駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

7月最終週は、今年4月に続いて、昼に神戸・夜に府立第一で興行が打たれるという事態になった。正直言って、筆者にとっては頭の痛いスケジュールである。夜の府立が井岡ジム興行という所も前回と同じである事を考えると、今後も予約の難しい大会場を使用するケースを中心に、同様のパターンが起こりそうである。また、来月には大阪でほぼ同時に二か所で興行という日もあり、ますます筆者の苦悩は増すばかりだ(笑)。本当に、何とかならないものかと思うのだが……
さて、この日の興行概要だが、昼は神戸サンボーホールで千里馬神戸の定例興行で「最強後楽園」出場を控えた玉越強平の前哨戦がメイン。前座にもファン注目のカードが控えており、ノーテレビにするには勿体無い好マッチメイクである。そして夜の府立では、井岡一翔のデビュー2戦目をメインに、その他期待のホープが骨のある相手と戦う、こちらも見どころの多い興行だ。特に、プロ2戦目での日本ランカー挑戦という冒険に挑む井岡の動向は、ボクシングファンのコミュニティの枠外にいる人まで注目するところ。スター不在が長期化する関西のボクシング界に差し込む希望の光はどれほどの明るさだろうか。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。