駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・Lフライ級8回戦/○池原繁尊[横浜光](判定3−0)橘悟朗[エディ]●

西日本から遠征の橘が、前年度Lフライ級全日本新人王で日本同級6位の池原に挑む…という図式のランキング争奪戦。
橘は1Rから得意のジャブを絶え間なく繰り出す手数攻め。池原がガードを固めるのも構わず、膨大な数のパンチを浴びせていって、守備の隙間から細かくヒットを奪っていく。ただし相変わらずパワーが根本的に不足しているパンチで、ダメージは殆ど与えられない。池原も2R以降、右フック、アッパーや左のトリプルなど強い連打で印象的な場面を作って反撃し、橘のポイントアウトを許さない。
後半に入ると、池原は手数でも肉薄し、明らかなパワーの差で優勢を築いていく。右フック、左アッパーが再三有効打、クリーンヒットとなって、採点でも確実にリード。橘も最後まで戦意衰えず健闘したが、ダメージと印象度の差は如何ともし難かった。
公式採点は79-74、79-74、78-75の3−0で池原。駒木の採点でも78-75で池原優勢。