駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

興行全体の総括

野中は前半戦ではリズムを崩し、ポイント争いでも微妙な立場に立たされたが、老獪なインサイドワークを駆使して勝機を窺い、相手の動きを見切った上で階級相応のパワフルな強打で仕留めるという、満点ではないものの王者の仕事を全うして2度目の防衛に成功…

第5試合・日本Sウェルター級タイトルマッチ10回戦/○《王者》野中悠樹[尼崎](7R1分38秒TKO)新井恵一[高崎]《挑戦者・同級1位》●

第4試合・フェザー級4回戦/○西川良一[京都拳闘会](判定3−0)加治裕樹[尼崎亀谷]●

公式判定は松田40-37、福地39-38、宮崎39-38の3−0で西川。駒木の採点は「A」40-36「B」40-37で西川優勢。

第3試合・ウェルター級4回戦/○長島謙吾[尼崎](3R1分55秒TKO)森本悠希[明石]●

第2試合・バンタム級4回戦/○山本隆寛[尼崎](2R0分50秒TKO)中岡雅司[西日本協会]●

第1試合・Lフライ級4回戦/○角谷淳志[金沢](1R0分45秒KO)佐藤逸[明石]●

毎年4〜5月に開催される春の尼崎ジム主催興行だが、今年は日本王者・野中悠樹のチャンピオンカーニバル出場に合わせて3月開催となった。流動的な試合日程に合わせて興行計画を組むにはプロモーターの苦労も多いだろうが、これもジム所属の日本王者に随時…

全体の総括

優勝候補・有力候補のほぼ全員が順当に勝ち上がったが、試合内容は冷や汗ものの大苦戦も多く、今後へ向けての不安と課題が多く露わになった。これをバネと出来るかどうかが、後楽園まで辿り着けるかどうかのカギとなるだろう。 特筆すべき選手を列挙すると、…

第2部第10試合・ウェルター級4回戦/●中司裕貴[西日本協会](1R2分26秒KO)竹中省吾[千里馬神戸]○

第2部第9試合・ウェルター級4回戦/○大森健太[尼崎亀谷](1R1分20秒TKO)ジョニー拳[奈良]●

ジョニー拳は、山本賢太のリングネーム。

第2部第8試合・Sライト級4回戦/●塚本隆太[明石](判定1−2)村上拳弘[神拳阪神]○

公式判定は半田39-38、坂本39-38(以上、村上支持)、大黒39-38(塚本支持)のスプリットデシジョンで村上。駒木の採点は「A」38-38イーブン「B」39-38塚本優勢。

第2部第7試合・ライト級4回戦/○小浦佳斗[進光](堀田棄権のため小浦不戦勝)堀田武史[陽光アダチ]●

堀田が試合を棄権したため、小浦が不戦勝で勝ち上がり。

第2部第6試合・ライト級4回戦/●山本雄也[仲里ATSUMI](判定1−2)山田新太郎[神拳阪神]○

山田新太郎は百合徹郎から改名。 公式判定は半田40-37、宮崎39-38(以上、山田支持)、原田39-38(山本支持)のスプリットデシジョンで山田。駒木の採点は「A」39-37山本優勢「B」39-39イーブン。山本のラフな攻勢を“アグレッシブ”要素に加味するか、乱暴…

第2部第5試合・Sフェザー級4回戦/○大谷康晴[クラトキ](判定3−0)正野晃[アポロ]●

公式判定は坂本、半田、原田の三者いずれも39-38で大谷を支持。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で大谷優勢。

第2部第4試合・Sフェザー級4回戦/○西永哲也[進光](判定3−0)多谷友宏[大星]●

公式判定は坂本39-37、宮崎39-37、川上39-38の3−0で西永。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37の3−0で西永優勢。

第2部第3試合・フェザー級4回戦/○王田尚史[千里馬神戸](1R0分50秒TKO)安田善郎[大鵬]●

第2部第2試合・フェザー級4回戦/●片山恵司[大阪帝拳](4R1分00秒TKO)高埜剛[尼崎亀谷]○

第2部第1試合・フェザー級4回戦/○佐野充啓[西日本協会](判定3−0)吉田文郎[ハラダ]●

公式判定は大黒40-36、坂本40-37、原田40-37の3−0で佐野。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で佐野優勢。

第1部第8試合・Sバンタム級4回戦/●舟木隆太[オール](舟木棄権のため恒岡不戦勝)恒岡朗[大星]○

舟木が病気欠場のため、恒岡が不戦勝で勝ち上がり。

第1部第7試合・Sバンタム級4回戦/●奥健太郎[奈良](判定0−3)山崎浩一[明石]○

公式判定は川上40-37、大黒39-38、宮崎39-38の3−0で山崎。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で山崎優勢。

第1部第6試合・バンタム級4回戦/●張本陽介[陽光アダチ](判定0−3)仲田雅宗[八尾]○

公式判定は半田40-37、大黒39-37、原田39-38の3−0で仲田。駒木の採点は「A」「B」40-36で仲田優勢。

第1部第5試合・Sフライ級4回戦/●藤原大貴[ウォズ](判定0−3)川口勝太[オール]○

公式判定は原田40-36、坂本40-36、川上40-37の3−0で川口。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で川口優勢。

第1部第4試合・フライ級4回戦/○森田厳希[ウォズ](判定3−0)林昭文[川田]●

公式判定は半田40-36、宮崎40-37、坂本40-37の3−0で森田。駒木の採点は「A」「B」いずれも40-36で森田。

第1部第3試合・フライ級4回戦/○樋口裕二郎[オール](判定3−0)河本幸也[大鵬]●

公式判定は原田39-37、半田39-38、坂本39-38の3−0で樋口。駒木の採点は「A」39-37樋口優勢「B」39-39イーブン

第1部第2試合・Lフライ級4回戦/○本田衛[JM加古川](3R1分33秒TKO)小金丸憲友[進光]●

第1部第1試合・ミニマム級4回戦/▲西川潤也[八尾](判定1−1岩橋勝者扱い)岩橋裕馬[森岡]△

岩橋が2Rにダウン1回。 公式判定は坂本38-37(岩橋支持)、原田38-37(西川支持)、大黒38-38の三者三様ドロー。いーぶんとした大黒副審の優勢点投票により岩橋が勝者扱い。

今年の西日本新人王戦予選は、早くも序盤のヤマ場。尼崎エーリックホールを舞台に、昼夜興行の形で全18試合が行われる。今年はエントリー者が少なく、ここで早くもベスト4以上が出揃う階級もある。ノーテレビの小会場、しかもオール4回戦ではありながら、…

興行全体の総括

前座は凡戦気味の試合も見受けられ、会場にも弛緩した空気が漂い始めていたが、そこは長谷川穂積。濃密な157秒でチケット代の元を取らせる見事な3ノックダウン劇を見せてくれた。3度目の指名試合をクリア、直近3度の防衛戦が2R以内のKO勝利と、その才…

第7試合(予備カード2)・フライ級契約ウェイト(50.0kg)4回戦/○伊藤秀平[真正](2R2分32秒KO)田中秀和[タイガ]●

第6試合(予備カード1)・Sフェザー級4回戦/○山本琢也[黒潮](1R1分53秒TKO)谷口雄祐[クラトキ]●