第１部第５試合・Ｌフライ級６回戦／△松下泰士（判定１−０）須田康博△

松下が１階級絞り込んで、Ｌフライ級の05年西日本新人王戦準優勝の須田と対戦。
共に元・新人王有力候補同士だけあってアグレッシブな好ファイト。懸念のガードを修正するなど、ディフェンスに心境著しい松下が細かい連打で主導権を握ったが、パンチの非力さをが目立つ。逆に須田は中盤以降粘り強く手数を振るって接戦ぶりをアピール。
公式判定は58-56（松下支持）57-57、57-57の１−０ドロー。駒木の採点は59-55で松下優勢と見た。
難しい採点を強いられる互角・少差のラウンドが多かったが、ジャッジはこれを点数の振り分けで対応したようだ。試合全体を通じてみれば、松下のゲームコントロールが映えていただけに、個人的には彼にやや可哀想な判定結果になった気もするが……。