第１部第６試合・Ｓフライ級４回戦／●西口優太[森岡]（４Ｒ１分05秒ＴＫＯ）ジャッカル川原[井岡]○

西口はデビュー戦、川原は10月にデビュー戦を戦うがドローに終わって勝ち負け無しの１分。
１Ｒ、川原がアグレッシブに出てショート〜クロスレンジで乱打戦に。ジャブ、ストレートを次々とクリーンヒット、有効打として優勢。西口はガードが下がり気味で、打ち終わりに右を当てられて苦しい。
２Ｒ。このラウンドも大乱打戦で幕開け。川原が猛烈な圧力で大攻勢。受身に回った西口も距離が開けば反撃出来るが、戦況は厳しい。川原はラウンド終盤になって流石に攻め疲れで失速するが、それでも逆襲を許さずにポイント確保。
３Ｒ。西口が開始ゴング直後アグレッシブに仕掛けて逆襲狙うが、川原はすぐさま逆襲。左ジャブ、フック、アッパー、右ストレートとラッシュ。明確なヒットには乏しいが、西口は消耗しフラフラ。
４Ｒ。このラウンドも乱打戦。西口は懸命の抵抗も、最後はロープに詰められて敗勢顕著となりストップ。
川原はアグレッシブで猛烈な攻めを見せ、ファイタースタイルに衣替え。欠点の攻防分離傾向を「相手に攻めさせず攻めっ放し」という単純明快な理屈で克服して完勝。ただ、この強攻策が２勝、３勝クラスの選手にどこまで通じるかは未知数。
西口は相手ペースに引きずり込まれる形。圧力をかけられて主導権を見失い、自分のボクシングが出来ないまま終わってしまった。