定は原田39-37、坂本39-38、宮崎39-38の3−0で吉原。

拳王の道〜ど根性〜(正拳ジム主催)

ここでは和歌山のガーデンホテルハナヨで行われた興行の試合結果を掲載しておきます。筆者未観戦のため、観戦記及び自己採点の公開予定はありません。

興行全体の総括

結果だけで言えば、ビッグマッチは地元勢3連勝のハッピーエンド。しかしながら、輝かしい成績に試合内容がついて来なかった嫌いもあり、勝った3選手を手放しで褒めるわけにもいかない。 特にジャッジに救われた形の石田は課題山積。この勝利を受け、次戦で…

第5試合・WBA世界Sウェルター級挑戦者決定戦12回戦/●マルコ・アベンダーニョ[ベネズエラ](判定1−2)石田順裕[金沢]○

アベンダーニョは26勝(18KO)5敗1分で、現在WBAのSウェルター級8位。96年デビュー、35歳の大ベテランである。デビュー以来13連勝で国内タイトルと、WBAフェデラテン王座の2本のベルトを獲得。だが00年3月には後の世界王者リカルド・マヨルガに2RT…

第4試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)10回戦/○高山勝成[真正](判定3−0)ハビエル・ムリージョ[メキシコ]●

高山は21勝(9KO)3敗の戦績で、WBAミニマム級2位、WBC同級4位。00年にエディタウンゼントジムからデビュー、01年の新人王戦では西日本予選から6連勝で全日本Lフライ級新人王となる。02年も3連勝してデビュー10連勝を達成し、堂々と畠山昌人[協栄札幌赤…

第3試合・日本Sウェルター級王座決定戦10回戦/●《日本SW級1位》古川明裕[ワールド日立](8R2分36秒TKO)野中悠樹[尼崎]《同級2位》○

古川は12勝(9KO)1敗1分で、日本Sウェルター級、OPBFで1位のトップコンテンダー。03年にデビュー、3連勝で臨んだ05年の新人王戦では、翌年の全日本覇者・淵上誠[八王子中屋]や現日本ランカーの田島秀哲[天熊丸木→西遠]を破って全日本新人王に。更に…

第2試合・ライト級4回戦/●金本祥平[Gツダ](判定1−2)有村純一[金沢]○

両者デビュー戦の組み合わせ。 1R。有村がアグレッシブに左右連打で手数攻勢。ハンドスピードは平凡だが迫力あり、パーリング中心の守備もマズマズ。金本はアウトボクシング主体。ガードは堅実だが攻めに迫力無く手数負け。目立った戦果はボディ1発のみ。…

第1試合・ライト級契約ウェイト(60.0kg)4回戦/●片岡悠樹[Gツダ](1R1分33秒TKO)渡部“伊予守”雅之[金沢]○

両者戦績は片岡2勝(0KO)1敗、サウスポーの渡部は2勝(1KO)3敗。片岡は今年1月、5月と連勝中。渡部は新人王戦でSフェザー級にエントリー。緒戦を突破するも準決勝で敗退している。 1R。渡部がスピード活かして先制。スロースタート傾向のある片岡に手…

興行の概要および雑感

飛石連休の合間となった月曜夜、西日本ボクシング界ではこの秋一番のビッグマッチが府立第一で開催された。最近では世界戦クラスでしか使われない大バコの会場に相応しく、西日本地区を代表する世界ランカーがメイン・セミを務め、セミ前には日本タイトルの…

千里中央読売文化センター興行・「To the Future Vol.2〜未来へ〜」(ヨシヤマ・フュチュール共催)試合結果

以下、千里中央興行の結果を掲載する。女子3試合を含むオール4回戦、全7試合・計28Rのミニ興行である。 なお、この興行には前日の新大阪興行に引き続いて東日本から福地、中村両レフェリーが、そして中日本の石川レフェリー、西部日本の姫野レフェリーも…

興行全体の総括

A級選手出場の4試合は、結果通りの内容。ジェロッピと戎岡は短時間ながら自分の持ち味をフルに発揮しての快勝。玉越は格下を仕留め損ない消化不良気味の試合で、武本は世界どころか前途が閉ざされる寸前の大苦戦。まさに明暗分かれる結末となった。 前座で…

第8試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)8回戦/○ジェロッピ瑞山[千里馬神戸](2R終了TKO)柴田義正[東海]●

ジェロッピは16勝(7KO)1敗2分の戦績で、OPBFランキングにSフライ級4位。05年4月にデビュー。14ヶ月で10戦、デビュー戦の負傷判定を除いて9連勝をマーク。続く比国タイトルマッチで初敗北を喫し、07年2月には敵地・南アフリカで現WBCバンタム級1位…

第7試合・Sフェザー級8回戦/●岩下幸右[Gツダ](判定0−2)武本在樹[千里馬神戸]○

岩下は7勝(3KO)7敗1分の戦績。04年デビュー、4回戦時代から勝率五分前後を右往左往する状況も、新人時代に敗れた相手には日高慎一[尼崎]、武本康樹[千里馬神戸]など後のA級上位選手の名前も。06年のB級昇格後もアウェイ中心の不利な条件での試合が続い…

第6試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)8回戦/●田中周次[緑](1R1分48秒KO)戎岡淳一[明石]○

田中は6勝(2KO)2敗2分の戦績。05年デビュー、06年まで1分を挟んで4連勝を挙げ、07年の新人王戦にエントリー。中日本Lフライ級新人王に。中日本との地区対抗戦には敗れたが、今年2月には06年度中日本同級新人王の田村健二[松田]を降して再起と同時にA…

第5試合・フェザー級8回戦/○玉越強平[千里馬神戸](判定3−0)数藤武士[東海]●

玉越は21勝(9KO)5敗6分の戦績で、現在Sバンタム級でOPBF8位・日本3位。99年にデビューし、00年の新人王戦では西日本決勝まで進出。その後は01年いっぱいまで6回戦〜8回戦で苦戦続きの停滞期を経験するが、02年から5年余りに渡って無敗をキープ。03年…

第4試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)6回戦/○帝里木下[千里馬神戸](判定3−0)花木章年[大一スペースK]●

両者戦績はサウスポーの帝里が2勝(0KO)無敗、花木4勝(2KO)4敗1分。アマチュアで65勝という実績のある帝里は、5月、6月と連勝。ここでB級デビューの特権を行使して今回は6回戦での出場。花木は07年の中日本バンタム級新人王だが、9月の地区対抗戦に…

第3試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/●水谷充希[千里馬神戸](判定0−3)宮崎隆司[姫路木下]○

両者戦績はサウスポーの水谷が1勝(1KO)無敗、宮崎3勝(1KO)3敗。水谷は6/29にデビューし、これが2戦目。宮崎は新人王戦で、今期西の覇者となった大前健太[クラトキ]に競り負けて2回戦敗退。今回が再起戦。 1R。宮崎はダッキングを多用するが、あわや頭…

第2試合・フライ級4回戦/○佐々木章人[緑](判定3−0)横山集[明石]●

両者戦績は佐々木2勝(0KO)2敗、横山1勝(0KO)2敗。名古屋から遠征の佐々木は、昨年12月と今年7月、同じ相手に連敗して星勘定が五分になってしまった。横山は新人王戦1回戦敗退からの再起戦。 1R。やや膠着気味の内容。佐々木は密着して左右フック中心…

第1試合・フライ級4回戦/○藤田慶[千里馬神戸](3R0分47秒TKO)岡崎雄[姫路木下]●

両者戦績は藤田1勝(1KO)無敗1分、岡崎はこれがデビュー戦。 1R。ややガチャガチャした感じの乱打戦。藤田が要所で右ストレートを有効打。岡崎は手数出ているが、頭から突っ込み気味の姿勢が続き、早くも減点1もこれは少し厳しい裁定か。 2R。藤田が攻…

「Senrima Super Fight vol.29」(千里馬神戸主催)概要及び雑感

千里馬神戸ジムの定例興行。昨年はタイトルマッチを絡めて六甲アイランドの大会場に進出したが、残念ながら今年は常打ち会場の神戸サンボーホールでの開催となった。 しかし出場選手の顔触れはかなり豪華。先日敵地で一敗地にまみれた武本康樹を除く東洋・日…

この日は、神戸と大阪の千里中央で興行が同時刻開始の完全バッティング。しかも両興行ともノーテレビという非常に悩ましい事態に。目玉は2つ有っても体は1つしか無い筆者は止む無く重要度の高い神戸を選択させて頂いた。 よって、この日付の記事は神戸興行…

第2部総括

第5試合まではオールKOで、これは昼の部の再現か? と思いきや、後半に入った途端に凡戦と実績上位者の不調が続いてまさに竜頭蛇尾の興行になってしまった。特に6回戦で敗れた3人、4回戦ボーイよりもお粗末な内容で惨敗した早野、かつて一度は楽に退け…

第2部第9試合・ライト級契約ウェイト(131ポンド)6回戦/●片山博詞[アポロ](判定0−3)松田雄太[SFマキ]○

両者戦績は片山9勝(2KO)2敗1分、サウスポーの松田5勝(2KO)4敗1分。片山は5月に佐梁孝志[明石]に負傷判定負けを喫して2敗目。念願の日本ランク獲得へ燃えていたが、急遽相手変更で6回戦での調整戦ということに。松田は出世が遅れていたが、5月にB…

第2部第8試合・ミドル級6回戦/●岩尾剛[泉北](判定0−2)津田修吾[塚原京都]○

両者戦績は岩尾7勝(2KO)1敗2分、津田5勝(4KO)5敗。このカードは2度目の対戦で、前回は岩尾が勝利している。その岩尾は07年度の西日本ミドル級新人王だが、前回3月の試合は06年度新人王の福森智史[正拳]に敗れている。津田は昨年5月、今年2月と4回…

第2部第7試合・Sフライ級6回戦/○池田寛[レンゴー](判定3−0)早野吉男[尼崎亀谷]●

両者戦績は池田5勝(2KO)8敗、サウスポーの早野5勝(0KO)12敗1分。池田は1月に東京、4月に名古屋と遠征で強豪若手の相手役を務めており、敢え無く連敗中。早野は今年4月に1年ぶりの復帰を果たすも敗退。A級昇格までの1勝が遠い現状だ。 1R。池田が…

第2部第6試合・Sフェザー級4回戦/△中川章[泉北](4R1分08秒負傷判定0−1)昔川真也[大星]△

両者戦績は中川1勝(1KO)3敗、昔川1勝(0KO)無敗。中川は今年3月に初勝利を挙げたが、続く6月の試合で3敗目を喫した。昔川は5月のデビュー戦以来の2戦目。 1R。ロング〜ミドルレンジ中心に、ややバタついたステップを使いつつのロングヒット応酬。共…

第2部第5試合・ウェルター級契約ウェイト(64.0kg)4回戦/○宇川広之[アポロ](2R2分59秒TKO)橋野佑太[尼崎亀谷]●

両者戦績は宇川2勝(1KO)4敗1分、橋野2勝(1KO)7敗1分。宇川はデビュー戦勝利の後に連敗が続いていたが、ここ2戦は勝ち→ドローと復調傾向。橋野も前回5月の試合では持ち味がフルに活かされて2勝目を挙げた。 1R。両者ガードを固めて互いの頭を近付…