駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-11-02から1日間の記事一覧

興行全体の総括

前座の4回戦はKOラッシュに始まり、会場を沸かせる大打撃戦で盛り上がったが、セミ・メインは共にホスト役の選手が地力に差の有る相手にフルラウンド粘りこまれ、完勝ながらも消化不良気味の内容に終わってしまった。大沢にしろ、帝里にしろ、現状の地位…

第8試合・ライト級10回戦/○大沢宏晋[大星](判定3−0)佐梁孝志[明石]●

大沢は13勝(7KO)2敗3分で、現在は日本ライト級9位。04年デビュー、1勝無敗2分の戦績で臨んだ05年の新人王戦でライト級西日本新人王となるが、西軍代表戦では決定的な被弾の無いままスタミナ切れで力尽きる敗戦でリタイヤ。荒削りな所もあるファイター型…

第7試合・バンタム級6回戦/○帝里木下[千里馬神戸](判定3−0)二村英二[とよはし櫻]●

両者戦績はサウスポーの帝里が3勝(0KO)無敗、二村3勝(1KO)3敗2分。帝里は前回9月から6回戦での試合。中日本新人王の経歴もある花木章年[大一スペースK]を降している。二村は9月に2年半振りの試合を勝利して、これがB級昇格緒戦。 1R。帝里のスピ…

第6試合・フェザー級4回戦/●多谷友宏[大星](判定0−2)王田尚史[千里馬神戸]○

両者戦績は多谷2勝(2KO)3敗でサウスポー、王田1勝(0KO)5敗1分。両者共に6/22の新人王予選で敗れて以来の再起戦。 1R。多谷がアグレッシブに仕掛けるが、右はオープンブローで決め手今一つ。王田は大振り中心に、空振りも目立つが右フックが上下に当た…

第5試合・Sバンタム級4回戦/●橋本毅[明石](1R1分51秒KO)松本翔[陽光アダチ]○

両者戦績は橋本が未勝利1敗、松本も未勝利1敗。橋本は今年3月のデビュー戦で、松本は8月のデビュー戦を飾れず、共にこの試合で初勝利を目指す。 1R。松本はデビュー戦のトリッキーな動きが減って、真向勝負の強打スタイルに。主導権を奪ってマイペース…

第4試合・バンタム級4回戦/○恒岡朗[大星](1R2分32秒TKO)高尾俊介[JM加古川]●

戦績は恒岡1勝(1KO)無敗、高尾はデビュー戦。恒岡は7月にプロ緒戦を飾ってこれが2戦目。 1R。恒岡が追い足使いながら右ストレート中心の精度ある攻めで圧倒。高尾は頭の位置が変わらず、ガードも低い。その上、勢いに圧されて下がりっぱなしでは為す術…

第3試合・Sフライ級4回戦/●稲村吉紀[ホワイトフォックス](2R2分22秒TKO)松井大輝[尼崎]○

稲村1勝(1KO)1敗の戦績、松井はデビュー戦。稲村は6月に敗れて以来の再起戦。 1R。稲村は強引に圧力かけてフック、ストレートも乱雑。松井は受身になりつつもフックで迎撃して有効打稼ぐ。どうにもやり辛そうな印象を与える動き方は微妙だが…… 2R。同…

第2試合・Sフライ級契約ウェイト(52.0kg)4回戦/●田中秀和[タイガ](判定0−3)北村忠靖[陽光アダチ]○

両者判定はサウスポーの田中が1勝(1KO)3敗、北村1勝(1KO)1敗2分。田中は06年12月以来の復帰。北村は5月にプロ初勝利を挙げて以来の試合となる。 1R。北村は強引に圧力、手数。クロスレンジでの試合となるが、田中が非力ながらも迎撃してヒット数でリ…

第1試合・フライ級4回戦/●霜尾順也[塚原京都](1R終了TKO)樋口裕二郎[オール]○

両者戦績は霜尾3勝(3KO)2敗、樋口2勝(0KO)1敗1分。共に新人王戦ベスト4敗退以来の再起戦。霜尾はトーナメントから1階級上げている。 1R。霜尾は圧力かけつつジャブ起点に強打狙い。樋口は細かくダッキングして捌き、ジャブ、ワン・ツー中心にヒット…

11月の3連休は日・月と興行が2つ。文化の日に拳闘を観戦するのも乙なものか(笑)。 まず初日となるこの日は、阿倍野区民ホールを会場にした若手中心の興行。昼に陽光アダチジム主催の「青春オヤジファイト」を開催し、設備等をそのままにして完全入替制で…