駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・日本ミニマム級王座決定戦(大阪帝拳主催)概要&雑感

昼の部は、前王者・金光佑治[六島]がJBCから引退勧告を受けて王座返上した事に伴う日本ミニマム級王座決定戦をメインとする興行。出場するのは日本1位の堀川謙一[SFマキ]、そして元OPBF同級王者で現在は日本3位の八重樫東[大橋]の両名である。堀川は約1年半にわたって日本1位をキープするも、日本王座挑戦が叶わなかった悲運の経歴を持つ。昨秋には「最強後楽園」でイリーガルとも言うべき地元判定に敗れたが、その後、ボクシング業界全体を襲った悲劇的な出来事(金光×辻戦)を経て漸く日本王座へアタックする機会が巡って来た。しかし相手は元東洋太平洋王者で世界挑戦経験もある八重樫。勝利の女神は彼に最後まで克服し難い試練を与えてくれる。
セミには大阪帝拳の李明浩が、OPBFランカーで来日勝利経験もあるタミンカオ・ソーターンティップと対戦する。時間をかけて再浮上を図って来た李にとって、東洋ランキングを賭けたこの試合は重要な一里塚になる。