駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

(暫定)亀田×アランブレット戦雑感

観戦記はまた追ってアップします。
自分は現在の亀田を「日本王者未満の並の強豪選手」という見立てでいましたので、一言で表せば「想定の範囲内」の内容・結果だった…という印象です。亀田を世界王者クラスの選手だと考えてた人には少々拍子抜け、逆に彼をデビュー当初のような単なる色物のままだと思ってた人にとっては驚きの結果だったのではないでしょうか。
ただ、アランブレットにあれだけ老獪に攻撃の大半を捌かれているようでは、世界にはまだ2〜3歩足りないかな、とも思います。全体的に一本調子で技術の抽斗(ひきだし)の数もまだ少なそうですしね。ディフェンスも良くはなっていましたが、パーラ相手だとガードの上からジャブを当てられまくって、余裕を持ってポイントアウトされそうな気がしました。世界挑戦までには最低でももう1戦、今度は本物のフライ級のメキシコか中米の世界ランカー相手に“真の試合経験”を積むのが賢明だと思います。