駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第6試合・バンタム級4回戦/○馬野晃[ハラダ](判定3−0)安宅徹也[明石]●

両者これがデビュー戦。 1R。足を使って戦うボクサー型の安宅に対し、隙を見ては距離を詰めていく馬野。安宅が手数で主導権を確保するも、馬野も右フックをクリーンヒットさせる場面も。 2R。馬野はインターバルで指示を受けたのか、ワン・ツー主体の正…

第5試合・Sライト級4回戦/○高瀬浩幸[江坂](判定3−0)古田勲[進光]●

両者の戦績は、高瀬1勝、古田2敗。高瀬は4/8にデビュー戦を判定勝ちしての2戦目。古田はデビュー以来、学生アマチュア出身選手と今年度新人王戦ウェルター級決勝進出者の細川貴之と当てられるなど相手運に恵まれていない。 1R。近めの中間距離で、いか…

第4試合・フェザー級4回戦/●板倉康友[ハラダ](判定0−3)楠章二郎[新日本大阪]○

両者の戦績は、板倉1勝(1KO)1敗1分、楠2敗3分。板倉は昨年度の新人王戦に出場するも、佐藤通也*1に2RTKO負け。今回はそれ以来の復帰戦。 1R。楠はスピードは平凡も、足を使ってジャブ、ワン・ツーを打っていってペースを握る。一方の板倉は強打…

第3試合・フライ級(50kg)契約ウェイト4回戦/○小林歩[明石](3R0分34秒KO)河本幸也[大鵬]●

小林はこれがデビュー戦、河本は1敗の戦績。 1R。小林はガードにダッキングにと、デビュー戦……というか4回戦とは思えぬディフェンス技術を見せる。ただ、攻撃にまで(文字通り)手が回らず専守防衛気味。何とか繰り出すフック中心のパンチも粗い。一方の…

第2試合・ウェルター級4回戦/●石橋正和[六島](判定0−3)神野正寿[大阪帝拳]○

石橋は5/19にデビュー戦を戦って1敗、神野はこれがデビュー戦。 1R。両者とも、この階級にありがちなスピード感に欠けるファイター型。モッサリとしたショートのフック、アッパーを打ち合う。石橋はガードが緩く、神野もガードが下がり気味で、クリーン…

第1試合・Sフライ級4回戦/○川口裕[エディ](1R2分27秒KO)難波拓人[明石]●

川口1勝(1KO)1敗、難波は1勝(1KO)2敗の戦績。 川口は5/15に初勝利をTKOで飾って(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050515#p9)以来の3戦目。難波は昨年10月の2戦目で1勝4敗の選手に秒殺KO勝ちするも、今年4/24には新人王戦1回戦で優勝候補筆頭だっ…

ハラダジム主催興行「WARS」 上原誠VSガマリエル・ディアス他

久々の大阪府立体育館第2競技場。西側5列目より観戦。 立見3000円のチケットを相当数用意したようで、座席には空席(と立見客の居座り)が目立つも、その周りには2列3列の観戦者がグルリと包囲するといった客の入り。 この手の興行ではいつもそうだが、…

更新報告

7/18の観戦記を完全版で一気に更新。 ボクシング界のリトル・ボブサップこと亀田のOPBFタイトル戦についても色々書きたいんですが、今日はしんどいからパス。

興行全体の総括

色々あったが、メインイベントが最高だったので救われた興行。自分が観た中では、久々に生観戦したこと自体が自慢の種になる試合だった。 なお、この日は試合会場の近くで花火大会が開催され、試合終了時は最寄の朝潮橋駅の改札口が閉鎖。その煽りを食って、…

第7試合・WBC世界Sフライ級タイトルマッチ12回戦/●《王者》川嶋勝重[大橋](判定0−3)徳山昌守[金沢]《挑戦者・同級4位》○

いよいよメインイベント。両者の詳しいプロフィールは説明不要だろう。これが3回目の防衛戦となる川嶋は、ここまで28勝(18KO)3敗の戦績。初防衛戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20040920#p1)、2度目の防衛戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050103#p…

インターミッション

なんとここで「試合が早く終わり過ぎたので1時間休憩を頂きます」という信じられないアナウンスが。おいおい、そういう時のために準備しておくのが予備カードじゃないのかと。本当にこの日は最悪な事態が多過ぎる。興行として完全に赤点だ。

第6試合・東洋太平洋ミドル級暫定王座決定戦12回戦/●《OPBFミドル級2位》李勁勲[韓国](3R2分36秒KO)荒木慶大[泉北]《同級6位》○

セミファイナルは、2週間前になって現OPBF王者サキオ・ビカが負傷。急遽OPBFランカーを招聘しての緊急措置的な暫定王座決定戦となった。現在のOPBFミドル級1位は先日日本王座から転落したばかりの鈴木悟で、これは当然出場不可。そのため、同…

第5試合・Sフライ級4回戦/△名越光紀[新日本大阪](判定0−1)加藤心和[金沢]△

時間調整のための予備カード……って、調整するほど早仕舞いになった試合が見当たらないのだが。どうやら全試合フルラウンドの判定勝負を前提にタイムテーブルを組んでいた模様……って、それおかしいだろ。しかもそれで予備カードが1試合だけって何考えて構成…

第4試合・バンタム級10回戦/○マルコム・ツニャカオ[比国](7R1分10秒TKO)日高良市[塚原京都]●

第4試合に、いきなりのビッグネーム登場。ツニャカオは前WBCフライ級世界王者。セレス小林相手に1度ドロー防衛を果たすも、01年に現王者ポンサクレックに1RKO負けを喫して失冠。その後Sフライ級に転級して03年にはWBCインター王座も獲得(防衛…

第3試合・フェザー級10回戦/●ワンヒン・チュワタナ[タイ国](判定0−3)光山健[金沢]○

ワンヒンは4勝(1KO)6敗1分の戦績で、タイ国フェザー級8位。過去3回(3敗)の来日では雄二ゴメスとの対戦経験もある。対する光山はB級デビュー以来3勝(2KO)1敗の戦績。昨秋に喫した唯一の敗戦は、日本ランカー・上原誠に5RKO負けしたもの。 1R…

第2試合・フライ級8回戦/●ナムチャイ・タクシンイーサン[タイ国](判定0−3)大洞達馬[金沢]○

第2試合からいきなりA級戦。短期間でB級を突破した大洞が、タイ国ランカーを迎えて初の8回戦を戦う。 ナムチャイはタイのミニマム級元王者で現在1位。戦績は11勝(2KO)14敗。これが5回目の来日(過去の来日成績4戦4敗)で、最近では高山勝成、鈴木誠…

第1試合・フェザー級4回戦/●近藤信彦[大阪帝拳](3R1分42秒TKO)内村翔也[金沢]○

オープニングマッチは4回戦のオープン戦。普段は結構人の多い小会場で試合やってる彼らにとって、殆ど客が入ってない大会場ってのはやり辛いだろうなあ。 近藤は今年5/22のデビュー戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050522#p4)で1-0ドロー。早いインタ…

WBC世界Sフライ級タイトルマッチ&OPBFミドル級暫定王座決定戦他

大阪市中央体育館北側より観戦。 ボクシング界が誇るキラーコンテンツである川嶋×徳山戦が組まれたにも関わらず、客入りは大相撲名古屋場所の平日を思わせるような閑散としたもの。VIP席と1階席のリングサイドAはセミに入って何とか埋まったものの、そ…

3日連続の更新終了

6/5の第2部、観戦記更新完了です。まだ7/9分の正規版観戦記更新が残ってますが、他にも色々やらないといけない事がありますので、これで1週間ぐらい放置する事にします。 次回更新は、恐らく7/18(川嶋×徳山戦他)の簡易版観戦記から。ただ、2階席からの…

連日の更新報告

6/5昼夜興行・第1部の観戦記更新しました。明日には第2部も終わるかな、といった感じ。 それにしても亀田興毅の次の試合は突然のOPBF王座戦になるかも──とか。いわゆる穴王者*1が相手だから……という事なんだろうけれども、タイトル持った時のタイ人は…

更新報告

7/9のIMP昼夜興行、とりあえず簡易版観戦記を全試合アップしました。22試合もあったんで、これだけで1日仕事でした……。 この後は先に6/5分の観戦記をアップします。7/9の詳細観戦記はその後になります。 ところで、7/18のセミに予定されていたサキオ・ビ…

興行全体の総括

「とにかく疲れた」の一言に尽きますね(笑)。ほぼ5時間ぶっ通しのロングラン興行、こういうのは年に1回くらいでお願いしたいです。 個人的に印象に残ったのは、森島×奈須戦、越崎×大崎戦、金丸×中川戦、坂本×太田戦の4試合。特に奈須選手は是非とも全日…

第2部第10試合・ミドル級4回戦/○辻保裕[六島](判定3−0)金崎俊行[大阪帝拳]●

最終試合はミドル級の準決勝。1回戦シード、ここまで1勝(1KO)の辻はハッピ姿の応援団を大挙引き連れていて、試合前から会場はエラい騒ぎ。昨年の西日本新人王・大橋寛志の家族応援団といい、何故にミドル級の選手には騒がしい身内が付いて回るのか(笑)。…

第2部第9試合・ウェルター級4回戦/●津田修吾[塚原京都](2R0分58秒TKO)好川大智[大阪帝拳]○

ウェルター級準決勝2戦目。津田は1回戦シード、5/1の2回戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050501#p2)では、ガードの甘い相手にワン・ツー主体の攻撃で一方的展開に持ち込みTKO勝利。戦績を2勝(2KO)2敗と五分に戻している。対する好川は1回戦シ…

第2部第8試合・ウェルター級4回戦/●丸野琢哉[守口東郷](判定0−3)細川貴之[六島]○

ここからはウェルター級の準決勝が2試合。丸野は1回戦シード、4/30の2回戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050430#p10)で、その日がデビュー戦の相手に格の差を見せつける完勝。3勝(2KO)2敗の戦績。対する細川は5/1の1回戦(http://d.hatena.ne.jp/…

第2部第7試合・Sライト級4回戦/△坂本将広[森岡](判定0−0、坂本勝者扱い)太田真行[大阪帝拳]▲

昼の部の越崎×大崎戦に続いてSライト級の準決勝2試合目。坂本は4/9の森岡ジム前会長の追悼興行で1回戦を突破しての進出で、昨年末(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041213#p5)にも前年度の準優勝者を破る好ファイトを展開している。戦績は4勝2敗2分…

第2部第6試合・Sフェザー級4回戦/●松本和也[明石](4R1分36秒TKO)日高慎一[尼崎]○

本日3試合目のSフェザー級2回戦。1回戦シードの松本和也は2勝(1KO)6敗の戦績。昨年の新人王戦では、21秒の秒殺KOで1回戦を突破、2回戦では準優勝者の佐藤栄二にKO負けを喫している。対する日高は5/15の1回戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050…

第2部第5試合・Sフェザー級4回戦/●高橋秀鎮[江坂](2R2分36秒KO)中島涼[ハラダ]○

Sフェザー級の2回戦。高橋は5/19の1回戦を突破して、ここまで3勝(1KO)。対する中島は1回戦シードで、戦績は1勝(1KO)1敗。 中島はフック一辺倒。しかしそのハンドスピードはなかなかのもので、4回戦では上位クラスの武器だろう。ただしボクシングその…

第2部第4試合・フェザー級4回戦/△柳井育夫[大鵬](判定1−1、柳井勝者扱い)中川直幸[ハラダ]▲

都合、今日3試合目のフェザー級2回戦。柳井は4/10の1回戦を引き分け勝者扱いで潜り抜け、ここまで1勝(1KO)1分。中川は4/8の1回戦で勝利し、ここまで3勝3敗。 柳井は堅くガードを固めて威力十分のストレート、フックを放ち、中川の緩いガードを突いて…

第2部第3試合・フェザー級4回戦/●森川弘幸[高砂](判定0−3)佐藤通也[大阪帝拳]○

フェザー級の2回戦。4/24の1回戦を勝った森川はここまで2勝1敗。唯一の敗戦は、昨年11月の千里馬興行(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041128#p1)。Sバンタム級で1回戦惜敗した王田尚史のデビュー初勝利を許している。対する佐藤は4/3の1回戦(http…