駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第10試合・フェザー級10回戦/○上原誠[ハラダ](3R1分23秒KO)星山善貴[エディ]●

1〜2Rは星山が果敢に踏み込んで多彩なパンチでヒットを重ね、上原の攻勢には老獪なクリンチワークで対処し、冷静なポイントアウト作戦を実行。上原はハンドスピードには魅力感じるが、相手のパンチに対する反応が遅く、スピード面もランカーにしては今ひとつ。これは今後の展開を考えると大きな懸念材料だ。
ところが3R、ペースを己に引き寄せようとした上原が強引に攻勢に出て、フラッシュ気味のダウンを奪うと、ここで勝負の流れが一気に変わる。ポイント上の劣勢を意識した星山が真向勝負に応じると、今度はハンドスピードとパワーで勝る上原が圧倒的優勢に立ち、わずか1分足らずで2回のダウンを追加。3ノックダウンでKO決着となった。