駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・Sバンタム級4回戦/●山崎智也[駿河](2R1分15秒KO)村澤光[尼崎]○

中日本(3人)代表の山崎は2勝(1KO)2敗の戦績。未勝利の立場から2-1判定、1RKOで連勝した。村澤は5勝(1KO)無敗の戦績でサウスポー。
1R。村澤は右フック、ジャブでタイミングを窺いつつ、左ストレートを狙う。山崎は村澤の出方を見つつ、カウンターや突進を狙うが、これは捌かれる。ラウンド終盤、村澤は得意の左ストレートでグラつかせてヤマ場作りに成功。
2R。村澤がラウンド序盤から左ストレート、左右フックをカウンター合戦の中でビシビシと決め、早々にノックダウン。再開後も戦果は質・量共に段違いで、山崎がコーナーで棒立ちになった所でストップがかかった。
村澤は1Rこそやや攻めあぐんだが、2Rになって新兵器のショートフックを炸裂させてクリーンヒット連発。圧勝のKO勝ちで格の差を見せ付けた。
山崎は研究の成果を窺わせる戦い振りで1R半ばまでは互角に踏ん張ったが、想定外のショートフック攻勢を浴びせられては堪らない。