駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・西日本新人王予選「拳王への道」概要&雑感

初日の昼興行はオール4回戦全9試合。第1〜3試合はルーキーのデビュー戦で、それ以降は新人王予選の1回戦。とはいえ、個人的には変な8回戦・10回戦を組まれるよりも、こっちの方が全試合真剣勝負なので観てて清々しい。
さてこの興行、駒木が試合開始直前に当日券売場に滑り込んで5000円のB指定席券を所望すると、窓口のオカアさん、余りチケットを吟味してくれた上でなんと南側最前列中央付近のチケットを差し出してくれた。ホール奥の舞台の上、リングと同じ高さの絶好位置。普通なら来賓の招待席になるような超特等席である。チケットの額面は1万円だが、余らせるくらいなら…と、配慮してくれたようだ。正拳ジムさんに感謝。
客入りは4〜5分程度。アゼリア大正なら超満員だろうという感じの入り。

試合開始直前には、リングアナから「選手の健康を第一に考え、レフェリーは早めのストップを行います」とのアナウンスが。後楽園ホールで観戦した時はいつも同様のアナウンスが流れるが、西日本地区では殆ど記憶がない。どうやら田中聖二選手のリング禍を機に、コミッションも色々と考え始めているらしい。事実、この日も翌日も随分と早めの、アマチュアの試合並のタイミングで止められた試合も少なくなかった。
ただ、ボクサーの体の「保護」は大事だが、「過保護」になっては如何なものだろうかとも思う。プロにとっての1敗は、アマのそれとは比にならない位重たいものであるのだから。……まぁこれについては、また別の機会で意見を述べることにしよう。