駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-03-06から1日間の記事一覧

興行全体の総括

ベストバウトは、やはりセミファイナルということになるだろうか。バンタム級のトップクラスが揃って日本タイトルを卒業しようとしている時期だけに、福山には是非とも日本タイトル戦線の盛り上げに一役買ってもらいたい。 あと、この日は本田秀伸の引退式も…

第8試合・フライ級契約ウェイト(49.4kg)10回戦/○フランシスコ・ロサス(判定2−1)戎岡淳一●

メキシコから来日のロサスは、現在WBCライトフライ級11位。元・WBC中米王者の経歴があり、ここまで14戦(10KO)4敗1分の成績。 対する戎岡は、現在日本ライトフライ級5位。まだタイトル戦線に絡んだ事は無いものの、昨年5月には、元日本王者の興梠貴之を…

第7試合・バンタム級10回戦/●村井勇希(9R 2分27秒 負傷判定0−3)福山登○

村井は現在日本Sフライ級8位で、9勝(3KO)5敗4分の戦績。2戦前、昨年8月に世界ランカー相手に引き分けた試合を観戦したが、点数的には1〜2ラウンド分地元の利があったような内容だった。 福山は15勝(12KO)5敗1分の戦績で、現在はノーランカーな…

第6試合・バンタム級6回戦/○健文トーレス(6R 0分33秒 TKO)藤本弘明●

健文トーレスは、メキシコの元世界王者・ヘルマン=トーレスを父に持つ日系2世。アマチュアでは21戦20勝19RSCの戦績を残し、03年の全日本実業団選手権バンタム級を優勝の実績を持つ。プロ戦績はここまで1勝(1KO)1敗で、敗戦はメキシコで格上相手(ウィ…

第5試合・Lフライ級契約ウェイト(48.5kg)6回戦/○森栄良平(判定2−1)山本秀人●

森栄は、惜しくも敗れた西日本新人王決定戦以来の復帰戦で、ここまで5勝(2KO)2敗1分の戦績。一方の山本は、5勝(3KO)6敗1分と負け越しているが、昨年は元日本ミニマム級王者・江口九州男の復帰を挫くTKO勝利を収めたという、異色の経歴を持つ。 1R…

第4試合・Sフェザー級4回戦/△内田悟(判定0−0)小笠原和寿△

内田は1戦して1敗、小笠原はこれがデビュー戦。小笠原は勿論、内田の試合もこれが初見。 1R。小笠原が開始早々から攻勢に出る。ハンドスピードもなかなかで、接近戦でもショートアッパーを狙い撃ちするなど、動きはこれがデビュー戦とは思えない。ただ、…

第3試合・フェザー級4回戦/●田中俊介(判定0−3)新居健太○

田中は今回が初見。パンフレットによるとサウスポーとのこと。戦績は1勝5敗と、4回戦ボーイにしては随分と負けが込んでいる。 一方の新居はここまで3勝2敗1分の戦績。彼の試合は昨年5月に観ているが、その時はスーパーフライ級の選手だった。デビュー…

第2試合・Lフライ級4回戦/○中沢翔(判定3−0)野口貴史●

両者共に今回が初見。中沢1勝1敗、野口1敗というのがこれまでの戦績。 1R。野口は、変則的なモーション(離れ際に横から当てる)のジャブを序盤から次々に当てて主導権を握る。ディフェンスに対する意識もなかなかで、ダッキング、スウェーなどは4回戦…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○石東正浩(1R 0分52秒 KO)藤田優人●

両者これがデビュー戦。硬さを隠せない表情で、応援に来てくれた身内に手を振る様子が微笑ましい。世界チャンピオンになる選手も、こんな感じでボクサー人生の幕を開けるのだろう。 1R。試合開始直後から、両者気持ちが先走ったのワン・ツーの打ち合い。防…

トリプレクスボクサーズ企画興行

大阪市中央公会堂・赤コーナー側2階席(自由席)にて観戦。2階席は、後楽園ホールのバルコニー立見スペースに座席がついたような感じ。位置と角度によってはリングサイド並の観易さが得られるのだが、そもそもボクシングに使う事を想定した会場ではないの…