2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
やや重苦しい空気の中で迎えたメイン、井岡の鮮やかなKO勝ちに会場が沸きに沸いた。体格上のアドバンテージが大きく、相性抜群の相手だったとはいえ、タフな日本ランカーを撃墜した決定力と卓抜したスピード、テクニックは本物。あとはその「本物」の規格…
公式判定は中村79-75、福地78-75、坂本78-76の3−0で国重。駒木の採点は「A」79-73「B」80-75で国重優勢。
公式判定は北村80-74、原田79-74、宮崎78-75の3−0で上谷。駒木の採点は「A」77-75「B」79-76で上谷優勢。
公式判定は宮崎59-56、北村59-57、坂本58-57の3−0で石田。駒木の採点は「A」58-56森川優勢「B」59-58石田優勢。2階席からの視点ではドロー近辺で割れるかと思われたが、間近で見ると森川のパワーパンチは不完全なヒットが多かったようである。
公式判定は福地58-57、原田58-57、北村57-57の2−0で大堀。駒木の採点は「A」58-56大堀優勢「B」59-58山口優勢。フルラウンド、ヒット数多い乱打戦。大接戦だったが、相変わらず山口のボクシングは公式ジャッジのウケが芳しくない。
公式判定は宮崎39-38、原田39-38(以上、西口支持)坂本39-38(舟木支持)のスプリットデシジョンで西口。駒木の採点は「A」39-37西口優勢「B」39-39イーブン。
公式判定は福地40-37、原田40-37、中村39-37の3−0で吉原。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で吉原優勢。
3Rに興津がダウン1回。 公式判定は北村、中村、福地の三氏いずれも39-36で高橋を支持。駒木の採点は「A」39-36「B」40-36で高橋優勢。
夕刻からは大阪難波の大阪府立体育館で井岡ジムの主催興行。ノンタイトル戦にも関わらず4月に続いて第一競技場での開催という強気の姿勢、他のジムなら無謀と言われるところだが、在阪ジム随一の会員数と知名度を誇るこのジムの底力を見せる形で、今回も業…
メインの玉越は明らかな実力上位ぶりを見せつけながらも、勝ち味の遅さが出て判定勝ちに甘んじた。ただ、勝ち星1つ以外に得られた収穫を考えると、物足りなさは残る。セミの帝里も勝勢に至ってからTKOをもぎ取るまで相当な時間を要しており、攻撃力強化が望…
公式判定は半田80-72、大黒80-72、野田80-73の3−0で玉越。駒木の採点は「A」「B」ともに80-72玉越優勢。
5Rに木原がダウン1回。 公式判定は宮崎76-75(木原支持)、原田76-76、大黒76-76のマジョリティドロー。駒木の採点は「A」76-75「B」78-76で福原優勢。ほぼ半数のラウンドが拮抗状態のクロスゲーム。しかし福原は5Rの10-8と8Rで明確な10-9の3点ア…
2Rに大木がダウン1回。 公式判定は宮崎57-56、原田57-56、坂本57-57の2−0で大木。駒木の採点は「A」57-56大木優勢「B」58-58イーブン。
佐藤は1Rにブレイク後の攻撃で減点1 公式判定は野田40-35、原田40-36、半田39-37で大西。駒木の採点は「A」38-37佐藤優勢「B」39-38大西優勢。佐藤のラフな攻勢を「乱暴な突進」とみなし、大西の迎撃のみを評価したような公式ジャッジ。筆者は「A」判…
内海は1Rにダウン1回。 公式判定は原田38-37(内海支持)坂本38-37(岡崎支持)野田38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は「A」38-37内海優勢「B」38-38イーブン。
まず先にスタートした昼の興行から。回を数えること31回となった千里馬神戸ジムの定例興行だ。今年は2月、4月に続いて早くも3回目というハイペースの興行開催だが、それに加えて他ジム興行へ選手を派遣しているにもかかわらず、なお今回も出場選手を5人…
7月最終週は、今年4月に続いて、昼に神戸・夜に府立第一で興行が打たれるという事態になった。正直言って、筆者にとっては頭の痛いスケジュールである。夜の府立が井岡ジム興行という所も前回と同じである事を考えると、今後も予約の難しい大会場を使用す…
メインの中島は老獪なベテランのインサイドワークに呑みこまれて辛勝を拾うのが精一杯。今後へ向けては良い経験となったが、手放しで褒めるわけにはいかない内容だった。対照的に好内容で完勝を収めた久田を筆頭格で特筆しておきたい。相性的に恵まれた相手…
公式判定は川上99-91、宮崎98-94(以上、中島支持)、半田97-95(ロローナ支持)のスプリットで中島。駒木の採点は「A」97-93「B」98-96で中島優勢。何と公式判定は上下10点というとんでもない割れっぷり。確かにクリンチを多用する反則スレスレのインサイ…
公式判定は坂本39-38、北村39-38、半田38-38の2−0で谷。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で谷優勢。
公式判定は川上79-75、半田78-76、坂本77-77の2−0で森本。駒木の採点は「A」76-76イーブン「B」79-77森本優勢。手数と細かいヒットの森本と、断続的に強打を浴びせた武田、という優劣判断の難しい試合内容。
公式判定は北村60-56、宮崎59-55、半田58-57の3−0で宮崎。駒木の採点は「A」59-55「B」60-56で宮崎優勢。
ゴング直前のノックダウン→吉村カウント8まで立とうとするが崩れ落ちレフェリーストップ、という形のTKO裁定。
公式判定は坂本39-37、大黒39-37、半田39-38の3−0で清水。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39イーブン。圧力攻勢か迎撃かという試合。ジャッジ3氏は迎撃側の清水の“クリーンヒット”要素優勢を、藤井の“アグレッシブ”要素優勢より上に見た形。
ハラダジム年3度の定例興行も今年早くも2回目の夏の陣開催となった。いつものように平日夕方の府立第二、オールドタイプな興行スタイルでいつものように所属選手中心の興行である。新陳代謝の激しいボクシング界で、人材面において長い期間一定以上の質と…