駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・フェザー級5回戦/○林翔太[天熊丸木](3R1分32秒KO)真木大作[JM加古川]●

中日本(9人参加)代表で地区MVPの林は7勝(3KO)無敗の戦績。準決勝シードから、3-0判定、1RKO勝ちで予選を勝ち上がった。西日本のMVP・真木は7勝(6KO)無敗の戦績。
1R。真木はラウンド前半、ジャブで林の足を止めつつ右ストレート、左フックに繋げるが、林もラウンド後半から左フック、右クロスなどを追い足使いつつ放って有効打連発。
2R。真木はこのラウンドもジャブ起点に左フック、右ストレート。ラウンド前半は上下にパンチを散らしてヒット数でリードするが、林も瞬間爆発的な連打や右クロス、左フックは速く、力強い。
3R。真木はこのラウンドも手数出して先手も、林は粘り強くガード固めてチャンスを待ち続け、とうとう右ストレート→左フックを決めてノックダウン。真木は何とか立ち上がるも効いており、試合再開後は一方的展開。林は連打から左アッパーを追加してレフェリーストップを勝ち取った。
林がカウンターと手堅い守備をもって西の雄・真木を粉砕。試合振りは不器用だが、秘めたパワーは非凡。面白い才能の持ち主で、総合力的にも6〜8回戦級だろう。
真木は手数を出し、右ストレートでヒットも重ねるなど持ち味を発揮したが、打たれ弱さの面でも個性を出してしまい、最終的には打ち負けた。