駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-04-18から1日間の記事一覧

興行全体の総括

第1試合から怒涛のKOラッシュ。西尾、山下ら地元勢の完敗など歓迎できない材料もあったが、こと試合内容に関して言えば期待以上のクオリティだった。特にメインで実に久々の快勝となった竹下は、過去数年の、どことなく燻ったような印象を払拭する気合い…

三谷将之引退セレモニー

全試合終了後、スーツ姿に着替えた三谷がリングに上がり、元・現役の世界王者たちの来賓を出迎えて引退セレモニーが行われた。恐らくはスカイAの協力で制作されたデビュー戦からの全試合のダイジェスト映像も流され、これだけでも小会場の興行が打てるので…

第9試合・ライト級契約ウェイト(59.5kg)8回戦/○竹下寛刀[高砂](6R1分44秒TKO)佐梁孝志[明石]●

第8試合・Sフライ級8回戦/○内海俊忠[姫路木下](1R1分27秒KO)ワンチャナ・シットサイトン[タイ国]●

第7試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)8回戦/●山下将臣[高砂](2R1分06秒TKO)熊谷謙志[とよはし櫻]○

第6試合・Sライト級8回戦/●西尾彰人[姫路木下](4R2分04秒TKO)伊藤和也[宮田]○

第5試合・フェザー級8回戦/○脇本雅行[高砂](1R2分47秒TKO)谷弘樹[姫路木下]●

第4試合・Sフェザー級6回戦/●水貝和弘[高砂](判定0−2)高橋秀鎮[千里馬神戸]○

1R、水貝がダウン1回。 公式判定は坂本58-56、原田58-56、野田57-57の2−0で高橋。駒木は高橋のラフに過ぎる攻勢を「乱暴な突進」気味なものと判断して採点、「A」57-56「B」58-57で水貝優勢とした。微妙なラウンドも多く、ドロー近辺ならどちらの勝ち…

第3試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)6回戦/○森川真一郎[高砂](1R2分27秒KO)コンデット・ポーティティマ[タイ国]●

第2試合・Sバンタム級4回戦/△徳永章宏[高砂](2R1分18秒負傷ドロー)橋本毅[明石]△

2R、徳永が偶然のバッティングで負った右目上の負傷が酷く、ドクターストップで試合終了。徳永優勢の流れだっただけに「もらい事故」で引き分けにされるのは若干気の毒。

第1試合・ミドル級4回戦/○井上博登[高砂](1R1分23秒KO)アルバート・スミス[東海]●

興行の概要&雑感

もはや恒例のイベントと化した感のある高砂ジムの地元興行。しかし今回のサブタイトルは「三谷将之引退記念試合」。このジムをプロ加盟以来牽引して来た若きエース・三谷将之のテンカウントゴングを鳴らすための、華やかながらも切ない興行である。 マッチメ…