駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-03-20から1日間の記事一覧

興行全体の総括

ホスト側・グリーンツダジムは1勝3敗。奈須を大凡戦で塩漬けにされ、本田も勢いを付けるはずが逆にランキングを奪われ、と散々な結果となってしまった。興行終了直後に喫煙コーナーで失意の色を隠せない戸塚Gツダ社長の姿を目撃したが、そりゃそうだろう…

第5試合・Sバンタム級契約ウェイト(54.5kg)10回戦/●本田秀伸[Gツダ](判定0−2)名護明彦[全日本パブリック]○

メインイベントは、2度の世界王座挑戦経験もある東西ベテラン両者による、再浮上を賭けたサバイバルマッチ。 本田は28勝(14KO)4敗の戦績。94年のデビュー以来、順調に勝ち星を積み重ね、96年には日本Lフライ級王座を獲得。途中、ノンタイトル戦を多く挟む…

第4試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)10回戦/●奈須勇樹[Gツダ](判定0−3)翁長吾央[沖縄WR]○

セミファイナルは、西日本と西部日本の軽量級ホープ同士の対決。ファン注目の好カードだ。 奈須は13勝(10KO)1敗の戦績で、日本フライ級9位。デビュー以来、キラーショットの右ストレートを武器にKO勝利を量産し、05年には無敗のまま全日本フライ級新人王…

第3試合・ミドル級8回戦/●音田隆夫[真闘トクホン](判定0−3)保住直孝[ヨネクラ]○

第3試合は東日本地区の人気者同士の一戦。 音田は16勝(13KO)5敗の戦績。01年に現OPBF王者の丸元大成[Gツダ]を降してウェルター級全日本新人王に。その後もA級戦線で6割以上の高勝率をキープしているが、肝心な所で星を落としてタイトル戦線には一歩距離…

第2試合・Sバンタム級8回戦/●小阿洋一[Gツダ](判定0−3)土居伸久[ヨネクラ]○

両者戦績は小阿*1が10勝(1KO)1敗、土居18勝(6KO)9敗6分。 小阿は04年の西日本バンタム級新人王だが、負傷で地区対抗戦を棄権して敗れずしてリタイヤ。その後は05年、06年にそれぞれ1戦ずつと、やや試合枯れ気味の現状。土居は01年には日本タイトルにも挑…

第1試合・フェザー級8回戦/○小路尚也[Gツダ](8R1分37秒TKO)柏原広[ヨネクラ]●

両者戦績は、小路7勝(2KO)4敗1分、柏原6勝(2KO)7敗2分。小路は05年の新人王予選を西日本準決勝で敗退した後、6回戦に転じて2勝1敗。今回がA級緒戦。対する柏原は97年秋デビューでキャリア10年目。05年5月、5年越しで6回戦をクリアして、今回が…

HonmamoN in Tokyo(Gツダジム主催)

昨年に引き続いてグリーンツダジムが東京・後楽園ホールで主催興行を開催。試合数は5試合と絞ったが、全ての試合がA級選手の出場する8回戦・10回戦という“少数精鋭主義”。メインは昨年末に元OPBF王者のクマントーンを撃破し、東洋&日本のダブル上位ラン…