駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

毎月恒例のIMPホール昼夜興行、今回は大阪帝拳プロモーションの主催興行が2つ。ただし昼の部はメインを京都の雄・堀川謙一[SFマキ]が出場する日本ミニマム級王座決定戦ほか京都勢に“間貸し”して、大阪帝拳勢は夜の部に出場する形となった。地の利と交通の便の良い試合会場を求めたSFマキ側と、2興行分の試合を埋めるだけの人材を確保しきれなかった大阪帝拳側との利害関係が一致したため実現した変則ダブル興行である。東日本地区でも、地元開催が難しいジムがタイトルマッチを主催する場合は、後楽園ホールで行われる大手ジムの興行で行うケースが以前から見られたが、それの西日本バージョンという事なのだろう。
さて、今回は予定されていた西日本新人王予選が中止になるなどの影響もあり、全体的に試合数は少なめ。昼の部が5試合・32R、夜の部が6試合・36Rで、計11試合・68Rというボリューム。タイトルマッチがあると思えば、昼夜合わせて6000円からという料金は、ファンとして承諾しなければいけない範疇か。それぞれあと1試合ずつ、6ないし8回戦の好カードがあれば理想的ではあったが、これは無い物ねだりか。
なお、この日は東日本地区からタイトルマッチ要員で浦谷レフェリーが来阪。前座から主審・副審の業務を担当した事を付記しておく。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。