駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

興行全体の総括

10試合中8試合が判定決着、しかも決め手を欠いて接戦にもつれ込む試合が多く、率直に言って好勝負・ハイライトシーンに乏しい興行になってしまった。劇的に内容が良くなった選手が少なく、むしろ逆にかつてからの欠点が顕著に表れて凡戦模様となった選手・…

第10試合・Sウェルター級契約ウェイト(67.5kg)4回戦/●久住一将[尼崎亀谷](判定1−2)丸谷正義[Gツダ]○

公式判定は坂本39-38、半田39-38(以上、丸谷支持)、北村39-37(久住支持)のスプリットデシジョンで丸谷。駒木の採点は「A」「B」いずれも39-37で久住優勢。攻勢か、迎撃かで見方が分かれるという典型的なクロスゲーム。

第9試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)4回戦/○森一[八尾](1R2分13秒KO)斉藤大祐[エディ]●

第8試合・Sライト級契約ウェイト(62.0kg)4回戦/●橋野佑太[尼崎亀谷](判定0−3)堀井翔[オール]○

公式判定は松田、宮崎、半田の三者いずれも39-38で堀井を支持。駒木の採点は「A」39-37「B」39-38で堀井優勢。

第7試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)4回戦/●長野憲次[尼崎](3R1分52秒TKO)孫田敏晴[レンゴー]○

1Rに長野がダウン1回。 2Rに孫田は終了ゴング後の攻撃で減点1.3R開始直後に坂本主審の判断で30秒の追加インターバルが与えられて試合再開となった。この際の坂本主審の裁定は、JBC規定に則った模範的なものであったと付記しておきたい。ただし、…

第6試合・Sフェザー級4回戦/●中川章[泉北](判定0−3)柳瀬達也[エディ]○

公式判定は宮崎40-36、北村39-37、坂本39-38の3−0で柳瀬。駒木の採点は「A」「B」いずれも40-36で柳瀬優勢。

第5試合・バンタム級4回戦/●川村嘉規[尼崎亀谷](判定0−3)井上英之[ワイルドビート]○

公式判定は松田39-37、坂本39-37、北村39-38の3−0で井上。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39イーブン。

第4試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)4回戦/△山本祐[ワイルドビート](判定1−1)あしたの友重[エディ]△

公式判定は北村39-38(山本支持)、宮崎39-38(友重支持)、大黒38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は「A」38-38イーブン「B」40-38山本優勢。友重からのクリンチが非常に多く、山本もホールドで対応したため泥仕合に。ジャッジの判断は友重のクリンチ含み…

第3試合・Sライト級4回戦/△川口将也[尼崎亀谷](判定1−1)楯野祥之[大鵬]△

公式判定は宮崎39-38(川口支持)、坂本39-38(楯野支持)、半田38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は「A」40-36「B」40-38で川口優勢。川口の攻勢点と強打、楯野の後退しつつの迎撃による手数・ヒット数小差優勢でジャッジの判断が分かれた試合。

第2試合・Lフライ級契約ウェイト(48.5kg)4回戦/○西川潤也[八尾](判定3−0)コンバット富ノ永[ヨシヤマ]●

公式判定は半田40-36、坂本40-37、松田39-38の3−0で西川。駒木の採点は「A」39-37「B」40-38で西川優勢。

第1試合・Sライト級4回戦/○柴光明[尼崎亀谷](判定3−0)多嶋健[エディ]●

公式判定は宮崎40-36、松田39-38、半田39-38の3−0で柴。駒木の採点は「A」40-36「B」40-38で柴優勢。

興行概要&雑感

阿倍野区民センターの風間ジム定例興行だが、所属選手の出場は竹本裕規がスパーリングで顔見せをしただけで、今回は近隣ジムのグリーンボーイが出場する、オール4回戦10試合の若手育成興行スタイルになった。その4回戦ボーイも新人王トーナメント真っ盛り…

興行全体の総括

※全試合観戦後に執筆予定

第7試合《予備カード》・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)4回戦/○森脇一樹[真正](判定3−0)谷口雄祐[クラトキ]●

公式判定は野田40-36、宮崎39-38、川上39-38の3−0で森脇。駒木の採点は「A」39-37「B」40-37で森脇優勢。

第6試合・WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦/○《王者》ローマン・ゴンザレス[ニカラグア](判定3−0)高山勝成[真正]《挑戦者・1位》●

公式判定はマルティネス[米国]、カイズ[米国]、プラヤドサブ[タイ国]の三者いずれも118-110でゴンザレスを支持。駒木の採点は118-111でゴンザレス優勢。

第5試合・WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦/○《王者》長谷川穂積[真正](1R2分28秒TKO)ネストール・ロチャ[米国]《挑戦者・4位》●

第4試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.0kg)8回戦/○マルコム・ツニャカオ[比国](判定3−0)難波拓人[明石]●

公式判定は宮崎80-72、原田79-74、半田79-75の3−0でツニャカオ。

第3試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)6回戦/●チャーンサック・シットサイトン[タイ国](2R2分23秒KO)高野誠三[明石]○

第2試合・Sフライ級4回戦/●森仁志[オール](判定0−3)河本幸也[大鵬]○

公式判定は川上40-37、原田39-37、宮崎39-38の3−0で河本。

第1試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)4回戦/●南亮輔[黒潮](1R1分19秒KO)濱田嘉規[姫路木下]○

興行概要および雑感

西日本ボクシング界の夏の大一番とも言える、ダブル世界タイトルマッチが3月の長谷川穂積防衛戦に引き続いて神戸ワールド記念ホールで開催された。この短いスパンで、この交通の便の悪い大箱を使って連続興行が出来る真正ジムのプロモート力は絶賛に値しよ…

全体の総括

注目の角谷×本田はハイレベルの打撃戦の末に、本田が豪快なノックアウト勝ち。客席の関係者からも「準決勝でやらせるのは勿体無い」という声も。本田にはこの後の、角谷も再起後の活躍を願う。優勝候補では、ミニマム級の岩橋、Sバンタム級の土師が弱点を咎…

第2部第8試合・ウェルター級4回戦/●大石豊[風間](判定1−2)武田英憲[JM加古川]○

公式判定は半田39-38、松永39-38(以上、武田支持)、松田39-38(大石支持)のスプリットデシジョンで武田。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39イーブン。

第2部第7試合・Sライト級4回戦/○丸岡裕太[尼崎亀谷](判定3−0)井上大輔[倉敷守安]●

公式判定は宮崎40-36、半田40-36、野田40-37の3−0で丸岡。駒木の採点は「A」40-36「B」40-38丸岡優勢。 ※自己採点の転記ミスを訂正しました(8/14)

第2部第6試合・ライト級4回戦/□鈴木悠平[真正](山田棄権のため不戦勝)山田新太郎[神拳阪神]■

第2部第5試合・フェザー級4回戦/●王田尚史[千里馬神戸](3R2分40秒負傷判定0−3)橋本和樹[真正]○

1Rに王田ダウン1回。3Rに王田が2Rに偶然のバッティングで負った右目上の傷が悪化してストップ。 3Rまでの採点で争われた公式判定は野田29-27、松永29-27、半田28-27の3−0で橋本。駒木の採点は「A」29-27「B」30-27で橋本優勢。

第2部第4試合・Sバンタム級4回戦/○恒岡朗[大星](判定2−0)土師智洋[倉敷守安]●

土師は1Rにダウン1回 公式判定は松田39-36、坂本39-36、宮崎38-37の3−0で恒岡。駒木の採点は「A」38-37「B」39-37で恒岡優勢。

第2部第3試合・Sフライ級4回戦/○青木一平[六島](4R0分57秒TKO)藤井雄也[西日本協会預]●

第2部第2試合・フライ級4回戦/○別所航平[堺F興和](判定2−0)森田厳希[ウォズ]●

公式判定は野田39-37、坂本39-38、松永38-38の2−0で別所。駒木の採点は「A」38-38「B」39-39でイーブン。

第2部第1試合・Lフライ級4回戦/●角谷淳志[金沢](2R1分20秒TKO)本田衛[JM加古川]○