駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

09年新人王戦

第10試合・Sフェザー級5回戦/△吉田恭輔[福岡帝拳](判定0−1吉田勝者扱い)西永哲也[進光]▲

2Rに吉田がダウン1回。 公式採点は古田48-47(西永支持)、桑田47-47、岩崎47-47のマジョリティドロー。イーブンとした副審2氏が優勢点投票で吉田を支持したため、逆転で吉田が勝者扱いに。駒木の採点は「A」「B」いずれも47-47イーブン。3〜5Rで吉…

第9試合・バンタム級5回戦/○坂本英生[フジタ](判定2−0)山本隆寛[尼崎]●

公式判定は姫野49-47、桑田48-47、岩崎48-48の2−0で坂本。駒木の採点は「A」「B」いずれも48-47で坂本優勢。

第8試合・Lフライ級5回戦/○知念勇樹[琉球](判定2−0)本田衛[JM加古川]●

公式判定は大藤49-47、牧角48-47、姫野48-48の2−0で知念。駒木の採点は「A」48-47「B」49-48で知念優勢。

第7試合・ミニマム級5回戦/△福原辰弥[本田フィットネス](判定1−0福原勝者扱い)霜尾順也[塚原京都]▲

公式判定は大藤48-47(福原支持)、桑田48-48、牧角48-48のマジョリティドロー。イーブンとした2名を含む優勢点投票により、多数の支持を受けた福原が勝者扱いとなった。駒木の採点は「A」48-47「B」49-48で霜尾優勢。しかし混沌とした情勢のラウンドが多…

第6試合・ミドル級4回戦/●福山和徹[冷研鶴崎](3R2分52秒TKO)下野喜道[西日本協会預]○

第5試合・ウェルター級4回戦/▲西岡徹[スパンキーK](2R負傷ドロー・長島勝者扱い)長島謙吾[尼崎]△

西岡が1Rに圧倒的優勢の中で長島をロープダウン状態に追い込むも、苦し紛れにクリンチした長島からタックル気味に押し倒され、その際に右目上を切る負傷。この傷が2Rにパンチを浴びて悪化し、ドクターストップ。規定により長島の勝者扱いとなった。傷は…

第4試合・Sライト級4回戦/●高橋甲[ビッグアーム](判定0−3)丸岡裕太[尼崎亀谷]○

2Rに高橋がダウン1回。 公式判定は牧角40-36、姫野39-36、岩崎39-36の3−0で丸岡。駒木の採点は「A」40-35「B」40-37で丸岡優勢。

第3試合・Sバンタム級4回戦/○谷口真一[広島三栄](判定3−0)恒岡朗[大星]●

公式判定は大藤40-36、桑田40-36、姫野40-37の3−0で谷口。駒木の採点は「A」40-36「B」40-37で谷口優勢。

第2試合・Sフライ級4回戦/●宮本達矢[平仲BS](判定0−3)川口勝太[オール]○

公式判定は古田40-36、牧角40-36、大藤39-37の3−0で川口。駒木の採点は「A」40-36、「B」40-37で川口優勢。

第1試合・フライ級4回戦/○嘉納栄[平仲BS](2R2分20秒TKO)樋口裕二郎[オール]●

第12試合・ミドル級4回戦/■藤原直人[仲里ATSUMI](藤原棄権のため不戦勝)下野喜道[西日本協会預]□

第11試合・ウェルター級4回戦/○長島謙吾[尼崎](判定3−0)武田英憲[JM加古川]●

公式判定は半田40-36、北村40-36、野田40-37の3−0で長島。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で長島優勢。

第10試合・Sライト級4回戦/●村上拳弘[神拳阪神](判定0−3)丸岡裕太[尼崎亀谷]○

公式判定は野田40-36、原田40-37、半田40-37の3−0で丸岡。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で丸岡優勢。

第9試合・ライト級5回戦/●渡部“伊予守”雅之[西日本協会預](判定0−3)鈴木悠平[真正]○

公式判定は坂本50-46、原田49-47、松永49-48の3−0で鈴木。駒木の採点は「A」「B」いずれも49-46で鈴木優勢。

第8試合・Sフェザー級5回戦/○西永哲也[進光](判定3−0)大谷康晴[クラトキ]●

公式判定は宮崎49-46、半田49-46、北村49-47の3−0で西永。駒木の採点は「A」49-46「B」50-46で西永優勢。

第7試合・フェザー級5回戦/○高埜剛[尼崎亀谷](1R2分14秒KO)橋本和樹[真正]●

第6試合・Sバンタム級4回戦/▲細川智弘[六島](判定1−1恒岡勝者扱い)恒岡朗[大星]△

公式判定は原田40-36(恒岡支持)、坂本39-38(細川支持)、松永38-38の三者三様ドロー。イーブンとした松永副審の優勢点投票により恒岡が勝者扱いに。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39イーブン。原田副審の採点は恒岡の攻勢点を細川の主導権支配より優位…

第5試合・バンタム級5回戦/●仲田雅宗[八尾](1R1分36秒TKO)山本隆寛[尼崎]○

第4試合・Sフライ級5回戦/○川口勝太[オール](判定3−0)青木一平[正拳]●

公式判定は坂本49-47、松永49-48、宮崎48-47の3−0で川口。駒木の採点は「A」50-45「B」50-46で川口優勢。公式ジャッジは青木の手数を最大限重視した形だが、明確に“クリーンヒット”“ディフェンス”要素で優位に立ち、“リング・ジェネラルシップ”要素でも…

第3試合・フライ級5回戦/○樋口裕二郎[オール](判定2−0)別所航平[堺F興和]●

公式判定は坂本48-47、半田48-47、原田48-48の2−0で樋口。駒木の採点は「A」48-47樋口優勢「B」48-48イーブン。

第2試合・Lフライ級4回戦/●沖田英志[正拳](判定0−3)本田衛[JM加古川]○

沖田は1Rにダウン1回。 公式判定は坂本39-36、宮崎38-37、野田38-37の3−0で本田。駒木の採点は「A」38-37「B」40-37で本田優勢。

第1試合・ミニマム級4回戦/○霜尾順也[塚原京都](2R2分12秒TKO)松本直樹[大阪帝拳]●

ミドル級展望 藤原直人[仲里ATSUMI]×下野喜道[西日本協会]

試合前日になって藤原棄権か、という未確認情報が入って来た。だとすると、今期は参加4選手中2名が棄権、僅か1試合のみで西日本新人王が決せられるという何とも拍子の抜けるトーナメントになってしまうが…… もし試合が挙行されるとすれば、プロ未勝利なが…

ウェルター級展望 長島謙吾[尼崎]×武田英憲[JM加古川]

ルーキー中心のトーナメントとなった今年のウェルター級トーナメントだが、結局キャリアの長い大器晩成型の2人が残った。 長島は3連続KO勝ちと今期絶好調。スピード不足の面は否めないが、この階級ではその弱点もそう目立たないようだ。増量で強化された…

スーパーライト級展望 村上拳弘[神拳阪神]×丸岡裕太[尼崎亀谷]

参加6名の上、昨年準Vの松本が棄権するという荒れた展開のSライト級戦線。 愚直に突進して来る相手を小気味良い迎撃で退けた丸岡は、4戦4勝(3KO)という戦績を額面通りは受け取れないがパンチ力は標準以上でスピードもマズマズ。精度面も改善の兆しが見…

ライト級展望 渡部“伊予守”雅之[西日本協会預]×鈴木悠平[真正]

鈴木の勢いが止まらない。今期は1回戦の第1Rで立ち上がりに失敗して出遅れたが、その後は吹っ切れたような攻勢でKO勝ち。続く2回戦も有力候補相手に3回ノックダウンという圧倒的な試合内容で圧勝した。左フック、右ストレートの破壊的な威力とパワー溢…

スーパーフェザー級展望 西永哲也[進光]×大谷康晴[クラトキ]

今期のSフェザー級戦線はやや小粒な印象。しかし成長の跡を見せた新勢力と戦前からの有力候補が勝ち上がり、一応の形は整った。 西永は、以前は攻守共に粗い印象があったが、今年に入って当て勘が良くなり、それに伴ってアグレッシブに仕掛けてジャブ起点の…

フェザー級展望 高埜剛[尼崎亀谷]×橋本和樹[真正]

フェザー級は昨年に続いて強打者タイプ2名が勝ち上がり。今回は共に右の強打がキラーショット、そして守備面に不安を抱えており、ファイトスタイル・長所・短所共に一致しているという珍しい組み合わせになった。高埜は昨年も決勝進出、今期も有力候補を2…

スーパーバンタム級決勝展望 細川智弘[六島]×恒岡朗[大星]

細川はここまで6戦6勝。抜群のスピードで主導権を決して手放さない試合振りが身上。しかしKO数ゼロというデータが表すように非力さが目立ち、準決勝ではボディブローを喰って失速するなど体力的な脆さも見せた。それでも攻撃精度面の改善など、試合を重ね…

バンタム級決勝展望 仲田雅宗[八尾]×山本隆寛[尼崎]

山本は昨年のデビュー以来4連続2R以内KOの快進撃。守備面で大いに不安材料があり、ここまで相手のハードパンチを喰ってダウン寸前の場面も1度や2度ではなかったが、すぐさま威力抜群の強打を見舞って逆転勝ちを収めている。注文をつけたい所はたくさ…