駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行概要&雑感

今年度の新人王戦線は早くも佳境を迎えた。今年は地区対抗戦のスケジュールが詰まっている上、エントリー人数が少ないことも影響して、通常より2週間ほど前倒しの日程で西日本新人王戦決勝が行われる。全12階級のうち、ミドル級が前日の時点で選手棄権による試合中止が確定し、実際に行われるのは11試合。それでも計50Rだから、1回の興行としてはかなりの長丁場になる。
今期は全体的に層の薄さが目に付くが、それでもハードパンチャーが豊作で、上手くいけば全日本決勝まで望みが繋げられる好素材が粒揃いである。この後は福岡→名古屋の敵地連戦となるが、アクシデントや金星献上無く、1人でも多くの逸材が後楽園ホールのキャンバスを踏むことを、そして悲願の優勝旗を箱根の山から西へ持ち込む大活躍を果たしてくれるのを願って止まない。
なお、新人王戦は地区決勝以降は出場選手が両方ともB級の資格を持つ場合、5回戦で行われる。但し、2ノックダウンで自動的KOとなる特例ルールが適用される。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。