駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

興行全体の総括

決め手に乏しい、言ってしまえば凡戦気味のフルラウンド判定か、一方的な内容の短時間KO決着か、という必要以上に緩急の付きすぎた内容。結果として客席が盛り上がれる時間の割合が小さくなってしまった。今日は子供の甲高い声や、雑談に興じる人たちのざ…

第7試合・バンタム級8回戦/●小林歩[明石](2R0分37秒)ジェロッピ瑞山[千里馬神戸]○

第6試合・フライ級契約ウェイト(50.0kg)8回戦/○戎岡淳一[明石](判定3−0)スリヤー・クロンパジョン[タイ国]●

公式判定は宮崎79-73、野田79-74、大黒79-74の3−0で戎岡。駒木の採点は「A」78-74、「B」79-77で戎岡優勢。

第5試合・バンタム級6回戦/●大塚メロン貴光[三谷大和S](判定0−3)帝里木下[千里馬神戸]○

公式判定は半田60-54、原田60-54、坂本60-55の3−0で帝里。駒木の採点は「A」「B」いずれも60-54で帝里優勢。

第4試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)8回戦/●児島芳生[明石](2R2分30秒TKO)福原寛人[江見]○

第3試合・ライト級6回戦/○池田善彦[Gツダ](判定3−0)瀧波大佑[千里馬神戸]●

公式判定は野田59-56、宮崎58-56、半田58-57の3−0で池田。駒木の採点は「A」57-57イーブン「B」60-57池田優勢。「A」判定は池田の強引なラッシュを「乱暴な突進」としたもので、「B」判定は正当な攻勢と認めた採点。

第2試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)6回戦/○高野誠三[明石](3R2分30秒TKO)ビッグエム・オーブーンチャイ[タイ国]●

第1試合・Sフェザー級(58.0kg)契約ウェイト6回戦/○川合智[Gツダ](判定2−0)大木良祐[千里馬神戸]●

公式判定は半田58-57、宮崎58-57、野田58-58の2−0で川合。駒木の採点は「A」58-56「B」59-58で川合優勢。

興行概要&雑感

2月に興行を開催したばかりの千里馬神戸ジムだが、2か月余のインターバルで常打ち会場のサンボーホール大会の実施に踏み切った。この不景気下でも攻めの姿勢、神戸・明石地区の若手たちに試合の出場機会を与えようという心意気には頭が下がるが、今回は武…

第2部総括

一言で表せば「最高の前座と最低のメイン」。これほど後味の悪いメインイベントを観たのはいつ以来の事だろうか。 メインイベンターは、観客に最低3千円のチケット代と貴重な休日の余暇の時間に相応しい対価を試合内容で提供する義務を負い、日本ランカーは…

第7試合・Sウェルター級8回戦/○松元慎介[進光](判定3−0)岩尾剛[泉北]●

公式判定は川上80-72、半田80-74、野田80-74の3−0で松元。 しかし、この判定に対して、リングサイドの岩尾側後援者と思しき観客が激高、批難の声を上げて役員席に詰め寄り、原田レフェリーと睨み合いになる場面があった。程なく仲裁が入って事無きを得たが…

第6試合・Sフェザー級6回戦/○吉野典秀[進光](6R1分57秒TKO)戸村能久[仲里ATSUMI]●

第5試合・Sバンタム級6回戦/●寄川航[進光](3R2分56秒TKO)上村徹[ワイルドビート]○

第2部第4試合・ミドル級4回戦/●山本洋[進光](3R1分26秒TKO)下野喜道[西日本協会]○

第2部第3試合・フェザー級4回戦/●ミッキー高山[進光](1R0分41秒TKO)橋本和樹[真正]○

第2部第2試合・ライト級契約ウェイト(60.0kg)4回戦/○谷大渓[進光](1R1分45秒KO)山本浩史[オール]●

第2部第1試合・Sフェザー級4回戦/●高山拓志[進光](2R2分34秒TKO)川脇成太[オール]○

第2部・「ダイナミックボクシング」(進光ジム主催)

夜の部は、久々に日曜日のIMPホールに戻って来た進光ジムの主催興行。先日苦闘の末に初防衛を果たした鈴木哲也は挨拶のみの登場で、メインは昨年手痛い敗戦を喫してこれが再起戦となる松元慎介が、ミドル級から1階級落として初のランキング入りを目指す…

第1部総括

セミ以外の5試合がKO決着、残ったセミも2度のダウンシーンがあり、ボクシングの魅力溢れる“大当たり”の興行に。健文欠場のあおりでチケットを買ったものの来場を控えた後援者も多かったこの日の興行だが、労を惜しまず観に来た客に報いてみせるのはまさ…

第1部第6試合・ライト級10回戦/○川波武士[大鵬](2R0分50秒KO)日高慎一[尼崎]●

第1部第5試合・ライト級契約ウェイト(60.0kg)8回戦/○加治木了太[大鵬](判定3−0)岩下幸右[Gツダ]●

5Rに加治木が、8Rに岩下がそれぞれダウン1回。 公式判定は川上77-75、原田76-75、半田76-75の3−0で加治木。駒木の採点は「A」76-74「B」77-75で加治木優勢。

第1部第4試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)8回戦/○中澤翔[大鵬](4R終了TKO)橘悟朗[エディ]●

第1部第3試合・フェザー級契約ウェイト(56.5kg)8回戦/●中井五代[大鵬](4R1分13秒KO)田中翔途[大阪帝拳]○

第1部第2試合・ライト級4回戦/○鈴木悠平[真正](2R0分46秒KO)村田和也[千里馬神戸]●

第1部第1試合・Sフェザー級4回戦/○桑原直紀[千里馬神戸](1R1分05秒KO)金沢泰佑[大鵬]●

第1部・「ドラマチックボクシング・第35回CHANPION'S ROAD」(大鵬ジム主催・大阪帝拳プロモート)

第1部は、IMPホールの昼の部が定位置となっている大鵬ジムの主催興行。今回は全7試合の予定だったが、セミ前に再起戦が組まれていた健文KIDトーレスの試合が、トーレスの肝炎発症を理由に急遽キャンセルとなってしまった。トーレスは昨年に続いての…

今年に入って月イチペースのIMPホール興行、今回は昼の部に大鵬ジム主催興行、夜の部に進光ジム主催興行の二本立て。試合のグレード的には、いずれの興行も日本下位ランクを争う試合がメイン格だが、新人王予選をはじめ、マニア注目の試合が複数ラインナ…

興行全体の総括

第1試合から怒涛のKOラッシュ。西尾、山下ら地元勢の完敗など歓迎できない材料もあったが、こと試合内容に関して言えば期待以上のクオリティだった。特にメインで実に久々の快勝となった竹下は、過去数年の、どことなく燻ったような印象を払拭する気合い…

三谷将之引退セレモニー

全試合終了後、スーツ姿に着替えた三谷がリングに上がり、元・現役の世界王者たちの来賓を出迎えて引退セレモニーが行われた。恐らくはスカイAの協力で制作されたデビュー戦からの全試合のダイジェスト映像も流され、これだけでも小会場の興行が打てるので…

第9試合・ライト級契約ウェイト(59.5kg)8回戦/○竹下寛刀[高砂](6R1分44秒TKO)佐梁孝志[明石]●