駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

一夜明けて

テレビ中継されたり、新聞報道されたりこともあって、色々なブログでも亀田興毅の試合についての記述があちこちで見られますが、駒木以上のボクシングファンから一見に近い素人さんも含めた意見を総合すると

「噛ませばかり倒して得意気でカッコ悪!」

……といったところ(笑)。さすが知性溢れるブロガーの皆さんと言うか、やっぱりここまでやるとバレなくていい人にまでバレるよな、といった感じ。おまけに、boxrecのデータまで素人さんに漏れ始めて、「亀田の対戦相手って全敗のボクサーばっかじゃん」というちょっとしたデマ*1まで流れつつある始末。これひょっとして、亀田の人気を稼ぐには逆効果じゃねえのかと(笑)。
ただ何と言うか、ここまでナメたマッチメイクばっかり続くと、さすがに亀田が少し可哀想にもなって来ますね。
昨年12月の亀田第5戦の観戦記(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20041213#p8)でも述べたように、最低でもランカー予備軍の8回戦くらいの実力はあるし、今の日本9位というランクだって全くの見当外れでもないわけです*2。これほどまで馬鹿馬鹿しい売り出し方さえしていなければ、ボクシング業界内のホープの1人として認めてもらえているはず。それがどうしてこうも変な方向へ逸れてしまって戻ってこなくなったのか……。まぁ、その理由の最たるものが亀田一家の迷パフォーマンスにあるのだから、同情の余地も殆ど無かったりするのだけれども。

*1:boxrecのデータは結構不完全で、タイで行われた無名ボクサー同士の試合結果とかは大抵漏れる。噛ませ犬選手もタイじゃキチンと勝ち負け出来るくらいは強い。まぁ日本じゃ“噛ませモード”に入って全敗クラスの弱さになるのは間違いないがw

*2:もちろん正当な実績を経てゲットしたランキングではないけれども、ランク入りの経緯が胡散臭い下位ランカーは他の階級にも相当いる。誰とは言わんけど