駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-09-28から1日間の記事一覧

興行全体の総括

進光ジム勢はメインの鈴木を除いて全敗という惨憺たる結果。敗れた選手もそう地力に大差ない相手とのマッチメイクだっただけに、彼らに何が足りなかったのか、綿密な敗因分析を重ねる必要があるだろう。 試合内容はオール日本人という事もあって、酷いダルフ…

第8試合・ミドル級10回戦/○鈴木哲也[進光](2R0分51秒TKO)森広和義[広島三栄]●

鈴木は17勝(12KO)7敗の戦績で、現在はミドル級でOPBF5位、日本2位のランカー。99年にデビュー、3連勝から00年度新人王戦(Sライト級)に挑むも2回戦敗退。翌01年にはウェルター級で再挑戦するが、西日本決勝で丸元大成[Gツダ]に敗れる。再起後は6回…

第7試合・Sバンタム級10回戦/●坂本裕喜[進光](判定0−3)丹羽賢史[Gツダ]○

坂本は14勝(6KO)5敗4分の戦績で、現在東洋太平洋Sバンタム級15位。99年に西部日本地区の小倉高橋ジムからデビュー戦勝利を飾るが、ここから1年のブランクを経て進光ジムに移籍・再始動する波乱含みの経歴を持つ。新人王戦などのトーナメントは回避し、4…

第6試合・ミドル級4回戦/●山本洋[進光](判定0−3)橋本和幸[クラトキ]○

未勝利同士の対決で、山本は3敗、橋本は1敗。山本は昨年5月以来の再起戦。橋本は今年6月のデビュー戦に敗れて以来の試合。 1R。試合冒頭のクロスレンジ乱打戦で、いきなり橋本が山本を倒す。その後もミドル級らしい荒々しい打撃戦が続いたが、橋本が山…

第5試合・ウェルター級契約ウェイト(65.5kg)4回戦/△種村温[アポロ](判定1−1)本松隆志[SFマキ]△

両者戦績は種村が未勝利1敗1分、本松は勝ち負け無しの1分。6/10堺市興行に続いてのダイレクトリマッチ。 1R。本松はデビュー戦と比較するとディフェンスに対する意識を強めた感があるが、それが逆に災いして攻めが過度に消極的。種村が先手で攻め、ジャ…

第4試合・フェザー級4回戦/●西永哲也[進光](判定0−3)細川智弘[オール]○

西永は5/23のデビュー戦に敗れて未勝利1敗、細川はこの日がデビュー戦。 1R。細川は軽快なステップとハンドスピードで西永を翻弄して主導権を確保するが、当て勘悪く手数の大半が空転してしまう。西永は追い足使って挽回図るが相手ペースの中。 2R。西…

第3試合・フェザー級契約ウェイト(56.5kg)4回戦/●金沢裕二[進光](判定0−3)畑英児[クラトキ]○

金沢はこの日がデビュー戦、畑は未勝利2敗1分。 1R。金沢の開始直後のアタックを畑がワン・ツーで迎撃し、これで主導権が畑に傾く。先手でジャブ、フックを捨てパンチ気味に放ちつつ、ワン・ツーに繋げて手数を稼ぐ。だが金沢も精度の粗い畑の攻撃を掻い…

第2試合・フェザー級4回戦/●西村良太[アポロ](判定0−3)吉田文郎[ハラダ]○

両者戦績は西村が未勝利2敗、吉田は1勝(1KO)3敗のサウスポー。今年5/22の再戦で、その際は吉田がTKO勝ちを収めている。お世辞にも好内容と言えなかった前回から、どれくらいの進歩が窺えるかという点でも見もの。 1R。右フックで西村が先制して幕開けと…

第1試合・フライ級契約ウェイト(50.5kg)4回戦/●小金丸憲友[進光](判定0−3)田口篤[ワイルドビート]○

両者戦績は小金丸2勝(2KO)2敗、田口2勝(1KO)1敗。小金丸は今年5月、6月と未勝利・デビュー選手ながら連勝して勝率を五分に戻した。田口は今期新人王戦に初挑戦したが初戦敗退に終わっている。 1R。両者、足を使いつつのジャブ牽制から右ストレート、…

ダイナミックボクシング(進光ジム主催)

進光ジムが毎年この時期、平日の府立第二で行う秋の定例興行が今年も挙行された。最近の定例興行では所属選手のOPBF挑戦が相次ぎ、ビッグマッチ仕様の興行が続いていたが、今回は久々に若手選手の4回戦とノンタイトル戦で構成された“通常モード”。計8試合…