駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

日本ミドル級タイトルマッチ“JUDGEMENT DAY”(姫路木下ジム主催)

各階級の日本王者が指名挑戦者を迎えて防衛戦を行う伝統のシリーズ「チャンピオン・カーニバル」。今年も全国各地で好カードのタイトルマッチが続々と行われるが、日本王者を3人、そしてフライ級トップ・コンテンダー・久高寛之[Gツダ]を抱える西日本地区では、敵地・後楽園ホールで試合を行う石田順裕[金沢]を除く3名が、それぞれの地元会場での防衛戦・暫定王座決定戦が予定されている。
そして今日はその“第1弾”。昨秋に日本ミドル級王座を獲得した江口啓二[姫路木下]がお膝元の姫路で初防衛戦を行った。セミセミ前には姫路木下ジムのエース格・川端賢樹と金井晶聡もタイ人相手の再起戦で“太刀持ち・露払い”を務め、他にもマニア注目のカードが並んだ粋なマッチメイク。会場となった姫路市中央体育館は交通至便とは言い難く*1、しかも2階席まであるかなりの“大箱”ではあったが、赤コーナー側客席を中心に程好く埋まり、IMPホールや府立第2規模の会場なら札止めまであるかという程の客入りで大健闘。主催ジムや興行関係者の尽力の程が窺える興行となった。

※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので、(特に8回戦以上のスコアは)参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。
※読者の皆さん及び関係者各位に申し訳ないのですが、当日は5分遅刻し、第1試合開始直後に会場着となりました。座席に着き、第2Rから観戦する準備を整えていたら1Rで決着してしまい、結局未観戦という事に……。ひとつ言い訳させてもらうと、ボクマガには「姫路駅より徒歩15分」と書かれていた会場までのアクセスが、実は普通に歩いて30分はかかる長距離だったのです。バスも少ないし、しかもこういう時に限ってタクシーも捕まらず……。初めての会場でなければ何とかなったのでしょうが、本当にすいません。

*1:最寄り駅は私鉄の各駅停車のみ止まる超ローカル駅&姫路駅から徒歩30分&路線バス本数僅少