駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第9試合・Sフライ級4回戦/●大塚亘(2R1分40秒TKO)川口裕○

4回戦最後の試合は、1戦1敗同士の戦い。
1R。中間距離からのワン・ツー、フック主体の打ち合い。川口が手数とパーリング中心の守備でペースを奪い、ヒットを重ねる。大塚もほぼ互角の有効打を奪ったが、攻めが単発気味で動きが単調に感じる。
2R。このラウンドも中間距離からジャブ、左右フック、ショートアッパーを打ち合う展開。序盤に一度、大塚がペースを掴みかけたが、川口がフック・アッパーのコンビネーションからボディブローを連続クリーンヒットさせると、大塚はあからさまに効いた素振りを見せてコーナーに後退。後は全く抵抗できず、TKO決着となった。
川口が全般的に地力で上回っていた印象の試合。大塚は均衡が破れてから一気に脆くなってしまった。