駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-12-09から1日間の記事一覧

興行全体の総括

久田&中島の低調な試合振りには少々ガッカリ。というか、生で見ていなければ、にわかに信じられない内容と結果だっただけに、逆の意味で「見に来て良かった」と思える試合になってしまった。上原は、形としてはランカーと並クラスの8回戦選手との地力の差…

第10試合・フェザー級10回戦/○上原誠[ハラダ](3R1分23秒KO)星山善貴[エディ]●

1〜2Rは星山が果敢に踏み込んで多彩なパンチでヒットを重ね、上原の攻勢には老獪なクリンチワークで対処し、冷静なポイントアウト作戦を実行。上原はハンドスピードには魅力感じるが、相手のパンチに対する反応が遅く、スピード面もランカーにしては今ひ…

第9試合・バンタム級4回戦/○馬野晃[ハラダ](2R1分08秒TKO)水上太介[オール]●

第8試合・Sフェザー級4回戦/●中島涼[ハラダ](1R1分24秒TKO)岩下幸右[Gツダ]○

中島は速い左のフック気味のジャブを放って先手を狙うが、岩下はこれに全く臆せず逆にジャブから右ストレートで攻勢。中島はデトロイト気味に構える左ガードの低さを突かれ、挙句に得意の左フックを右クロスカウンターで合わされて再三クリーンヒットを被弾…

第7試合・フェザー級4回戦/○山本敏充[江坂](3R0分24秒TKO)福島芳裕[大阪帝拳]●

第6試合・フライ級4回戦/○久田哲也[ハラダ](判定2−0)森島健司[SFマキ]●

期待の久田だが、この日は大振りが目立ち、圧力をかけて手数を繰り出すものの不発ばかり。新人王準決勝のVS奈須戦で見せつけた持ち前のコンビネーションは影を潜めたままだった。これに対し、森島は巧くアウトボックスに持ち込んで、ヒット数で互角以上に持…

第5試合・フェザー級4回戦/●兵頭健一[大星モリガキ](4R1分17秒TKO)白井康太[尼崎]○

第4試合・Sフェザー級契約ウェイト(58kg)4回戦/○平尾彰敏[ハラダ](判定3−0)金沢秀治[アポロ]●

公式判定は3者とも39-37で平尾。駒木の採点は38-38イーブン。

第3試合・フライ級4回戦/○清水祐司[正拳](判定3−0)池田寛[レンゴー]●

公式判定は3者とも39-37で清水を支持。駒木の採点は39-37で池田の方を優勢と見た。この日の採点は手数や細かいヒットよりも強引なジェネラルシップを重視し過ぎる傾向があり、この後の判定結果もこれに影響されていった。

第2試合・Sバンタム級4回戦/○小倉宏太[ハラダ](判定3−0)土田浩亮[ヨシヤマ]●

公式判定は40-36、40-36、39-37の3−0で小倉。駒木の採点も40-36で小倉優勢。

第1試合・Sウェルター級契約ウェイト(68kg)4回戦/●津田修吾[塚原京都](2R1分20秒TKO)丸野琢哉[守口東郷]○

Fighting beat Boxing(ハラダジム主催興行)

最近では珍しい、平日夜の大阪府立第2競技場での興行。メインは、7/29のハラダジム興行(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050729)で世界ランカーに敗れたジムの大将格・上原誠の再起戦だが、ボクシングマニアにとっては、今年度の新人王戦線を盛り上げ、ま…