駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-12-17から1日間の記事一覧

興行全体の総括

前座がオール判定、セミとメインがいずれも2Rで終了という、ある意味本末転倒な興行になってしまったが(笑)、その不満も木村のキラーショットの前に吹き飛んだ。西日本では恐らく今後も生で観られないであろう日本王者の真骨頂を目の当たりにして満足の…

第8試合・日本Sライト級タイトルマッチ10回戦/○《王者》木村登勇[横浜光](2R2分25秒KO)松宮一之[新日本徳山]《挑戦者・同級1位》●

独特のファイトスタイルと“日本以上世界未満”の実力が、首都圏のマニア筋では賛否両論という木村の5度目の防衛戦。戦績はここまで26勝(11KO)5敗2分。WBCで14位、OPBFでは1位にランキングされている。 対する指名挑戦者でOPBF10位にも名を連ねる松宮は、…

第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.5kg)8回戦/○石井一太郎[横浜光](2R1分15秒KO)チャクラペット・トーティワノン[タイ国]●

日本ライト級2位の石井が、国内ライト級9位のタイ人を迎えた調整戦。 噛ませモード気味のチャクラペットに対し、石井は1Rからロープに詰めて右ストレート、左ボディで地道に有効打を奪う。そして2R、淡々と左ボディを打ち込んでチャクラペットの戦意を…

第6試合・Sライト級8回戦/○速見美成[帝拳](判定3−0)森田陽久[新日本仙台]●

速見が戦績(18勝3KO)相応の慎重でディフェンシブなファイトで試合を通じて森田を翻弄し、大差のポイントアウト勝ち。森田はA級の選手にしては攻めが粗い印象。 公式判定は80-73、79-74、79-75の3−0で速見。駒木の採点も80-74で速見優勢。

第5試合・Lフライ級8回戦/○池原繁尊[横浜光](判定3−0)橘悟朗[エディ]●

西日本から遠征の橘が、前年度Lフライ級全日本新人王で日本同級6位の池原に挑む…という図式のランキング争奪戦。 橘は1Rから得意のジャブを絶え間なく繰り出す手数攻め。池原がガードを固めるのも構わず、膨大な数のパンチを浴びせていって、守備の隙間…

第4試合・バンタム級契約ウェイト(52.6kg)4回戦/○赤穂亮[横浜光](判定2−1)トップネーション大原[川島]●

公式判定は39-38、39-38(以上、赤穂支持)、38-37(大原支持)のスプリットながら赤穂の勝ち。駒木の採点は39-39でイーブン。

第3試合・ライト級4回戦/●松岡修平[セレス小林](判定0−3)武田浩佑[協栄]○

公式判定は40-35、39-35、39-35の3−0で武田。駒木の採点も39-35で武田優勢。

第2試合・Sフェザー級4回戦/●林洋介[帝拳](判定1−2)島田誠[角海老宝石]○

公式判定は39-37、39-38(以上、島田支持)39-38(林支持)の2−1で島田。駒木の採点は40-37で島田優勢。

第1試合・ライト級契約ウェイト(60.8kg)4回戦/△谷口浩嗣[横浜光](判定1−1)西山純也[全日本パブリック]△

公式判定は39-38(谷口支持)、39-38(西山支持)38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は38-38イーブン。

第366回ダイナミックグローブ(日本Sライト級王座戦他)

少し早めの冬期休暇を利用しての東京密航。18日の全日本新人王戦を基準に1泊3日(夜行利用)の日程で、この17日か19日(坂田復帰戦)のどちらを観戦するか迷った挙句、18日深夜東京発のこの日程に。 さて、後楽園ホールの入りは南側座席の上部を中心に1/5…