駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-07-14から1日間の記事一覧

興行全体の総括

さすがオールA級、試合内容の充実度は目の肥えたマニアでも納得も得心もいく充実したものになった。接戦もあれば豪快なKO決着もあり、バリエーションに富んだ結末を味わえたのにも満足感を味わえた。やや期待外れのパフォーマンスに終わった選手もいたが…

第6試合・OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ12回戦/●《王者》丸元大成[Gツダ](6R2分12秒TKO)レブ・サンティリャン[比国/石神井スポーツ]《挑戦者・同級1位》○

メインイベントは東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ。地元の王者・丸元にとっては2度目の防衛戦となると同時に、かつて挑戦者として戦い敗れた相手との雪辱戦となる。 王者・丸元は20勝(9KO)7敗1分の戦績。99年にデビュー。01年、2度目の挑戦となっ…

第5試合・フェザー級10回戦/○小路尚也[Gツダ](判定2−1)山本敏充[江坂]●

セミファイナルは、これまたマニア好みのする渋いカード。春の東京遠征で一皮剥けた所を披露した小路と、昨年度西軍代表で先日の再起戦を1RKOで圧勝した山本。まさに勢いに乗った両者の対戦である。 小路は8勝(3KO)4敗1分の戦績。02年にいきなりの東…

第4試合・バンタム級8回戦/○松元雄大[Gツダ](判定2−1)橋詰知明[井岡]●

セミ前は昨年度の西日本新人王対決。ホーム側が階級を上げて西日本決勝MVPと対戦する、という辺りがいかにも“ホンマモン”路線な一戦。 松元は5勝(1KO)3敗2分の戦績。04年にデビューし、新人王戦は05年度に初戦敗退したものの、06年度は現在A級で活躍…

第3試合・ライト級8回戦/●闘将青木誠[Gツダ](2R1分07秒TKO)ジャガー哲也[倉敷守安]○

闘将青木誠は6勝(3KO)6敗2分の戦績。02年にデビューし、4回戦時代は新人王戦で2年連続初戦敗退、B級昇格に8戦を要するなど長い足踏みを強いられるが、敗れた相手は現役日本ランカーを含むA級選手ばかりであった。その後、6回戦は3戦でクリアして順…

第2試合・Sフェザー級8回戦/●岩下幸右[Gツダ](判定1−2)佐梁孝志[明石]○

岩下は6勝(3KO)6敗1分の戦績。デビューは04年。4回戦時代から勝率五分前後を右往左往する状況が続いているが、キャリア序盤に敗れた相手には日高慎一[尼崎]、武本康樹[千里馬神戸]などの名前も。06年にB級昇格を果たすが、その後もアウェイ中心の不利な…

第1試合・Lフライ級8回戦/●松本博志[角海老宝石](6R2分17秒負傷判定判定0−2)金光佑治[六島]○

松本は16勝(8KO)6敗4分の成績で、現在日本ミニマム級9位。九州の小倉高橋ジムから95年デビュー。新人王戦にはエントリーせず裏街道を歩むも、3年間で8勝1敗3分の高勝率をマークし、99年には日本ミニマム級王座決定戦に出場(中島浩[ワタナベ]に判定負…

Gorillas★★★ゴリラーズ★★★(Gツダ主催)

妥協を許さぬハードなマッチメイクを売りにした“HonmamoN(ホンマモン)”ブランドがすっかり定着したグリーンツツダジムだが、今回は“ゴリラーズ”なる新ブランドでの興行となった。これは戦いに臨む選手たちのイカつい顔をゴリラのそれに譬えてネーミングさ…