駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

(暫定)亀田×アランブレット戦雑感

観戦記はまた追ってアップします。 自分は現在の亀田を「日本王者未満の並の強豪選手」という見立てでいましたので、一言で表せば「想定の範囲内」の内容・結果だった…という印象です。亀田を世界王者クラスの選手だと考えてた人には少々拍子抜け、逆に彼を…

興行全体の総括

前座では、相変わらず諸一宇の着実な進歩が出色。これで決定力さえ見につけば来年度西日本新人王の優勝候補だろう。 タイトルマッチ3つは、名城×松浦戦は及第点の内容も、あとの2つが……。勝ち負け云々より、日本人2人の試合内容がお粗末過ぎる。試合のハ…

第7試合・日本Sフライ級タイトルマッチ10回戦/○《王者》名城信男[六島](判定3−0)プロスパー松浦[国際]《挑戦者・同級WBA世界2位》

公式判定は、宮崎(西日本)97-93、大黒(西日本)96-94、浦谷(東日本)97-94の3−0で名城。駒木の採点は99-91名城。 公式の採点結果は意外な少差だが、試合を通じて名城が採点材料の4要素で大きく差を付けての完勝。現状で世界獲得は未知数も、“無敵の日…

第6試合・OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦12回戦/○小松則幸[エディ](判定2−1)フェデリコ・カツバイ[比国]●

公式判定は、キム(韓国・主審)115-112小松、デービス(比国)114-112カツバイ、上中(日本)115-111小松の2−1。ただし3、7ラウンドに、カツバイはそれぞれオープンブローで減点1(計2点減点)。駒木の採点では114-112カツバイ優勢。 3Rにダウン級…

第5試合・OPBF東洋太平洋ミドル級王座統一戦12回戦/○《王者》サキオ・ビカ[豪州](5R2分22秒KO)荒木慶大[泉北]《暫定王者》●

昨年の王座決定戦と比較すると、荒木はディフェンス面では進歩があったものの、オフェンス面では相変わらずリードジャブも当てられないまま。対するビカは根本的に技術よりパワーで攻めるタイプであり、こうなると試合は、噛みあわない不発弾の応酬の中で徐…

第4試合・Lフライ級4回戦/●山田卓哉[エディ](判定1−2)諸一宇[尼崎]○

公式判定は39-37、39-37(以上、諸支持)、39-37(山田支持)の2−1で諸。駒木の採点は39-37諸優勢。

第3試合・Sバンタム級4回戦/△奥健太郎[奈良六島](判定0−1)南佳大[ハラダ]△

公式判定は39-37(南支持)、38-38、38-38の1−0ドロー。駒木の採点は38-38イーブン。

第2試合・Sフライ級4回戦/○川口裕[エディ](判定3−0)橋口竣[正拳]●

公式判定は3者とも39-37で川口支持。駒木の採点は40-36川口優勢

第1試合・フライ級4回戦/△呑田将樹[大阪帝拳](判定1−1)大塚亘[尼崎]△

公式判定は39-37(呑田支持)、39-37(大塚支持)、38-38の三者三様。駒木の採点は39-37大塚。

ドラマチックボクシング特別試合「CROSS」

昨年の10/18(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041018)以来となる、大阪府立第1競技場でのボクシング興行。よみうりテレビのバックアップで資金にも恵まれたのか、プロレス・格闘技ビッグマッチ並の豪華な入場ゲート&花道がセッティングされるなど、世界…

大スランプ中

まとまった文章を書くだけのモチベーションが全く高まりません…… 申し訳ないんですが、もうちょっとお待ち下さい。詳細なメモはとってあるので観戦記は必ず更新します。

西日本ボクシング協会「K−1出場、即“永久追放”」新規則案につい

書いてるのは6日ですが、便宜上日付をズラしてます。さて、既に色々な所で話題になってますが、西日本ボクシング協会(=近畿・中国・四国地方のプロボクシングジム総括団体)が、ボクシング界、そして格闘技界の現状にかなり大きな一石を投じる規則案を公…

第2部第4試合・ウェルター級契約ウェイト(141パウンド=63.96kg)10回戦/●ディンド・カスタナレス[比国](7R2分58秒KO)山本大五郎[金沢]○

※カスタナレスはWBF世界Sライト級&比国Sライト級王者。佐竹政一の東洋太平洋Sライト級王座に挑戦経験がある(8RKO負け)。山本とは10R判定引き分け、1R負傷引き分けの2戦に続いての決着戦。

第2部第3試合・Sフェザー級10回戦/●ワンヒン・チュワタナ[タイ国](4R2分46秒KO)三浦誉士[金沢]○

※ワンヒンは5度目の来日。過去4度の来日は雄二ゴメスなどを相手に4戦全敗(2KO負け)。今年7/18には光山健に10R判定負けしている(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050718#p3)

第2部第2試合・フェザー級10回戦/●ウィラチャイ・チュワタナ[タイ国](7R1分58秒KO)光山健[金沢]○

※ウィラチャイは来日9回目。過去8度の来日では8戦全敗(2KO負け)。

第2部第1試合・フライ級10回戦/○クロンチャイ・ソー・ティアグクーン[タイ国](1R2分22秒TKO)大洞達馬[金沢]●

※クロンチャイは来日3回目。04年8月に小島英次相手にTKO負けするも、同年12月にはタイ国王者になった事で知られる橋本力にKO勝ちしていた。

第2部・ドラマチックボクシング(金沢ジム主催興行)概要

金沢ジム所属のA級選手が出場する10回戦ばかりのマッチメイクという、非常に珍しいタイプの興行。本来はメインに小島英次×エリック・ロペスの試合が組まれていたが、小島が数日前に網膜剥離が判明して、なんと試合の予定が引退式に変更になってしまった。こ…

第1部第8試合・ライト級8回戦/○山崎晃[六島](6R2分26秒TKO)畑大輔[進光]●

第1部第7試合・Sフライ級8回戦/○安田幹男[六島](6R2分11秒TKO)寺本尚人[倉敷守安]●

第1部第6試合・ミニマム級6回戦/○奥村和也[六島](判定3−0)村田一晃[姫路木下]●

公式判定は59-55、59-55、58-56の3−0で奥村。駒木の採点は60-54で奥村優勢。

第1部第5試合・Sフライ級4回戦/●難波拓人[明石](判定0−3)堀江純平[大阪帝拳]○

公式判定は3者とも39-37で堀江支持。駒木の採点は40-36堀江優勢。

第1部第4試合・フライ級4回戦/△小林歩[明石](判定0−1)園部圭祐[大阪帝拳]△

公式判定は39-37(園部支持)、38-38、38-38の1−0ドロー。駒木の採点は39-37園部優勢。

第1部第3試合・ライト級契約ウェイト(60kg)4回戦/●小浦佳斗[進光](1R1分08秒TKO)渡場大輔[大阪帝拳]○

第1部第2試合・フライ級4回戦/△外口博之[オール](判定1−1)与座裕次[大阪帝拳]△

公式判定は39-37(外口支持)、39-37(与座支持)、38-38の三者三様。駒木の採点は39-37外口優勢。

第1部第1試合・ウェルター級4回戦/○石橋正和[六島](判定3−0)中元勝也[IT佐藤]●

公式判定は3者とも38-37(石橋が1Rにダウン1)。駒木の採点は1R、石橋のダウン後の猛攻を評価して9-10とし、39-37の石橋優勢。

第1部・ドラマチックボクシング(大阪帝拳・六島ジム共催)概要&雑感

第1部は、日本ランカー・山崎晃の試合をメインに据えた、六島ジム新人・有望若手中心の興行。東日本で言えば、後楽園ホールで閑散とした客入りの中で行われる身内中心の興行を想像して頂きたい。 客入りは立見・自由席の客が客席に吸収されて7〜8割埋まった…

IMPホール昼夜興行

ボクシング興行集中開催の楽日は、もはや定例化されてしまったIMP昼夜興行。しかしいつも思うのだが、これって1つの興行を2つに分割して、チケット代を倍獲られているだけのような気がしてならない。まぁプロモーターが違うから、という理由があるのだ…

観戦記溜まり過ぎ……

この上、また明日IMPの昼夜興行行こうとしてるバカがここに居ます。今週中に新人王戦だけでも何とかしたかったんですが、最近根詰めて目を酷使していたところ、眼精疲労が熱に転化されて全身に回ってしまい体調がガタガタになりました。3日の神戸も、近場で…

第9試合・フェザー級10回戦/○武本在樹[千里馬神戸](判定3−0)デッチジャム・ルークフォーダム[タイ国]●

公式判定は北村100-90、安田99-91、野田97-93の3−0で武本。駒木の採点は97-93武本。

第8試合・フェザー級契約ウェイト(56.5kg)8回戦/○玉越強平[千里馬神戸](判定2−1)坪内達哉[大阪帝拳]●

公式判定は宮崎78-72、大黒76-74(以上、玉越支持)、安田76-74(坪内支持)の2−1で玉越。駒木の採点は78-72で坪内優勢。来場の関係者の採点も駒木の採点に近い意見が多く、かなり疑問の残る判定結果であった事を付記しておく。CS放送が観られる方は、是非…