駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・ライト級4回戦/○瀧波大佑[千里馬神戸](2R1分14秒TKO)林佑樹[タイガ]●

両者戦績は瀧波2勝(2KO)1敗、林1勝(0KO)1敗1分。
1R。ラウンド前半は林が徹底したアウトボクシングで主導権獲って僅かながら優勢も、瀧波は徐々に手数を増やして反撃態勢を整えると、軽打を浴びるも構わず強打を振るっていった。終盤に瀧波は右フックの有効打で効かせ、更にもう1発右フックを浴びせてダウンを奪った。
2R。林は失点の挽回を狙って打撃戦を挑んだが、これはやや無謀な選択。ガードの上から瀧波の強打を浴びて徐々に効かされ、左ジャブ連打や右アッパーを浴びて最後は根負け気味に2度目のダウン。レフェリーはカウントせずにストップをかけてTKOの裁定。
瀧波は曲者のアウトボクサー相手に持ち味を活かした積極的な攻勢で完勝。今日は守備難とスタミナ不足と言う昨年時点の欠点は顔を覗かせる暇も無かった。やや相性の良い相手に恵まれた感があり、正念場は次戦以降か。
林は打たれ脆さを露呈して惨敗。1R前半こそアウトボクシングで主導権を奪ったものの、一度強打を浴びてしまうと為す術が無かった。