駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-09-15から1日間の記事一覧

千里中央読売文化センター興行・「To the Future Vol.2〜未来へ〜」(ヨシヤマ・フュチュール共催)試合結果

以下、千里中央興行の結果を掲載する。女子3試合を含むオール4回戦、全7試合・計28Rのミニ興行である。 なお、この興行には前日の新大阪興行に引き続いて東日本から福地、中村両レフェリーが、そして中日本の石川レフェリー、西部日本の姫野レフェリーも…

興行全体の総括

A級選手出場の4試合は、結果通りの内容。ジェロッピと戎岡は短時間ながら自分の持ち味をフルに発揮しての快勝。玉越は格下を仕留め損ない消化不良気味の試合で、武本は世界どころか前途が閉ざされる寸前の大苦戦。まさに明暗分かれる結末となった。 前座で…

第8試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)8回戦/○ジェロッピ瑞山[千里馬神戸](2R終了TKO)柴田義正[東海]●

ジェロッピは16勝(7KO)1敗2分の戦績で、OPBFランキングにSフライ級4位。05年4月にデビュー。14ヶ月で10戦、デビュー戦の負傷判定を除いて9連勝をマーク。続く比国タイトルマッチで初敗北を喫し、07年2月には敵地・南アフリカで現WBCバンタム級1位…

第7試合・Sフェザー級8回戦/●岩下幸右[Gツダ](判定0−2)武本在樹[千里馬神戸]○

岩下は7勝(3KO)7敗1分の戦績。04年デビュー、4回戦時代から勝率五分前後を右往左往する状況も、新人時代に敗れた相手には日高慎一[尼崎]、武本康樹[千里馬神戸]など後のA級上位選手の名前も。06年のB級昇格後もアウェイ中心の不利な条件での試合が続い…

第6試合・フライ級契約ウェイト(49.5kg)8回戦/●田中周次[緑](1R1分48秒KO)戎岡淳一[明石]○

田中は6勝(2KO)2敗2分の戦績。05年デビュー、06年まで1分を挟んで4連勝を挙げ、07年の新人王戦にエントリー。中日本Lフライ級新人王に。中日本との地区対抗戦には敗れたが、今年2月には06年度中日本同級新人王の田村健二[松田]を降して再起と同時にA…

第5試合・フェザー級8回戦/○玉越強平[千里馬神戸](判定3−0)数藤武士[東海]●

玉越は21勝(9KO)5敗6分の戦績で、現在Sバンタム級でOPBF8位・日本3位。99年にデビューし、00年の新人王戦では西日本決勝まで進出。その後は01年いっぱいまで6回戦〜8回戦で苦戦続きの停滞期を経験するが、02年から5年余りに渡って無敗をキープ。03年…

第4試合・バンタム級契約ウェイト(53.0kg)6回戦/○帝里木下[千里馬神戸](判定3−0)花木章年[大一スペースK]●

両者戦績はサウスポーの帝里が2勝(0KO)無敗、花木4勝(2KO)4敗1分。アマチュアで65勝という実績のある帝里は、5月、6月と連勝。ここでB級デビューの特権を行使して今回は6回戦での出場。花木は07年の中日本バンタム級新人王だが、9月の地区対抗戦に…

第3試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)4回戦/●水谷充希[千里馬神戸](判定0−3)宮崎隆司[姫路木下]○

両者戦績はサウスポーの水谷が1勝(1KO)無敗、宮崎3勝(1KO)3敗。水谷は6/29にデビューし、これが2戦目。宮崎は新人王戦で、今期西の覇者となった大前健太[クラトキ]に競り負けて2回戦敗退。今回が再起戦。 1R。宮崎はダッキングを多用するが、あわや頭…

第2試合・フライ級4回戦/○佐々木章人[緑](判定3−0)横山集[明石]●

両者戦績は佐々木2勝(0KO)2敗、横山1勝(0KO)2敗。名古屋から遠征の佐々木は、昨年12月と今年7月、同じ相手に連敗して星勘定が五分になってしまった。横山は新人王戦1回戦敗退からの再起戦。 1R。やや膠着気味の内容。佐々木は密着して左右フック中心…

第1試合・フライ級4回戦/○藤田慶[千里馬神戸](3R0分47秒TKO)岡崎雄[姫路木下]●

両者戦績は藤田1勝(1KO)無敗1分、岡崎はこれがデビュー戦。 1R。ややガチャガチャした感じの乱打戦。藤田が要所で右ストレートを有効打。岡崎は手数出ているが、頭から突っ込み気味の姿勢が続き、早くも減点1もこれは少し厳しい裁定か。 2R。藤田が攻…

「Senrima Super Fight vol.29」(千里馬神戸主催)概要及び雑感

千里馬神戸ジムの定例興行。昨年はタイトルマッチを絡めて六甲アイランドの大会場に進出したが、残念ながら今年は常打ち会場の神戸サンボーホールでの開催となった。 しかし出場選手の顔触れはかなり豪華。先日敵地で一敗地にまみれた武本康樹を除く東洋・日…

この日は、神戸と大阪の千里中央で興行が同時刻開始の完全バッティング。しかも両興行ともノーテレビという非常に悩ましい事態に。目玉は2つ有っても体は1つしか無い筆者は止む無く重要度の高い神戸を選択させて頂いた。 よって、この日付の記事は神戸興行…