駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部総括

セミ以外の5試合がKO決着、残ったセミも2度のダウンシーンがあり、ボクシングの魅力溢れる“大当たり”の興行に。健文欠場のあおりでチケットを買ったものの来場を控えた後援者も多かったこの日の興行だが、労を惜しまず観に来た客に報いてみせるのはまさにプロの鑑である。
さて、メインは川波が圧勝の形だが、コンディション不良か動きの重たさが目に付いた。好不調の差が激しいのは今に始まった事ではないが、やや心配ではある。とはいえ、制約された条件の中で決めきった辺り、存在感に重みが出てきた。
特筆すべき選手は、白熱の好勝負となったセミの両選手と、そして非力さを払拭する鮮やかなKOをマークした第3試合の田中。各選手ともランカーを(加治木にとっては再び)狙うにはもう一つ高い壁がありそうだが、次戦以降が楽しみである。