駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・西日本新人王予選1回戦(西日本ボクシング協会主催)概要&雑感

昼の部は西日本新人王トーナメント予選の集中開催。昨年より10日早い開幕となった今期トーナメントは、新たにミニマム級を加えた12階級計115名によって、各階級1つしかない地区王座が争われる。今年はアゼリア大正での興行が無くなり、IMPホール中心の開催となった。これでいよいよ同ホールは名実とも“西のボクシングの聖地”という感が強くなって来た。この“本拠地移転”によりキャパシティや座席の質など観客にとっての環境は大幅に改善されたわけで、長時間興行の負担も軽減する事になるだろう。まぁだからといって、1日100Rを超えるような昼夜興行を次から次へと設定されても困るわけだが(苦笑)。
さて、この日実施されたのは、エントリー人数が多いSフライ級〜Sフェザー級までの1回戦14試合(他に中止1試合)。欲を言えば高い確率でKO決着が期待出来る重量級も1〜2試合入れて欲しかったが、商業色の薄いイベントだけにこれも止むなしか。
ところでこの日の会場では、パンフレットの他に歴代各階級新人王一覧表も添えられた全階級トーナメント表を無料配布していた。これは地味ながら大変素晴らしいサービスだと思う。知人に誘われて初めて観戦した、という人でも「新人王からの世界王者」欄を見れば、無名の新人ばかりのトーナメント表にも親近感が沸くだろうし、マニア向け資料としても十分事足りるクオリティである。会場のグレードアップがあった上にこのサービス、今期の西日本協会の新人王戦にかける意気込みの強さがよく判った。これであとは試合内容が伴えば言う事が無いのだが……