駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・Sフェザー級4回戦/●正野晃[アポロ](判定0−3)櫻井達也[SFマキ]○

両者戦績は、正野1勝(0KO)無敗、櫻井は未勝利1敗。正野は5/22にデビュー戦で判定勝ち、櫻井は4/20にデビューしたが敗れている。共にデビュー2戦目。
1R。櫻井は前回の試合より落ち着きが出た感じだが、ジャブが少なく手打ちの左フック、右ストレート、アッパーという組み立て。手数は出たが、戦果は乏しい。正野も圧力かけて抵抗するが、手数が少なく、攻めの姿勢に内容が伴っていない感じ。両者ともナックルの当て方が悪い。
2R。このラウンドも櫻井はオープンブローが目立つ。それでも先手で手数を出してリードする。正野は後手に回ってしまい、放つパンチも桜井のパンチに相殺されて苦しい。こちらはパンチの精度はソコソコあるが、威力不足が顕著。
3R。正野がラウンド前半、圧力伴うワン・ツー攻勢でリード。ヒットも重ね形勢逆転かと思われたが、後半に入ると櫻井がクロスレンジからアッパーを起点に反転攻勢。手数をヒットに繋げて逆転まで。
4R。櫻井がラウンド序盤から右アッパーを起点に、至近距離で手数浴びせてヒット連発。正野は鼻血を出しつつ奮闘するが、数的劣勢は明らか。
公式判定は坂本40-37、北村39-37、野田39-38の3−0で櫻井。駒木の採点は「A」40-36「B」40-38で櫻井優勢。
櫻井が落ち着いて攻め、各ラウンドを互角かそれ以上にまとめて初勝利。試合序盤に様子見が過ぎたこと、左フックのオープンブローが非常に目立つことの2点が直近の課題。
正野は後手に回ってしまい、自分のボクシングが出来ず。パンチ力不足も大いに響いた。今日のパフォーマンスでは2勝目は遠いように思えるが……