駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第2部総括

前座の4回戦では明らかに実力不足の選手も見受けられ、第3試合を除いては低調な内容に推移したが、セミでは謎のタイ人が「まだ見ぬ強豪」だったというサプライズもあって、望外の好内容に。それまでほぼ全てのラウンドでポイントを失いながら、ワンパンチ…

第2部第6試合・Sバンタム級10回戦/○池原信遂[大阪帝拳](8R1分50秒負傷判定3−0)丹羽賢史[Gツダ]●

池原が7Rに偶然のバッティングで負った左目上の傷が悪化してドクターストップ。 8Rまでの採点で争われた公式判定は原田78-74、半田78-76、宮崎77-75の3−0で池原。駒木の採点は「A」77-75「B」78-76で池原優勢。

第2部第5試合・ライト級10回戦/○高瀬司[大阪帝拳](5R2分46秒KO)ラーイマンコン・チュワタナ[タイ国]●

第2部第4試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.5kg)4回戦/●近藤紀彦[陽光アダチ](2R0分50秒KO)石川慎祐[ハラダ]○

第2部第3試合・Sバンタム級4回戦/○山中浩之[大阪帝拳](判定3−0)内田崇文[森岡]●

公式判定は原田40-36、宮崎40-36、松田40-37の3−0で山中。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で山中優勢。

第2部第2試合・Sフェザー級4回戦/○山田モリオ[SFマキ](2R0分54秒KO)末広謙児[ハラダ]●

第2部第1試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)4回戦/●山本満[大阪帝拳](1R0分56秒KO)伊藤秀平[真正]○

第2部・「ドラマチックボクシング」(大阪帝拳主催)概要&雑感

仕切り直しての夜の部は、再度の世界挑戦を目指す池原信遂[大阪帝拳]出場の10回戦をメインとする興行。相手はノーランカーだが、かつて池原のライバル・三谷将之[高砂・引退]や日本ランカー級以上の選手を度々苦しめて来た丹羽賢史[Gツダ]。とてもチューン…

第1部総括

メインの王座決定戦は、元東洋王者と無冠の覇者の対決に相応しい高レベルの大激戦。試合内容で筆者が口を挟む余地など無いが、西日本ボクシングファンの気持ちからすれば、理想とは真逆の形で収まってしまった結果に脱力感を禁じ得ない。筆者個人としても、…

第1部第5試合・日本ミニマム級王座決定戦10回戦/●《日本Mm級1位》堀川謙一[SFマキ](判定0−3)八重樫東[大橋]《日本同級3位》○

公式判定は原田97-94、坂本97-95、浦谷96-95の3−0で八重樫が新王者に。駒木の採点は「A」95-95イーブン「B」98-97八重樫優勢。かつての堀川の大試合の例に漏れず採点困難な接戦のラウンドが多い熱戦。地元有利に逃げたくなる気持ちを抑え、敢えて厳しい…

第1部第4試合・フライ級10回戦/○李明浩[大阪帝拳](2R0分59秒KO)タミンカオ・ソーターンティップ[タイ国]●

第1部第3試合・Sフライ級4回戦/○藤原大貴[ウォズ](判定3−0)張本陽介[陽光アダチ]●

公式判定は浦谷39-37、原田39-37、坂本39-38の3−0で藤原。駒木の採点は「A」38-38イーブン「B」40-38藤原優勢。

第1部第2試合・Sバンタム級4回戦/○奥健太郎[奈良](判定3−0)西田至孝[塚原京都]●

西田は1Rにダウン1回。 公式判定は浦谷40-36、松田39-36、宮崎39-36で奥。駒木の採点は「A」38-37「B」39-38で奥優勢。西田の頭の低い攻勢が乱暴な突進扱いされて公式では大差開いた。

第1部第1試合・Sバンタム級4回戦/●自閑昌彦[ウォズ](4R0分23秒TKO)新井勇一[西日本協会預]○

第1部・日本ミニマム級王座決定戦(大阪帝拳主催)概要&雑感

昼の部は、前王者・金光佑治[六島]がJBCから引退勧告を受けて王座返上した事に伴う日本ミニマム級王座決定戦をメインとする興行。出場するのは日本1位の堀川謙一[SFマキ]、そして元OPBF同級王者で現在は日本3位の八重樫東[大橋]の両名である。堀川は約…

毎月恒例のIMPホール昼夜興行、今回は大阪帝拳プロモーションの主催興行が2つ。ただし昼の部はメインを京都の雄・堀川謙一[SFマキ]が出場する日本ミニマム級王座決定戦ほか京都勢に“間貸し”して、大阪帝拳勢は夜の部に出場する形となった。地の利と交…

興行全体の総括

ツダ勢は第3試合で内田が不覚をとった他は白星を重ねて6勝1敗。しかし、前回興行とは一味違うタイ人選手の粘りに手を焼いた選手も見受けられ、勝負事の難しさを再確認した日になってしまったか。それでもA級選手たちには、狂った歯車をすぐに修正し、相…

第7試合・Sウェルター級10回戦/○丸元大成[Gツダ](8R2分41秒TKO)デンヤソ・シットサイトン[タイ国]●

第6試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)10回戦/●ノラシン・ギャットプラサンチャイ[タイ国](9R2分27秒負傷判定0−3)本田秀伸[Gツダ]○

9Rに本田が偶然のバッティングで受傷し、ドクターストップで試合終了。 公式判定は野田88-85、川上88-85、大黒87-86の3−0で本田。駒木の採点は「A」87-84「B」88-85で本田優勢。

第5試合・フェザー級6回戦/○小路尚也[Gツダ](3R2分13秒KO)デットパノム・チュワタナ[タイ国]●

第4試合・バンタム級8回戦/○川口裕[Gツダ](1R0分39秒KO)ロンナチャイ・ポーティティマ[タイ国]●

第3試合・Sフライ級6回戦/●内田悟[Gツダ](判定0−3)利幸トーレス[大鵬]○

公式判定は坂本58-56、宮崎58-56、半田59-56の3−0でトーレス。駒木の採点は「A」57-57イーブン「B」58-57トーレス優勢。

第2試合・Sライト級4回戦/○金本祥平[Gツダ](3R終了TKO)高山英次[オール]●

3R終了後、高山陣営が棄権して試合終了。

第1試合・フライ級4回戦/●サンサクダ・ポータワナポン[タイ国](判定0−3)奥本貴之[Gツダ]○

奥本は1Rにダウン1回、サンサクダは3Rにホールディングで減点1 公式判定は宮崎38-36、野田38-36、半田38-37の3−0で奥本。駒木の採点は「A」「B」ともに38-36で奥本優勢。

興行概要&雑感

新生グリーン・ツダジムの5度目の興行は、先月に不慮の事故で急逝した、元東洋太平洋フライ級王者・小松則幸の追悼興行。昨年秋に続いて旭区区民センター大ホールが会場として選ばれた。リングと観客席との距離が極めて近い、ライブ感の強い会場ではあるの…