駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

「Senrima Super Fight vol.29」(千里馬神戸主催)概要及び雑感

千里馬神戸ジムの定例興行。昨年はタイトルマッチを絡めて六甲アイランドの大会場に進出したが、残念ながら今年は常打ち会場の神戸サンボーホールでの開催となった。
しかし出場選手の顔触れはかなり豪華。先日敵地で一敗地にまみれた武本康樹を除く東洋・日本ランカーが勢揃い。更には明石ジムから戎岡淳一のゲスト参戦もあって、なかなかの壮観である。これで対戦相手がキャリアや勝率が微妙なノーランカーで「調整試合大会」の趣向が濃くなったのを惜しむのは、流石に無いものねだりが過ぎるだろうか。
メインでホスト役を務めるのは、前回に続いて輸入ボクサーのジェロッピ瑞山。今回は中日本から遠征の柴田義正[東海]が相手。既に11月9日に試合が決まっており、ここは消耗を避けてクリアしたいところだろう。セミは前回興行でキャンセルされた武本在樹と岩下幸右による“曰く”付きの一戦。キャンセルの理由を作った武本には、この試合を誰もが納得した形でクリアするノルマが課せられている。前座では戎岡・玉越の試合の他、アマ出身のホープ・帝里木下が前年度中日本新人王の花木章年[大一スペースK]と戦う6回戦が注目カードだ。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。