駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

興行全体の総括

A級選手の試合が昼・夜合わせて6つも組まれたが、その内容もA級だったのは半分以下に限定されるという、ちょっと内容的には物足りない1日に。特にプロ選手として失格のダルファイトを2戦連続させてしまった吉村憲二には猛省を促したい。 世間一般の話題…

第2部第6試合・バンタム級10回戦/○池原信遂[大阪帝拳](3R1分46秒TKO)メッガン・シンスラット●

23勝(17KO)1敗で元全日本新人王の池原は、玉越強平に手痛い一敗を喫して以来、ノーランカーに甘んじている。最近は格下の東南アジア人相手を倒せないなど停滞模様だったが、今回は一転して世界ランカーを相手に冒険マッチ。進退を賭けて再浮上を狙う。 対す…

第2部第5試合・バンタム級10回戦/○坪内達哉[大阪帝拳](判定3−0)井川政仁[関]●

昨年11月にSバンタム級ランカーの玉越強平を追い詰めた坪内が、中2ヶ月で早くも再始動。相手は西部日本バンタム級王者の肩書きを持ち、7勝(1KO)1敗と高い勝率を誇る井川。 坪内はガードを固めつつもアグレッシブという器用なファイトスタイルが今日も機…

第2部第4試合・Lフライ級8回戦/○国重隆[大阪帝拳](4R0分57秒KO)サンガット・プロパンチャイ[タイ国]●

日本Lフライ級1位にランクされている国重が、珍しくタイ人との調整戦に臨んだ。相手は初来日・4勝(1KO)5敗というノーランカーのサンガット。 サンガットはガードを高く上げて“噛ませモード”。国重はジャブ、ワン・ツー中心のアウトボックスでガードの上か…

第2部第3試合・Sフェザー級8回戦/○吉村憲二[大阪帝拳](判定3−0)ワンチャナ・チュワタナ[タイ国]●

元インターハイ王者の吉村が、昨年5月以来のプロ5戦目に挑んだ、が……。 相手は来日経験もあるタイ国フェザー級3位で、あからさまな“噛ませモード”だったが、この相手に吉村は必要以上に被弾を警戒するヒット&アウェイ作戦。連打を打ち込んで効かせておい…

第2部第2試合・フライ級4回戦/△与座裕次[大阪帝拳](判定1−1)外口博之[オール]△

公式採点は39-37(与座支持)、39-37(外口支持)、38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は39-37で与座優勢。

第2部第1試合・バンタム級4回戦/●池田考一[大阪帝拳](判定0−3)倉田稔[進光]○

池田が1Rにダウン1回あって、公式判定は39-36、39-36、38-37の3−0で倉田。駒木の採点でも39-36で倉田優勢。

第2部・大阪帝拳主催「ドラマチックボクシング」概要&雑感

第2部は大阪帝拳のランカーを含むA級選手4人が出場する豪華な“顔見世”。メインは池原信遂が現状打開を目指して元WBCフライ級チャンピオンのメッガン・シンスラットに挑む冒険マッチがマッチメイクされた。全6試合とはいえ、これはボクシングファンの…

第1部第8試合・Sライト級10回戦/○松本憲亮[ヨシヤマ](判定2−0)レンジャー飯塚[広島三栄]●

10月に日本ランカーを撃破した松本が、広島から遠征の飯塚を迎え撃った試合。 失うものの無い飯塚は試合当初からアグレッシブ。ハンドスピードや回転力で勝る松本相手に一歩も引かない大健闘を見せる。松本は、終盤に失速した飯塚につけ込んで劣勢を挽回した…

第1部第7試合・Sフライ級10回戦/○吉山博司[ヨシヤマ](3R2分55秒KO)パノムデット・オーユタナコーン[タイ国]●

日本9位の吉山が、回転力・パワーに磨きをかけて早いラウンドから連打を次々と叩き込み、タイの老雄を真っ向から撃破した。相手が相手とは言え、ようやくランカーらしい試合ぶりが板に着いて来たようだ。決定力も向上し、この勢いでいよいよ上位挑戦といき…

第1部第6試合・Sフェザー級6回戦/△高橋秀鎮[江坂](判定1−1)田伐昌弘[大星モリガキ]△

05年度の新人王トーナメントで健闘し、10月に4勝目を挙げてB級入りした高橋が、ベテランの田伐を相手に初の6回戦。 田伐は熟練のアウトボクシングで序盤から主導権を握る。当てカンもよく、技術だけなら8回戦でも通用しそうだが、手数が少なく打たれ弱い…

第1部第5試合・Lフライ級6回戦/△松下泰士(判定1−0)須田康博△

松下が1階級絞り込んで、Lフライ級の05年西日本新人王戦準優勝の須田と対戦。 共に元・新人王有力候補同士だけあってアグレッシブな好ファイト。懸念のガードを修正するなど、ディフェンスに心境著しい松下が細かい連打で主導権を握ったが、パンチの非力さ…

第1部第4試合・ウェルター級4回戦/○藤田和志[レンゴー](判定3−0)市野紘一[守口東郷]●

公式判定は三者とも39-37で藤田支持。駒木の採点も39-37藤田。

第1部第3試合・フェザー級4回戦/●石井正人[ヨシヤマ](判定0−3)松田雄太[SFマキ]○

公式判定は三者とも39-37で松田を支持。駒木の採点も39-37で松田優勢。

第1部第2試合・バンタム級4回戦/△森本一春[江坂](判定1−1)岡正樹[SFマキ]△

公式判定は40-36(森本支持)、39-37(岡支持)、38-38の三者三様ドロー。上下6点差は凄い。駒木の採点は39-37で岡を優勢と見たが。

第1部第1試合・フライ級4回戦/○加藤毅[ヨシヤマ](4R1分07秒負傷判定3−0)西弘義[神拳阪神]●

公式判定は40-37、39-38、39-38の3−0で加藤。駒木の採点も39-38で加藤優勢

第1部・ヨシヤマジム主催「第6回南国奄美ハブファイト」概要&雑感

ヨシヤマジムの出世頭・松本憲亮と吉山博司がセミ・メインを担当する自主興行、年数回のペースで回を重ねて6回目。前回興行では日本ランカー級の選手を相手にリスキーな勝負を仕掛けたが、今回は格下の相手をタイや他地区から迎えての調整戦となった。前回…

IMPホール昼夜興行

06年の西日本ボクシング初めは、御馴染みIMPホールの昼夜興行。ヨシヤマジムと大阪帝拳ジムのA級ボクサーが出場して腕を競った。新人王戦を控えて、この時期は4回戦出場選手が少なく、試合数も少な目*1。そのせいか、やや観客数が寂しかったのがやや残…

亀田大毅デビュー戦の相手について

各紙スポーツ新聞で既報の通り、亀田三兄弟次男・亀田大毅選手のデビュー戦の相手が、タイ国(!)のサマート・シットサイトン(=シンサイトン)に決定しました。“ジム発表の戦績”は15戦10勝(8KO)5敗のハードパンチャーという触れ込みでしたが、調べてみる…

ご無沙汰してます。

9日付には川嶋再起戦とイーグル×中島戦の観戦記が入りますので、便宜上日付は1日先行ということで。この年末はどうも気合が入りきらず、観戦自体は重ねているものの(12月末のアゼリア興行も昼夜制覇してるのですよ。アポロジムの1万円興行にはアホらしく…