駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

日曜日の昼夜興行が定番化した西日本ボクシング界だが、この日は特殊なシチュエーション。正午から尼崎インキュベーションセンターで西日本新人王予選の集中開催が行われ、そして午後5時からは大阪府立体育館第二競技場で井岡ジム主催興行が開催されるという、府県を跨いだ変則的な二部構成となった。この全16試合計82Rを全て生で観戦した“拳キチ”は筆者の他に何人いただろうか(笑)。
以前にも同じ日に二箇所で興行がバッティングしたケースがあったが、今回はあらかじめハシゴが可能なタイムテーブルが設定されていたようだ。これは今年の西日本新人王戦の幹事役が井岡ジムの山口圭二氏である事も関係しているのだろうし、一部の試合役員が両興行で仕事をこなしていたのを考えると、JBCを介しての調整が行われたのかも知れない。とはいえ、これはかなりの強行軍である事には間違いなく、ファンサービスの観点から考えても好ましい措置とは言えない。今後は会場を押さえる前の段階で日程を1日ずらすか、同一会場での昼夜興行にするか、無理の無い形に調整してもらいたいものだ。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。