駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・フライ級4回戦/○藤田慶[千里馬神戸](3R0分47秒TKO)岡崎雄[姫路木下]●

両者戦績は藤田1勝(1KO)無敗1分、岡崎はこれがデビュー戦。
1R。ややガチャガチャした感じの乱打戦。藤田が要所で右ストレートを有効打。岡崎は手数出ているが、頭から突っ込み気味の姿勢が続き、早くも減点1もこれは少し厳しい裁定か。
2R。藤田が攻守の完成度の差を見せ付けるように、右中心のヒット、有効打連発でリード。だがKOチャンスには結びつかず。岡崎はガード低く、止まった的にもパンチが当たらないほど当て勘が悪い。
3R。同様の展開で藤田がややリードの場面で早めのレフェリーストップ。岡崎は顔の腫れも目立ち、減点を踏まえると判定勝ちの目も殆ど無い状況。この判断は妥当だろう。
藤田はキャリア2戦分の差を内容に反映させて完勝。右の狙い撃ちが良く決まったが、スピードやパンチ力のインパクトは強調するレベルではない感じ。もう1戦、2〜3勝クラスの選手と当たった所で真価を見たい。
岡崎は精度難と拙守でボクシングにならず。展開も後手後手になり、何も出来ずに終わってしまった。